Roero Rosso 2017 Matteo Correggia
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ロエロ・ロッソ 2017 マッテオ・コレッジァ
《イタリア/ピエモンテ/赤/ネッビオーロ/辛口》
ロエロ地方‥アルバから10kmほど北上したカナーレ地区にアジェンダを構えるマッテオ・コレッジアの設立は1935年。当初は様々な果実栽培や畜産業を営んでいました。当時のロエロ地方は、平地部分で栽培されていたこのアルネイス種からなる白ワインの生産が主でしたが、カナーレ地区最西端で、南向きの一枚畑を購入後、ネッビオーロとバルベーラを高密植で植樹し、品質の高いブドウを生産し始めました。
最初は、ロベルト・ヴォエルッツィオや、エリオ・アルターレなどに醸造前のブドウの段階で売り渡していましたが、当時若かったマッテオはロベルト・ヴォエルッツィオや、エリオ・アルターレに可愛がられており、1976年、彼らとともにブルゴーニュに視察に行ったのがきっかけに、1987年からは自社醸造、瓶詰めを始めます。。マッテオはブルゴーニュが「軽さ、エレガンス」と「複雑さ、フィネス」を兼ね備え持つことに驚き、ロエロとの共通点を感じ自信を深めたそうです。その後、エリオ・アルターレなどの助言を得ながらロエロの、マッテオ・コレッジアのスタイルを築き上げてきたのです。
しかし、2001年‥畑での作業中に不慮の事故でマッテオが帰らぬ人となりました。それ以降は婦人であるオルネッラ女史を中心に、マッテオの意思を引き継ぎ、そのスタイルを維持していますが、2012年からはアルバの醸造学校で学んだ息子ジョヴァンニが栽培や醸造に関わることになり、新しくスタートを切ったと言っても過言ではありません。
ランゲ地方とロエロ地方‥いずれの土壌も豊富な石灰分を保有しますが、ランゲは黄土の比率が高くなり、ロエロは灰色土の比率が多くなります。ロエロは東に行くほど表面の砂質が多くなる傾向にあるそうです。特に、マッテオ・コレッジアが位置するカナーレ地区の西端は、石灰岩と砂質が豊富で6層にもなる複雑な地層となり、表土の砂質には大量の貝殻が混じり5cm下には粘土層も存在する…それはマッテオ・コレッジアのワインに個性として表れます。
2012年から醸造にも携わり、父の意志を継ぎながらも自分の‥という息子であるジョヴァンニ・コレッジアの思想が徐々に具現化されており、これまでのマッテオ・コレッジアとはすでに違うスタイルになったようにも思います。ジョヴァンニも樽熟成も用いりますが、バリックから大樽に、樽熟成の期間も短めにしているようです。また最近はアンフォラにも挑戦しているようで、それも果実味を表現するために、樽の風味をあまりつけたくないという思いからかのようです。これまでを否定するのものではありませんが、最近の作品は、非常に果実味がピュアかつクリア。樽香も穏やかで、濃さ推しではない。とても親しみやすく好感の持てるワインに仕上がっています。
マッテオ・コレッジアがリリースする三種類のロエロ・ロッソの中でも一番スタンダードなものがこちら。海抜280mから330mのロエロらしい砂質主体の土壌。ステンレスタンクでの6日から8日間のマセラシオンとアルコール発酵の後、古樽で6ヶ月以上、約10ヶ月の樽熟成を経て瓶詰めされます。輸入元資料には12ヶ月の古バリックとタンクで8ヶ月の記載があります。どちらが正しいのかはわかりません(どちらも更新してないですしね)。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
新デザインのカラフルでポップなラベル。コルクはディアム社製の5cmで安心。グラスはオヴァチュア(あら、久しぶり)。表記のアルコール度数は2016年は14,5度でしたが、この2017年は14度。色調は、透明度のある明るいルビーレッド。ロエロのネッビオーロらしいバラの香りと、チェリーやラズベリーの酸味を連想させる果実香。軽く樽香もありますが、アクセントのひとつ。飲み口は果実味がたっぷりありますね。重さはありませんが、口の中を満たすふくらみ、厚みはそれなりにあります。フルーティーと書くと軽々しいですが、心地よいタンニンがあり、14度のアルコールもとても似合っています。萎縮感なく開いており、今すぐおいしいのも使い勝手がいいですね。すでに旨味も少し感じられ、酸味と相まってジューシーさもありますね。なんか、いいですよね。ランゲ・ネッビオーロよりも果実味も前で、いい意味でカジュアル。お値段だってカジュアルなんだから問題ない。このクラスのイタリアワインは、やっぱりトマト味欲しいですよね。トスカーナのワインではありませんが、トリッパとか(グラタンにしてりして)、アマトリチャーナもいいでしょう。というか、まあ、なんでもいいんじゃないかな。お料理選ばずな使いやすさ、これもヴィーノ・ロッソと呼びたくなりますね。
二日目もオヴァチュアで。香りがほんと開いてますね。飲み口はドが付くミディアムボディで、とても飲みやすい。二日目のまとまりも感じますが、酸味の伸びもいいですね。余韻もしっかりあるのもいいですね。品種は違いますが、飲みやすいキャンティ・クラッシコっぽい酸味の伸びや、いい意味で濃くないのがいいんです。もちろん、密度自体に不足感はなく、ヌケるようなことはありません。酸味とミネラルに張りがありミディアムボディですが、構成もしっかりしていますよ。焼き鳥や、焼きトン、塩でもタレでも、それぐらいカジュアルなお料理とも良さそう。もしくは、肉じゃが(豚肉とちゃうで‥牛肉やで)なんかもありかもしれません。
三日目もオヴァチュアです。バラと渋味を連想させる紅茶の香りがいいですね。しっとりと馴染みながらも、タンニンと酸味のテンポは心地がいい。やっぱりこの価格帯だと、よくわからないランゲ・ネッビオーロよりも、優良生産者のロエロ・ロッソあたりがいいのかなと思ったり、思わなかったり(どっちだよ)。なんかジョヴァンニに時代になって、素直になったよね(マッテオがどーのというわけではない)。濃く作ろう‥という思惑を感じさせないのもいい。すんなりおいしい。
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