Brunello di Montalcino 2004 Gianni Brunelli
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ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2004 ジャンニ・ブルネッリ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ/フルボディ》
元々ジャンニの父はワインメーカーとしてワイン業界に携わっていたようですが、所有していた畑を売却し、オステリア経営がメインとしていた時代がありました。シエナにオステリア・レ・ロッジェは、ガンベロロッソのレストランガイドでも高い評価を受けるオステリアとなります。
息子であるジャンニがモンタルチーノに戻ったのは1987年のこと。父親が所有していた「レ・キウーゼ・ディ・ソット」地区の畑を買い戻します。「レ・キウーゼ・ディ・ソット」はモンタルチーノの北東にあり所有する5haのうち、2haはオリーブの樹が、2haはサンジョヴェーゼが栽培されています。1990年代半ば、ジャンニとラウラはポデーレ・ノヴォーネを購入、こちらはモンタルチーノ南東部の斜面に位置するアグリツーリズモで、4.5haのサンジョヴェーゼと、少しのメルロの畑があり、オルモ、オリーヴァ、クエルチア、ゲルソの4カ所のブドウ畑で構成されます。またポデーレ・ノヴォーネには2015年に新しい熟成庫が完成しました。
現在リリースしているのは、ロッソ・ディ・モンタルチーノ、このアンナータ、リゼルヴァ、サンジョヴェーゼとメルロを混醸したIGTとメルロ単一のIGT、グラッパとオリーブオイルとなります。
今回ご紹介するアンナータは、ジャンニ・ブルネッリが所有する5カ所の畑の中から4カ所のブドウを混醸したもの。ポデーレ・ノヴォーネ地区は海抜350m、南西向きで1997年の植樹されたもの。また、海抜200mのカナリッキオ地区の北西向きの畑からは1989に植樹されたブドウが使用されます。
手摘みでの収穫、約28度に温度管理されたステンレスタンクでの5日から6日間のファーメンテーションの後、32度に温度を上げ、12日から16日間の長いマセラシオンが施されます。熟成は、25hlと30hl併用のスラヴォニア産のオーク樽で24ヶ月から30ヶ月の熟成(2012年のテクニカル情報です)。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
アンナータは白地のラベル、この毒味のボトルもキレイな状態ですね。特に擦れや汚れは確認できません。キャップシール、DOCGのピンクの帯封も真新しさすらあります。コルクはなかなかの質の5cm、グラスはヴィノムのブルネッロ型一択、表記のアルコール度数は14度となります。2004年はモンタルチーノ協会公式も★★★★★の超優良年ですね。
まだまだ深い色合いですね。香りは惜しげもなく開いており、ちょっとフォンタッローロに似たサンジョヴェーゼの香りがします。赤さ神々しい発酵ダイオードでミナギる果実香、スミレ、少し渋味を感じさせる香り、いわゆる熟成香的な香りはまだありませんし、まだまだ香りに力強さ(≒若さ)も感じます。口に含みますと、輪郭がとてもやさしく丸みを帯びています。これは、やはり現行が2012年とするならば、その差8年がなせる感覚のはず。まろやかで、しっとりとした密度はさすがに深みがありますね。酸味、渋味ともに期待通りに丸みを帯びており、まったく閉じ感のない第一次飲み頃と断言して差し支えない。そういえば、最近、2004年あたりのブルネッロも飲んでませんでしたが、古酒とまではいかないこの丸みある果実味は唸って頂けると思います。
旨いね!
少しだけ樽のローストもアクセント、いやあ、詰まってる、とても密度高くしなやかな果実味に満足感がありますね。このところ、2015年のロッソ・ディ・モンタルチーノを試す機会が多いわけですが、やっぱりさすが‥ブルネッロ・ディ・モンタルチーノは旨いわね。
いやあ、丸い。丸い状態ってこういう状態ね。渋味、酸味も丸く溶け込んでるし、丸いミネラルもあるんですよね。個々の丸さが、全体を丸くする。初日の一杯目からこのまとまり‥っていうのが凄いんですよね。バックビテンージや古酒の楽しみのひとつですね。もちろん、熟成感ある香りが苦手な方もいらっしゃるかもしれませんが、この2004年のジャンニ・ブルネッロのBDMは、まだそこまでは行かない。でも、閉じ感はなく、あらゆる要素が丸みを帯びとてもおいしい、そう、これ、飲み頃のひとつ。
ただ、熟成香がまったくないわけでもない。それが浮つくことがない。複雑さの要素のひとつだし、あくまでも果実香が前であるということ。
いやあ、二杯目も旨いねえ。しっとりと旨い。舌にすーっと馴染み、マトワリつく旨さ。重さや、ボリュームもあるけれども過度じゃない。微かなロースト、カカオ80%な感じの香味。
甘味、あるんだよね。なめらかさに通じるし、やわらかなミネラルにも通じる甘味、ぜんぜん過度じゃない。乾いた渋味とのバランスも絶妙。
二日目もヴィノムのブルネッロ型。いい開きしていますねえ。初日も開いてましたが、スミレなど、華やかさがありますね。酸味を帯びた甘味と、艶っぽくしっとりとした旨味があって、もう一体感は半端ない。
三日目もヴィノムのブルネッロ型。こうまとまりが良く馴染んでいると感想も書き難い。最後の一杯、濁りもなく、最後の最後に少しの澱があるだけだ。スミレも果実味もコネコネとしてなめらか。いい意味でキレイな酸化がある。強過ぎず、なめらかさは飲みやすさでスムーズですね。余韻も十分にあってなんの問題もなくおいしい。
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