Barolo Monprivato 2019 & Langhe Nebbiolo 2021 Giuseppe Mascarello【第一回販売分】
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・バローロ・モンプリヴァート 2019 ジュゼッペ・マスカレッロ
・ランゲ・ネッビオーロ 2021 ジュゼッペ・マスカレッロ
《イタリア/ピエモンテ/赤/ネッビオーロ/フルボディ/2種2本セット》
バローロの伝統的な生産者のひとつであるジュゼッペ・マスカレッロ。1881年に一代目のジュゼッペ・マスカレッロがモンフォルテ・ダルバにブドウ畑を購入したのが始まり。1904年には現在でも単独所有を続けているクリュであるモンプリヴァートを購入します。現在はバローロ村とモンフォルテ・ダルバ村の間に位置するモンキエロの氷貯蔵庫を熟成庫に改築し、醸造所も兼ねているようです。バローロDOCG認定エリア外であるモンキエロに醸造所があることが唯一認められている生産者だとか。
現在の当主は三代目となるマウロ・マスカレッロ。農民(栽培家)としての経験に基づき、ジュゼッペ・マスカレッロの伝統を守りつつも進化させます。1970年には畑ごとの醸造に切り替えました。モンプリヴァートを筆頭にサン・ステファノ・ディ・ペルノ、ヴィッレロなどのクリュ・バローロを三種類(特別なビンテージは各畑を混醸した村名バローロあり)、他のピエモンテの生産者同様にバルベーラやドルチェット、フレイザなども醸しています。1980年代にはぷセラシオンを30日まで短くし、抽出も強めに行っていた時代もありますが、1990年代には、ママセラシオンも元の60日間に戻し、抽出も穏やかな手法に戻します。ジュゼッペ・マスカレッロの特徴としての淡い色調は、低い温度の熟成庫で果皮を動かさずに発酵させることで実現しているそう。果皮の移動を必要最低限にすることでバクテリアの増殖を防ぎ、低い温度でじっくりと発酵させることで、果皮からの過度の抽出を防ぎ、淡い色合いを実現しています。発酵高はには、温度上昇とともに色素も抽出され、色が濃くなるタイミングがありますが、それもすぐに落ち着くそうです。果皮を動かさないことで、良質なタンニンのみが残り、樽由来のタンニンもほぼないそう。
ジュゼッペ・マスカレッロは1666年からの畑を所有しているが、もっとも重要な畑は1904年に取得したこのモンプリヴァート。標高280mの南西向きの斜面に広がるモノポール。凝灰質、泥灰質に強い石灰質が含まれる非常に痩せた土壌で表土が白くなっている。そのひとつ北は、カヴァロットのブリッコ・ボスキスで、表土の色は灰色で、一区画の違いだけれどもモノポールらしい特異性をもっているようです。バローロの歴史上、最も古い畑のひとつ。
現在では色々なクローンのネッビオーロが栽培されており、毎年良いブドウをつける樹にリボンを結び、その年の最良の樹を選別しているそう。同じモンプリヴァートでもそのリポンのついた樹からのブドウだけで醸されるのが、カ・ディ・モリッシオとなる。モンプリヴァートはセメントタンクとステンレスタンクで20日から25日間のマセラシオン、スラヴォニア産の中樽で38ヶ月の樽熟成。
ランゲ・ネッビオーロはモンフォルテ・ダルバのサントステッファノ丘陵のペルノ畑と、カスティリオーネ・ファレットのいくつの畑からのネッビオーロのブレンド。セメントタンクで果房を浮かせた状態での醸し発酵を15日から20日間行った後、スラヴォニア産の大樽で14ヶ月の樽熟成。
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