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Barbaresco Asili 2015 Bruno Giacosa

ピエモンテ州の赤 > Bruno Giacosa

	更新履歴 2018/06/19 販売価格 29,800円(税込) 在庫数 残り僅か 1本です 購入数 本
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バルバレスコ・アジリ 2015 ブルーノ・ジャコーザ
《イタリア／ピエモンテ／赤／ネッビオーロ／フルボディ》

本筋はブルーノ・ジャコーザの本拠地であるネイヴェ‥つまりバルバレスコの銘醸。祖父カルロ、父マリオ、そしてブルーノと三世代に渡り、その名声を築きあげてきました。

現在、自社で所有する畑は約20ha。過半数は買いブドウでワインを醸していますが、これは祖父カルロも、父マリオもブドウの仲買人も仕事だった歴史があるんですね。とはいえ、カルロ氏は自社での醸造も初めていたんですね。第二次世界大戦の戦中や戦後は、ボトルワインの市場がなかったために瓶詰めのみで量り売りをしていた時期もあるそうです。1961年、1929年生まれのブルーノ氏の名前を冠した"ブルーノ・ジャコーザ"が誕生しました。

今なお、買いブドウも使用していますが、仲買人の家系な歴史は、どこの畑が優れているのか、誰が栽培しているブドウが優れているのか‥熟知しているんですね。そんなブルーノ・ジャコーザのワイン達…実は、ラベルには二種類の表記があるんですね。

・（Casa Vinicola） Bruno Giacosa

　契約農家の畑から購入したブドウで醸されるワイン。

・Az.Ag.Falletto di Bruno Giacosa

　自社で所有する畑から収穫されたブドウで醸されるワイン。

自社畑の方が優れているか？長年、買うブドウでの醸造の歴史を持つブルーノ・ジャコーザにそれは当てはまりません。ただ、2004年に脳梗塞を患い、2018年1月21日に他界されました。現在は娘のブルーナとマリーナが跡を継ぎブルーノ・ジャコーザの品質と名声を守り続けています。

数あるバルベレスコのクリュの中でも銘畑中の銘畑と呼べるアジリからネッビオーロは、収穫後ステンレスタンクで20日から22日間のマセラシオンとアルコール発酵。スラヴォニア産の110HLの樽で19ヶ月の樽熟成後瓶詰め。瓶詰め後10ヶ月以上熟成させてからリリースとなります。

ちなみに、村名のバルバレスコは近年だと2014年、その前が2008年、2005年となっています。このアジリは2013年と2010年2006年2002年は生産されていません。この2010年や、2006年と一般的に超優良ビンテージと思われる年号に作らないことがままあるのがジャコーザ（の謎）なんですね。2015年に関しては、このアジリとラバヤのいずれも白ラベルのみとなります。サン・ステファノのクリュは2012年以降生産しておらず、畑は売ったんだか、返したんだかだったように思います。その代わり、2005年生産していなかったラバヤは2013年から復活しました。ただ、2005年までのラバヤも2013年のラバヤも自社畑ですが、違う区画を買い直したそうです。

さて…状態は、ラベル、キャップシール、DOCGの帯封ともに新品同様です。液面も帯封の上ですね。帯封もシール裾に横巻きですので回しませんが液漏れはないはずです。液色はジャコーザらしい淡いネッビオーロ色。クリアですよ。瓶底の凹みには、結晶状が連鎖したような澱がひと塊あるか、少しあるか‥右往左往はしますが、沈む澱でまったく問題ありません。状態は非常に良いですね。2015年はね、今からでもおいしいはずですが、2016年よりも熟成向けというのがあたしの見解。ちなみに生産本数はフルボトル13,500本、表記のアルコール度数は13,5度となります。

ワインアドヴォケイト／94点（M.L.）
In 2013, the father and daughter winemaking team of Bruno and Bruna Giacosa decided not to produce their Barbaresco Asili. They made a Rabajà expression instead. Asili was vinified separately again in 2014 and more recently to create the impressive 2015 Barbaresco Asili. This wine was bottled one year ago in July and has been on the market since February. This expression offers accessible and generous fruit tones, with blackcurrant and dark plum. The wine delivers big inner power with evident tannic firmness and a point of astringency on the finish. All it needs is more time in the bottle. (6/2018)

ジェームス・サックリング／95点
Very perfumed and pretty with cherry, dried fruit and orange peel. Hints of sandalwood, too. Full body, layered and refined. Smoke, tar and spice aftertaste to the fruit. Drink in 2019. (10/2017)

ワインスペクテイター／95点（B.S.）
Macerated cherry, plum, mineral and leafy, herbal notes highlight this tightly wound red. Elegant, with silkiness up front and assertive tannins guarding the finish. Gains complexity with air. Best from 2022 through 2040.(6/2018)

ヴィノス／94点（A.G.）
The 2015 Barbaresco Asili is all class. Sweet red cherry, kirsch, orange peel, wild flowers and sweet spice lift from this vibrant, beautifully delineated Barbaresco. The 2015 doesn't quite have the sweetness or inner perfume of the best Giacosa Asilis, but it is nevertheless a very pretty and expressive wine that pulses with energy and personality. It is also one of the most tighly wound 2015 Barbarescos I tasted. (10/2018)