Chianti Classico 2019 Querciabella
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キャンティ・クラッシコ 2019 クエルチャベッラ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ/ミディアム》
1972年、アメリカのイタリア系移民だったジュゼッペ・カスティリオーニ氏がグレーヴェ・イン・キャンティ地区に150haの土地を購入。当初2ha程度だったブドウ園も、現在は約75haとなりました。いつの日か故郷のイタリアに戻り、その象徴でもあるワイン造りを‥は、イタリアをルーツに持つ移民の子孫や、イタリア内外で事業を成功させた者達は一様に考えるものなのかもしれません。
1,332本のみ生産された初めてのキャンティ・クラッシコは1974年ビンテージのこと。本格的に稼働したのが1979年からだそうです。1981年には当時VdTのカマルティーナを発表し、ジャコモ・タキスがエノロゴを勤めていました。現在はタキスからグイド・デ・サンティ氏が引き継いでいます。1988年からオーガニックでの栽培を始め、2000年からビオデナミでの栽培となっており、最近のクエルチャベッラはビオデナミ推しとなりますが西野嘉高が毛嫌いするような不潔さは皆無ですのでご安心下さい。
グレーヴェの生産者ではありますが、2006年に購入したラッダやガイオーレにも畑を持ち、地区は異なれどよい畑があれば‥な姿勢のようで、実はこのスンタンダードなキャンティ・クラッシコにはグレーヴェ、ラッダ、ガイオーレの各地区のサンジョヴェーゼが混醸されており、現在は単一品種ですが、複雑さに寄与しています。残念ながら2019年のテクニカル情報がなく2020年と2016年の情報のちゃんぽんです。手摘みで収穫されたブドウは除梗されますが粒を潰すことなく温度管理されたステンレスタンクに移されアルコール発酵とマロラクティック発酵を行います。醸しは約12日間。樽はすべてフランス産で新樽比率10%のバリック(225L)と500L樽の併用で約12ヶ月の樽熟成。兼ねてからクエルチェベッラでは動物的な要素を排除しており「100% Vegan」と記載しています(イマドキですね)。
ジュエームス・サックリング/94点
Plenty of sweet berry and cherry character with hints of stone and fresh mushrooms. Chocolate, too. It’s medium-bodied with a solid core of fruit and a chewy yet refined texture. Flavorful finish. Solid and very integrated.
デキャンター/93点
Bringing together fruit from Greve, Radda and Gaiole, Querciabella’s annata provides a wide-angle panorama of the diverse Chianti Classico zone. The 2019 is a portrait of clarity and depth. It starts discreetly then doles out aromas of cinnamon, mint, incense, liquorice and black raspberry. Sophisticated and polished, the palate unfolds confidently and gracefully. The wood is well-integrated, as are the powdery, suede-like tannins. There's lovely intensity of violet and a brightness to the whole.
ヴィノス/91点(A.G.)
The 2019 Chianti Classico (100% Sangiovese) is laced with the essence of red/purplish berry fruit, spice, cedar and floral notes. Readers will find a classic expression of both the vintage and the house style in this super-appealing mid-weight Classico.
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
すっかりお馴染みのセンスの良いラベルデザインは、パッと見てクエルチャベッラ「らしい」のがいいですね。コルクはなかなかの質の4,5cm。グラスはシュピゲラウのディフィニッションのユニバーサル型、バックラベルにはビオ認証と、ヴィーガンロゴがあります。2015年が13度、2016年が13,5度でしたが、この2019年は14度の表記になります。色調は明るくクリアながら黒が入る赤。ライトなトーストの樽の風味は添えられている感じで果実の香りを邪魔しない。スミレとクエルチャベッラらしいスパイス感、非常に果実香がピュア。熟したチェリーの風味はありますが、度数の高さを香りから伺うことはありません。
口に含みますと、スタンダードなキャンティ・クラッシコらしい程よいミディアムボディで、果実味に行き渡る酸味がとても心地よいですね。飲み口、果実味も健全、ピュアさを感じます。2015年や2016年はもう少し樽のヴァニラを感じてたようですが、この2019年は果実の香味が勝り、ヴァニラな樽香はあまり感じません。なんだか隅から隅まで、ピュアさが際立つおいしいキャンクラ。奇を衒うようなスタイルではないですが、クエルチャベッラらしい忠実さがあります。もう少しアルコールが浮き足立ち甘味が強いかなと思ったんですが、そうではないですね。渋味もありますし、何よりもキャンクラらしい酸味がいい。杯を重ねる度においしいですね。まとまり感、塊感がありますね。時間経過でやわらかさも出ますし、飲みやすさがあります。飲み進むにつれていいですね。スミレは芳香過ぎない華やかさがあり、じんわりとした旨さがあります。
二日目もグラスはシュピゲラウのディフィニッションのユニバーサル型。基本線としてのスミレはばっちり押さえてあるのは当然ながら感心。スパイス混じりの果実香にクエルチャベッラを感じるのも初日同様。初日よりも輪郭からしっとりして艶っぽい。旨甘味も出てきまして、酸味もあるが、そこに苦味も乗っかるジュシーさがとてもおいしい。甘味を適度に感じるのは渋味と少しの苦味(もちろん酸味はあるとして‥)かな。二日目らしいまとまりがあり、とてもおいしい。こういうのグラスで出てきたらオカワリしちゃうそう。ああ、赤い果実味がハッキリとしててとてもわやりやすいおいしさもある。
三日目もグラスはシュピゲラウのディフィニッションのユニバーサル型。スパイス交りのスミレの香りにメリハリ。ギュんと渋くて、キュンとた酸味がある。甘味はあるんだけれども、しっかりとドライでサラっとした渋味がすべらか。まろやかさもあるミディアムボディがとても飲みやすいですね。2019年は14度と少し高めのアルコール度数ですが気になるほどではありませんね。そうそうこれこれ‥と思わせるクエルチャベッラらしいサンジョヴェーゼの表現そのままに、バランス良く不足感のないほど良いミディアムに仕上がっています。
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