Barbera d'Alba La Romalda 2009 Ferdinando Principiano
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バルベーラ・ダルバ・ラ・ロムアルダ 2009 フェルディナンド・プリンチピアーノ
《イタリア/ピエモンテ/赤/バルベーラ/フルボディ》
その昔は最先端のモダン・バローロの生産者でもあったフェルディナンド・プリンチピアーノ。あの全盛期から10数年‥モダン・バローロのカテゴリーにいた生産者達に自我が生まれたとも言え、そのカテゴリーから抜ける者、派生した者、さらに突き詰める者‥それは人それぞれで、誰かを肯定するわけでも、誰かを否定するわけでもない。
フェルディナンド・プリンチピアーノは、2005年にバリックでの使用を中止。短期間での抽出をすることで凝縮した果実を生んだロータリーファーメンターも売却し、そのお金でスロヴェニア産の大樽を購入することになる。
どこかに違和感を感じてたようです。フェルディナンドは30年前のようなバローロ‥繊細で長い余韻を持つ「偉大」と言えるバローロが目標となったそうです。
畑でも除草材などは使うことも止め、SO2も最小限の添加に留める。ただし「自然なアプローチはその為に重要。ただ僕は自然なワインを作りたいわけじゃない。醸造も自然酵母だし、余計なことはしない。SO2も最小限。でも醸造所にカビが生えてはいけないし、埃まみれではいけない。偉大なワインには清潔感が必要。何もしないことは良いことではないんだ」
いいねえ。気に入ったよ。
「現在では茎を取り除くけど、昔の農民は茎ごと発酵させないと発酵がスムーズに進まないと行っていた。その通りだった。」
凝縮感やタンニン量が偉大さではない。若いうちからもフィネスを感じさせ、熟成によりさらに深みを増すようなワインが目標だそうです。
プリンチピアーノが醸すバローロは三種類。ひとつはモンフォルテ・ダルバに所有するラヴェラのクリュ。そして本拠地であるセッラルンガからは若樹からのブドウを使った村名ものと、フラッグシップのなるこのボスカレートのクリュ。
ボスカレートのクリュは、セッラルンガ・ダルバを代表するカッシーナ・フランチャの真下の畑。バローロ・エリアの境界線に位置します。標高は一番低い場所でも320mでカンヌビやブッシアよりも高い。高いところで400mを超えます。
「バローロの境界線がゆえに森と隣接している。よってここには鹿や猪も住んでいてブドウ以外の生態系が存在する。実はこれがブドウにとってもっとも重要なこと。」
石灰比率が高いのも特徴で畑の横から湧く井戸は石灰が白く凝固していた。上部は石灰と砂質が強過ぎて、痩せているため時々鶏糞を巻く事もあるが(鶏ふん!)、基本的には自家製の枝とヴィナッチャ(ブドウの搾りかす)から作られる堆肥のみ。
除草剤を使わなくなった畑では色々な植物が自生します。豆が窒素を与え、行き過ぎれば小麦が窒素を吸収するというバランス。
現在、プリンチピアーノでは二種類のバルベーラ・ダルバを醸しています。ひとつは標高300mを超える1.5haのラウラの畑で栽培される樹齢30年以上のバルベーラで醸されており約10,000本生産されます。
今回ご紹介するのはプリンチピアーノの上級ラインのバルベーラ・ダルバ。同じモンフォルテ・ダルバではありますが、その畑はミニマムは0,7haで、「ピアン・ディ・ロムアルダ」と地元では呼ばれる畑。栽培されるバルベーラは樹齢60m年の古樹の区画で一部は75年を超えるそうです。
非常に凝縮したバルベーラが産出される畑で、その収穫量もブドウ樹一本に対して0.5kg、つまり、ブドウ樹一本で500gってことはほぼ一房の世界ですね。高い樹齢はグリーンハーベストをせずとも自ずと収量が落ちるのだとか。例年9月の下旬に収穫が始まります。
実は1989年まではプルノットにこのバルベーラを販売していたそうです。「フェリチンで食事んをしていた時にプルノットが造ったロムアルダ1967を飲んだ。素晴らしかった。近くの席にエリオ・アルターレがいたから飲ませたんだ。エリオもバローロと間違えていたよ。
樽での発酵や醸しにも酸化防止剤や酵母の添加は行われず、自然酵母のみで発酵が促されます。発酵期間はブドウの状態により30日から60日にも及ぶ長期醸し発酵が施されます。樽熟成は400リットルの樽で約20ヶ月。その収量の低さから年産は1,800本程度しかありませんが、ピエモンテ最上のバルベーラのひとつとなります。
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