Chianti Classico Gran Selezione San Lorenzo 2016 Castello di Ama
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2020年2月9日更新:初回入荷分が残り少なくなりましたので6本追加UPしました。
2020年2月15日更新:初回入荷分が残り少なくなりましたので6本追加UPしました。
キャンティ・クラッシコ・グラン・セレツィオーネ・サン・ロレンツォ 2016 カステッロ・ディ・アマ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ80%、メルロ13%、マルヴァジア・ネラ7%/フルボディ》
1972年の創業‥当主となっているロレンツァ・セバスティ女史の夫で醸造家を勤めるマルコ・パッランティ氏は1982年から参画したそうです。ガイオーレ・イン・キャンティ地区の優れた生産者であるのはご存知の通り。メルロからなるラッパリータを代表とする国際品種からなるワインも醸していますが、単一クリュを名乗るキャンティ・クラッシコは歴史が古いですね。
2010年からキャンティ・クラッシコ・ゴラン・セレツィオーネがデビューしたのを機にアイテムの再編がございました。現在、カステッロ・ディ・アマがリリースしているキャンティ・クラッシコは5種類。うち3種類は、キャンティ・クラッシコ・グラン・セレツィオーネDOCGとなり、アマと言えば‥な、サン・ロレンツォ、ベッラヴィスタ、カスッチャのクリュを名乗ります。そして、キャンティ・クラッシコ・リゼルヴァDOCGが1種類と、「アマ」の名前を冠するスタンダードなキャンティ・クラッシコDOCGが1種類となります。他にはラッパリータなどのIGTも複数、ロゼ、シャルドネ、ピノ・ネロなんかもリリースしております。
今回ご紹介するのはCCGS三種類の中でも一番お手頃価格となるサン・ロレンツォ。実は「ベッラヴィスタ」と「カスッチャ」に関しては、商品名の前に「ヴィニェート」と付くんですよね。つまり、その二種類はクリュ名となりますが、この「サン・ロレンツォ」はクリュ名ではないんですね。サン・ロレンツォは畑ではなく、サン・ロレンツォ峡谷が由来で、ベッラヴィスタ、カスッチャ、一応サン・ロレンツォ、モンテブオーニの各クリュのブドウの混醸になっております。
標高460mから525mの渓谷、石灰質土壌。収穫されたブドウは品種ごとに醸造されます。2016年は9月26日にメルロを収穫。サンジョヴェーゼは10月3日と4日に収穫されました。30度から33度に温度管理されたステンレスタンクでのアルコール発酵期間中は1日に何度かルモンタージュが施されます。醸しはサンジョヴェーゼで22日、メルロで25日、マルヴァジア・ネラで26日と香味を引き出します。澱引きを経てバリックに移されマロラクティック発酵、アッサンブラージュして新樽比率22%ノバリックで12ヶ月の樽熟成。2018年の7月に瓶詰めされました。
■ワインアドヴォケイト/95点
The 2016 Chianti Classico Gran Selezione San Lorenzo is immediately more inky and balsamic in terms of aromas. As soon as you lift the wine to your nose, you get pretty tones of blackberry, cassis, rosemary essence, licorice and a touch of medicinal herb. I love when Sangiovese produces those elegant aromas, and for that reason, this wine stands tall among the three single-vineyard expressions from Marco Pallanti and Castello di Ama. It shows fiber, richness and lasting structure with a very well-managed quality of tannins.
■ワインスペクテイター/95点
Offers stunning aromas of black cherry, blackberry and violet, with ripe, sweet fruit on the palate, shaded by iron, earth and tobacco elements. Supple yet well-structured, this should come together soon. Shows terrific harmony and length. Best from 2022 through 2036.
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
ひとめでカステッロ・ディ・アマとわかるラベルデザインですね。色も卵色とブラウンがとってもシックでいいんですよね。CCGSやクリュの記載、表ラベルに生産本数なども記載されており、センスのより情報量の多さは高級感もあります。肩部分には凸モールドのあるオリジナル瓶。コルクはなかなかの質の5cm、表記の生産本数はフルボトルで77,798本で、2015年よりも10,000本ほど少ないですが結構な数ですね。もちろんナンバリングもあります。
2015年はヴィノムのブルネッロ型でしたが、今年は、シュピゲラウのユニバーサル型です。グラスはヴィノムのブルネッロ型、表記のアルコール度数は13,5度と2015年と同じ。
非常に赤色に深さと暗さがあるのがアマらしいですね。木樽の風味と、ほっとり小豆の香り‥アマのキャンティ・クラッシコ、サンジョヴェーゼらしいスタイルですね。とはいえ、サンジョヴェーゼは80%、メルロは色にも影響していますし、確かにマジヴァジア・ネラ、しかもアマのソレの個性があります。口に含みますと、うん、うまい!まだ抜栓したての一杯目ですが、無理のない力強さ、旨味もすでにあり甘味とともにとてもやわらくしなやか。ミネラルもコシはあるが硬すぎず柔軟。うん、旨味と甘味を帯びた果実味の質が高いですねー。すでに全開でうまいじゃないですか。2015年ほど重心は低めではなく、口の中での球体としてのバランスはすごくいい。密度感もあるのですが、重すぎないフルボディ。混醸の利点もありますね。メルロ13%、マルヴァジア・ネラ7%が効いてる、効いてる。複雑さが層になってる感じ、でも一体感、まとまりも秀逸。これを約8万本造っちゃうんだからアマってすごいわ。余韻もやさしく長い。これ、ほんと今すぐおいしい。もちろん、熟成もするはずなんだけれども、2015年よりもミネラルやタンニンはやわらかい印象ですね。いやん。マジうまいやん。ほんとしなやか系ね。
二日目もシュピゲラウのユニバーサル型。ヴィノムのブルネッロ型に(サイズUP)しても良かったんだけど。これ、アマらしい=マルヴァジア・ネラが効いてるわあ。樽香も初日よりも馴染み、少しカーボンな乾いた香りも出てきました。うん、まとまってるわ。二日目らしいグンと一段奥に、深くなる立体感とまとまり。すごく球体に近い果実味が口の中で鎮座します。輪郭からして滑らかで、密度感がある。重さもあるフルボディだけれども、重すぎはしない。旨味、甘味も馴染んできて、ワイン単体でも楽しめる非常に完成度の高いワイン。渋味や酸味も変わらず上質で文句につけようがないですね。どろどろし過ぎないデミソースのビーフやタンシチュー。あーハラミ焼きたい、ハラミ(ただ喰いたいだけやろ)。なんやろね。この柔らかさに溶け込んだスパイスもあるんですね。メルロを感じる果実味もあるし、やっぱり混醸は端的に複雑さを感じやすいですね。
三日目もシュピゲラウのユニバーサル型。うん、マルヴァジア・ネラの風味が少し熟成感にも通じる部分がある。三日目になると完全にまとまって、溶け込み合ってる感じ。ある程度のボディ、厚みを保ちながら、舌の腹にしっとりと浸透する感じ。渋味や酸味があたることはない。非常にアマらしいキャンティ・クラッシコの表現で、出元の確かなブドウをしっかりと醸造、熟成した跡を感じますね。CCGSは、まだまだブルネッロのブランドには勝てそうにありませんが、こういうCCGSが増えれば、いつか追いつけるはずだと思います。
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