Chianti Classico Montaperto 2016 Carpineta Fontalpino
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希望小売価格 7,150円税込→ 通常特価 5,980円税込→ 3,980円税込
キャンティ・クラッシコ・モンタベルト 2016 カルピネータ・フォンタルピーノ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ/フルボディ》
キャンティ・クラッシコゾーン再南部、カステルヌォーヴォ・ベラルデンガ地区。シエナの街の東すぐにあるいのが、カルピネータ・フォンタルピーノです。1960年頃から、この地にブドウ園を所有していましたが、飛躍したのは1990年に、ジオイア・クレスティとフィリッポ・クレスティの兄弟が引き継いでからとなります。現在は新しい家族のサラも加わり運営しています。「与えよ‥さらば与えられん‥」という意味の『ド・ウ・デス』で一躍名を馳せた生産者でもあります。
特にジオイア・クレスティ女史は、自らのカルピネータ・フォンタルピーノだけではなく、他の生産者のエノロゴも兼任しているスペシャリストであり、そんな彼女の自らのワイナリーがこのカルピネータ・フォンタルピーノとなります。所有するブドウ畑は約30haで、サンジョヴェーゼを主体にメルロやカベルネソーヴィニョンを栽培しています。フェルシナ同様、キャンティ・クラッシコ地区の南端に位置していおり、キャンティ・クラッシコDOCGの他に、キャンティ・コッリ・セネージやIGTを生産しています。畑はエリアによって土壌も様々ですが、主に砂質が主体で石灰や粘土、下層は岩によって支えられている海抜役220mから380mとなります。
シャルドネとピノノワールなるメトード・クラッシコを1種精算しています。国際品種混醸のドゥ・デスと、キャンティ・コッリゼネージDOCGが1種類。キャンティ.クラッシコDOCGはスタンダードなアンナータと、このモンタベルトのクリュ、ドーファナのクリュの3種類となります。
カステルヌォーヴォ・ベラルデンガ地区のチェッレートにある単一畑がこのモンタペルト。標高は350m付近で面積は3,6ha。典型的なガレストロ(砕けやすい泥炭岩)とシルトの混ざる痩せた土壌、昼夜の寒暖差は大きいが、基本的に年中涼しい区画となります。平均樹齢は28年。9月の25日より手摘みでの収穫。28度から30度に温度管理された大樽で25日間のアルコール発酵とマセラシオン、その後、フランス産の大樽で15ヶ月の熟成後瓶詰め。
ジェームス・サックリング/94点
Very floral with dark-berry and hazelnut undertones. Medium body, a pretty core of fruit and a long, flavorful finish. There is a lovely tannin structure, too. Fantastic single-vineyard Chianti Classico.
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
カルピネータ・フォンタルピーノも、どのIGTである「ドゥデス」以外はほぼ扱いがありませんでしたが、近年、ラベルとともに、モロモロの体制が一新されたのだと思われます。なかなか質のよい白地のラベルに繊細はフォント、グラデーションで浮き出て見えるようなエチケッタもなかなか洒落ています。2018年からキャンティ・クラッシコ・グラン・セレツィオーネ(CCGS)を名乗ることになりますが、その前進は実は「リゼルヴァ」も名乗っていません。これは、あくまでもキャンティ・クラッシコDOCGを名乗りつつも、自社が所有するクリュ「モンタペルト」の表現を重視していたからのようですね。コルクはなかなかの4,5cmですが、5cmは欲しいところ。グラスはシュピゲラウ、ディフィニッションのユニバーサル型、表記のアルコール度数は13度となります。2015年が14度っ表記でしたので、2016年は低めなんですね。色味はしっかりと深さと暗さのあるルビー色。甘味を帯びたスミレの香り、ふんわりと香るバリックの風味は過剰ではありません。至極真っ当なCCRで果実香にオフフレーバーはありません。2016年とCCGSとなる2018年とにスペックの変更はあるかと思いますが、現地現行は2018年かな、2019年がリリースされていても不思議ではないですが。奥底に複雑さに寄与するスパイスとバルサミコ、どこか開放的(外交的)な赤いベリーのフルーツ香があります。
口に含みますと、輪郭にやわらかさも感じますが、その内側の密度は重すぎることなくみっちり。甘味もあるが、まだ旨味はそこまででもなく控えめ。口全体に広がるタンニンと酸味はまだ熟れを期待させるレベルながら上質。舌先から喉までの果実味に厚みがあり余韻も十分ありますね。度数が13度とするとアルコールによるボリュームではなく、本来の果実味の密度がしっかりとあるんですよね。うん、渋味と酸味は十分に感じられるんですが、それを包括し、肉付くように果実味もしっかりとあっておいしい。まだ強さもあり、さすがの2016年と言ったところかな。後味にフランボワーズ、華やかさがあります。
二日目もグラスはシュピゲラウ、ディフィニッションのユニバーサル型。二日目らしい熟れと、まとまり、馴染んだ香りに粘性。舌触りにも旨味が湧き出てますね。応じるように酸味も感じられ、軽くローストした風味もある。格付けだけならキャンティ・クラッシコであるが、スタイルやモノ自体はリゼルヴァでも不思議ではないし、2018年のキャンティ・クラッシコ・グラン・セレツィオーネのスペックもようやく確認することが出来たが、そう変わるものではない。そもそも、それを満たしていたわけだ。カルピネータ・ファオンタルピーノとしての方針が変わったのは、どうやら2015年かららしい。そして恵まれた2016年、新しい(比較的)エレガントでバランスの良いスタイルはドンピシャでもある。度数は本当に13度かなあ‥せめて13,5度はあると思うんだけれども‥。
アルコールのボリュームに頼らずとも、十分な果実の香味の密度感があり、そこに過不足のないタンニンや酸味があるスタイル。樽も強すぎず、弱すぎず、ほんとスタイルが完成されてますね。とてもいいキャンティ・クラッシコだと思います。
三日目もグラスはシュピゲラウ、ディフィニッションのユニバーサル型。より馴染み、馴染んだ甘味を果実味に感じる三日目。舌先から馴染み浸透する果実味はとてもおいしい。派手な樽香はありませんが、非常にバランス良く、ジオイア・クレスティらしいキャンティ・クラッシコの表現。クリュを名乗るとはいえ、キャンティ・クラッシコDOCGの村名クラスと思われがちですが、2015年から、ゆくゆくはキャンティ・クラッシコ・グラン・セレツィオーネを名乗るというプランの元に進化したのが伺えますし、それは、良くも悪くも希望小売価格7,150円税込にも伺えますね。あまり、ここで格付けどやのこやのとおは思わず、メリハリあれど無理のない上質のサンジョヴェーゼ、キャンティ・クラッシコ、そして何よりも2016年であることも理由としてお試しいただきたい。
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