Langhe Nebbiolo 2021 Oddero

ピエモンテ州の赤 > Barolo

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オッデーロ

更新履歴 2024/09/11
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2024年9月14日18時更新:在庫が完売しましたので24本追加しましたが、最後かもしれません。
2024年9月17日14時更新:最後の最後に24本追加いただきました。

ランゲ・ネッビオーロ 2021 オッデーロ
《イタリア/ピエモンテ/赤/ネッビオーロ/フルボディ》

現存するバローロやバルバレスコの造り手として最も古い歴史を持つとされるのがこのオッデーロ。現在でも1700年代に建設されたというラ・モッラ地区のカンティーナでの醸造を続けています。最初の自社瓶詰めは1878年。それまではダミジャーナ(大きなガラス瓶)で販売していたそうです。

1960年代になりジャコモ・オッデーロ氏がジョヴァンニ・ガヤ(アンジェロの父)や、リナルディなどと共に後のDOCGの基礎となるバローロの法規制を作ります。第二次世界大戦後、荒廃したランゲの畑は農民から手放されて行くことになりましたが、ジャコモ・オッデーロは畑を買い足します。よって現在でも、ラ・モッラ、カスティリオーネ・ファレット、セッラルンガ、モンフォルテ、バルバレスコなどランゲ地区の幅広い地域に、最良の畑を所有しています。

オッデーロが所有する畑はブルナテ、リオンダ、ブッシア、ヴィレッロなど、各地域の最良の畑がズラリ。またバルバレスコにおいては、法律ではバルバレスコ地域で収穫されたブドウをバローロ内のカンティーナで醸造するとランゲ・ネッビオーロに格下げしなくてはなりませんが、オッデーロのみがバローロ内でバルバレスコ(しかもガッリーナ)のブドウを醸造しても、格下げせずにバルバレスコを名乗れる唯一の生産者。これは、法規制前から「そうしていた」ことで例外的に認められているそうです。

現在所有する畑は合計35ha。90歳を越える先代から1997年に栽培や醸造を引き継いだのが娘のマリアクリスティーナ。先代の時代は農薬が推奨された時代だったが1997年から徐々に有機栽培に移行、現在は全ての畑で有機栽培を実践しています。畑ではコンポスト(堆肥)と硫黄、極少量の銅のみが使用され、除草剤、防虫剤は一切しようしません。害虫(ティニョーラ)にはホルモン剤を使用。ホルモンを麻痺させることで交尾できなくなり自ずと害虫の数が減るとのこと。

とはいえ、畑は各地に点在し、畑のひとつひとつは小さな区画となりますので、隣の畑の影響も受けやすい。よって近隣の造り手とも協力して有機栽培を推進しているそうです。また、古くから所有すている畑は同じネッビオーロでもクローンは様々で現在は16種類ものネッビオーロのクローンが混在しています。

また、葉だけではブドウ樹の循環型自主生育。ツルをできるだけ切らずに自由に伸ばすことで葉を増やし、光合成を促進します。ツルを切ることでブドウを凝縮させる造り手が多い中、グリーンハーヴェストもほぼ行わないのは過度な凝縮を必要としないからだそうです。またグリーンハーヴェストを行う場合は、凝縮のためではなく畑の風通しを良くするためだそうです。

醸造は一時期はバリックを試したり、ステンレスタンクでの発酵も試みたようですが、現在はセメントタンクでの発酵に戻しバリックは破棄したそうです。セメントタンクで自然酵母のみでのゆっくりと、温度管理をしない発酵。マセラシオンはブドウの状態に合わせて20日から30日とこちらもたっぷりと時間をかけて行われます。

熟成はオーストリアはストッキンガー社の大樽。ストッキンガーの樽材は厚く、目が詰まっていることから酸素供給率が低い。またタンニンも少なく、樽による香り、口中での甘味がほどんど出ないんとのこと。また、DRCやパカレも使用しているフランスはグルニエの大樽も良い結果を出しており、1年目の樽はバルベーラと、2年から3年の樽はランゲ・ネッビオーロに。4年目からバローロの熟成樽として使用しているそうです。すべてバローロは醸造は同じ。クリュの違いが表現されています。

ここまでテンプレ。

オッデーロのランゲ・ネッビオーロは、ラ・モッラ村にある海抜200m付近にある約2haのサンタ・マリアと、ブリッコ・サン・ピアージョの二カ所の畑からのブドウが使用されます。平均樹齢は15年で、標高は平均200m、合計2haの畑となります。バローロよりもマセレーションは短めながら15日間の後マロラクティック発酵が施されます。様々な大きさの樽で12ヶ月から18ヶ月の樽熟成後ブレンドされ瓶詰。瓶詰め後6ヶ月ほど休ませてリリース。

サンタ・マリア畑
アジェンダが位置するブリッコ・キエーゼの隣に位置する畑で砂質が多く、繊細で芳香豊かなブドウが育つ。比較的早めに開くことからランゲ・ネッビオーロに最適。

ブリッコ・サン・ピアージョ畑
アヌンツィアータのひとつ北にある丘で、アヌンツィアータと並行しているので条件は非常に似ていますが、少し標高は低く、なだらかな傾斜、優しい余韻が得られる畑。

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味

お馴染み過ぎるオッデーロのラベル。コルクはまあまあの4,5cm、グラスはシュピゲラウのディフィニッション、ユニバーサル型です。実は、ディフィニッションのボルドー型で飲もうと思ってたんですが、先日割りましてね‥納品待ちです。ブルゴーニュ型だとちょっと大きいかな‥ということでユニバーサル型。色味は理想的な淡いガーネットな赤、ちなみに表記のアルコール度数は13,5度となります。軽く(ここ大事)甘味を伴うバラと赤いベリーの果実香。リンゴ、シナモン、胡椒、スパイスもありますが、スパイシーという感じではない。土壌の香りはミネラッルに通じ、囁くような渋み(すでに飲んでる‥)。密度感は十分ながら、あくまもミディアムの飲みやすさがある。酸味、渋味ともに軟派ではないが、硬いと思わせるわけではないしなやかさと質の高さはオッデーロならではで、もう一杯目から飲める。でも、ギュっとした渋味が引き締まって緩みはない。おいしいですね。こういう真面目でエレガントなのが好きですわ。樽も強くないし。無理のないのがいいですね。

渋味、酸味ともに十分あるので、濃いワイン(語弊あり)ではありませんが、脂を流したくなりますね。豚肩ロース肉、細かいパン粉で…とか、照り焼きソースに合わせるほど甘味はありませんが、トンテキ、ちょっと醤油辛いソースならいけそうです。案外、コストコのロティサリーチキンを肴にするのもいいかもしれない。ショートパスタをお好きなチーズのソースでとかも。

いいですね。きめ細やかとか、なめらかじゃない‥という意味ではなく、渋味がね。目の細かい麻素材っぽいザラっと未満、サラっと以上な渋味がいい。そこにやんわりとコーティングするように、果実味やアルコールがある感じですね。

二日目もグラスはシュピゲラウのディフィニッション、ユニバーサル型です。あまり残ってません(あかんやん)。それだけ飲みやすいとも言えますね。ウリ系ではないメロンのような果実香を遠くに感じるのですが、いかがでしょうか?中心、近い部分はいわゆるチェリーやベリー系なんですけどね。初日同様、渋味も酸味も十分な質量ですが、全体が丸く感じるようにもなりました。いいまとまりですね。旨みが酸味とともにジューシーに広がり唾液誘発系。まあ、あたしの好きなタイプですね。乾いてるんだど、しっとりともしてる。とても良い渋味がある。ワイン単体だと少し渋味を強く感じるかもしれませんね。チーズでもいいし、ああ、いいサラミとか今はないんだよな‥じゃあチーズでもいいから、なんか食べながら飲んで欲しい食中酒。


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