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Percarlo 1995 San Giusto a Rentennano

トスカーナ州の赤 > San Giusto a Rentennano

	更新履歴 2013/02/22 販売価格 13,800円(税込) 在庫数 SOLD OUT
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ペルカルロ 1995 サン・ジュスト・ア・レンテンナーノ
《イタリア／トスカーナ／サンジョベーゼ／赤／フルボディ》


さて‥状態は、ペルカルロのバックビンテージは白地のラベルがその文字やキャップシールの赤などで汚れたり、擦れ汚れも目立つのですが思った以上にキレイな状態。小穴があるボトルもありますが、気にしない、気にしない。キャップシールも全体的には良い状態ですが、一部打ちキズのあるボトルもないわけではないが気にしない、気にしない。この頃はまだVdT（Vino da Tovola）の表記で、生産本数は12,504本の表記です。すべてのボトルのキャップシールはくるくると回り、液面も経年相応、液漏れはないと思われます。液色はさすがに深く暗い赤ですが透明度のある液質ですね。底の凹みには澱が確認できますが、塊になっており動きもしませんし濁りもせず‥状態はいいですよ。

1995年のペルカルロを飲むのは‥実に4年振りです。コルクは5.5cm‥お尻から0.8cmほど染みてるのみでコルクの状態も良い。グラスはヴィノムのボルドー型。やや温度が低いのだが‥確かにペルカルロらしい（近年、最近経験していない）"閉じの美学"ともとれる大人しい香りの開き‥そう、決して閉じではなく"開き"が慎ましやかなのだ。熟成香は軽やかで線は細い‥まだセクシャル・バイオレット‥なスミレもあるが、枯れてきたそれも感じる。

口に含むと婚前一体‥もとい、渾然一体となった素晴らしいバランス。細く、タイトに感じるかもしれないが一直線で迷いがない。アルコールも馴染んでいて、ミネラルの輪郭がポニョ。旨味も上品で酸味、渋味はキメ細やかのひとこと‥。もう少しの時間と、温度を上げれば香りも味も、もう少しは開くはず。

それにしても‥現行（2008年として‥）との差13年か‥まだ若さすら感じるかもしれない。いやぁ旨い。ほんとに旨い‥。その大人しさは誇張ではなく真のエレガンスなのかもしれない。それにしても状態がいい。

二日目もヴィノムのボルドー型。グラスに注いだ途端から‥素晴らしいスミレの香りが広がります。熟れた果実とともにあがるスミレはとてもエレガントであっさりとした甘い香りも感じますね。ミネラル香とブラックチェリー‥。口に含みますと、さす
がの二日目らしいまとまりと、旨味がなめらか‥やっぱ状態めちゃくちゃイイ！初日よりも香味は開いていますね‥もちろんオッピロゲな開き方ではなく、あくまでも慎ましやかではあるが‥。適度な酸味を感じる果実‥余韻も含め終始スミレの香りがスーっと続く。この頃はもう少しキャンティ・クラッシコ（・リゼルヴァ）に近いスタイルかな‥バリックでの熟成ではあったかもしれないが、樽香は控えめにも感じる。

オカンの差し入れ‥

まさかの若竹の炊いたん（withワカメ）。若竹の炊いたんの場合は、もちろん昆布出汁ベースではあるが、鰹節の華やかな香りを添えてある。その出汁の旨味とペルカルロの旨味がシンクロする。若竹の素人がゆえの若干のエグ味はタンニンやスパイスと。昆布出汁とワカメのヨードっぽさは熟成したニュアンスと‥。

三日目はヴィノムのキャンティ型。遠路遥々訪問された輸入元担当さんに一杯オゴったので最後の一杯だ。グラスからの香りは二日目同等またはそれ以上‥。ボルドー型よりももちろんタイトなグラスなので、結構開いてきてると思う。口に含む‥うううううう旨い‥なんて状態がいいんだろう‥より甘味が出て来ましたがまさかクドさはない‥旨味が甘味で‥酸味はつゆだく‥理想的なサンジョヴェーゼ。