Montsclapade 1990 Girolamo Dorigo
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モンスクラパデ 1990 ジローラモ・ドリゴ
《イタリア/フリウリ/赤/カベルネソーヴィニョン、メルロ、カベルネフラン/フルボディ》
1966年にフリウリはブットーリオの地で産声を上げたのがこのジローラモ・ドリゴ。醸造所に隣接したロンク・ディ・ユーリの葡萄園が始まりですが、ふたつめの葡萄園として購入したのがこのモスクラパデ。現在はジローロモの息子であるアレッシオがエノロゴとしても活躍していますが、その昔はドナート・ラナティやロベルト・チプレッソがエノロゴを勤めていた歴史があります。
国際品種の導入は早く、それらを混醸したこのモンスクラパデで成功した生産者でもあります(公式サイトのURLがmontsclapade.comですしね)。もちろん、伝統品種を守り復興させる努力もしており、ピニョーロやレフォスコ、タッツェレンゲなどの品種からもワインを醸しています。さて、ドリゴの国際品種からなるフラッグシップは伝統的にカベルネソーヴィニョン、メルロ、カベルネフランの混醸となります。
さて‥状態は楕円形のラベルには擦れ、汚れ、小穴、染みがございますが気にしない、気にしない。現行ラベルはMontsclapadeの文字が紫ですが、この頃はビンテージが紫なんですね。ラベルは汚れも目立ちますが(白地なのでなおさら)、金色のキャップシールも問題なく、全てのボトルでくるくると回りますし、液面も経年相応で液漏れはないはずです。しっかりとしたボルドー型ボトルで、底の凹みも深い。液色はライトに翳すと透ける透明度がありますが、しっかりと深みある赤ですね。底の凹みを確認しますと経年相応の澱が出ておりますが比較的大きな塊が幾つか‥という感じ。動くものもあれば、動かない澱もあります。澱の回りがオーラ的にモヤりますがしっかりと沈めてゆっくりとサーブすれば最後の一杯以外は透明度ある液体を楽しめるはずです。状態は問題ないですね。ちなみに、表記のアルコール度数は13度で1991年と同じ。VdT表記となります。
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