Franciacorta Riserva Non Dosato SUBLIMIS 2016 Uberti
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フランチャコルタ・リゼルヴァ・ノン・ドサッジョ・サブリミス 2016 ウベルティ
《イタリア/ロンバルディア/白/泡/シャルドネ100%/辛口》
フランチャコルタの中心地であるエルブスコで1793年からブドウ栽培農家を続けるウベルティ家。1980年にジョヴァンニ・アゴスティーノと妻エレオノラ・ウベルティ夫妻が本格的にフランチャコルタの自社生産を始め、現在はジャック・セロスなどシャンパーニュでも学んだ長女であるシルヴィアと栽培を担当するフランチェスカ、そして現当主である父であるジョヴァンニ・アゴスティーノ・ウベルティの家族経営でフラチャコルタを作り続けています。
当初は9haだった自社畑は、現在では25haまで拡大されましたが、それでも同じ地域のベッラヴィスタや、カ・デル・ボスコと比較すればミニマムなもの。年間生産本数も18万本の規模ですが、それら大手生産者の1/10しかありません。それら大手生産者と同じくエルブスコに位置するウベルティは、イゼオ湖からの堆積土壌で砂質が混じり合う。粘土中心の重たい土壌で気候も温暖な環境。比較的重厚な果実味がウベルティの特徴です。
ウベルティが所有する畑は赤い粘土質土壌と、白い石灰土壌、さらに川の流れでくだけた石が風化した砂質土壌と、様々な土壌が混在しています。特に赤い粘土質土壌で栽培されるブドウによる果実味の厚みが古典的なフランチャコルタを特徴なのだとか。そこに石灰土壌からのミネラルや砂質土壌由来の芳香性が混在することでウベルティ独特のスタイルを築きます。
DOCG法のおさらい。フランチャコルタを名乗るには最低瓶内二次発酵(熟成)期間が18ヶ月。シャンパーニュを名乗るには最低瓶内二次発酵(熟成)期間は12ヶ月ですので、フランチャコルタ協会や生産者の一部は、シャンパーニュよりも熟成期間が長いことをアピールしがちですが、要は出来上がった作品ですのでうなずきながらも右から左へ受け流しましょう。収穫年(ミレッシマート)が記載されるものは最低30ヶ月の熟成期間が必要になります。
シャルドネ100%で醸されるノン・ドサッジョはより厳しい選果を経たシャルドネで醸されます。極軽いプレスで果汁を得ます。木樽のみでの発酵することでスパイシーさと香ばしさがもたらされます。澱とともに最低60ヶ月(から72ヶ月)もの瓶内二次発酵が行われます。デゴルジェメント後はドサージュは行われません。最低瓶熟成期間は6ヶ月となります。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
一目でウベルティとわかるラベル形状ですね。このサブリミスは、グラデーションのかかったブルーで、星空のようになっています。縁取りはシルバーで、キャップシールもマットなシルバー、UBERTIの文字は強めのブルーとなかなかセンスがありますね。フランチャコルタは上級クラスになるとここらへんにもコストがかかっており高級感がありますね。バックラベルを確認しますと"Franciacorta Riserva Non Dosato"の記載があります。おっと"RISRVA"は初めてですねえ。"Degorgiato"としてデゴルジェメントは2015年の3月の記載、ロット番号は"SU-08-1-15"とありますね。最後の15は2015年、08-1は、8月1日を意味するのかな?デゴルジェメントを3月に終え、5ヶ月後の8月1日に出荷されたロットかもしれません(テクニカル情報にデゴルジェメント後の瓶熟成は6ヶ月と記載してるので1ヶ月不足だけれども)。最初のSUは保管されていた場所などを示すのかもしれませんが、サブリミスの「S」にウベルティの「U」の可能性もあります(妄想)。
フランチャコルタのDOCG規定のおさらい。最低瓶内二次発酵期間は18ヶ月でブドウ収穫の始めの月から数えて25ヶ月は消費できない。収穫年(ミレッシマート)入りのものは最低瓶内二次発酵期間は30ヶ月で36ヶ月は消費できない。収穫年とリゼルヴァを名乗る場合は60ヶ月の瓶内二次発酵期間が必要となるようです。冷蔵庫キンキン温度、グラスはフランチャコルタ公式グラスとなります。コルクに文句なし、ミュズレは艶のある黒。ちなみに表記のアルコール度数は13.5度となります。
ウベルティらしい一段深い黄色。コマリ・デル・サレムとはまた違う酸味を感じさせる香り。酵母感は控えめで、ピノ・ビアンコ由来ではないシャルドネのミネラル感‥。果実香もシャルドネ感は南国系フルーツよりも柑橘が前、コマリ・デル・サレムのピノ・ビアンコを感じさせるミネラル感ではない、シャルドネらしいミネラル感があります。また、こちらはリゼルヴァとなりますので、瓶内二次発酵期間も60ヶ月以上となりますが、熟成感はありますがまだ新鮮さが前で、老ね感など皆無ですね。
口に含みますとシャルドネ100%を感じさせる果実味、果実味の輪郭に丸さを感じますがとても繊細なキメ細やかさがある酸味とガスがツーっと余韻まで引き連れ、伸びますね。舌の腹に乗るガスと酸味がとても心地良いし、サテンっぽいシルキーさもありますね。ただし、それは決してこのフランチャコルタのガス圧が低めという意味ではなく繊細であるという意味ですよ。
リゼルヴァと聞けば、赤ワインなら濃さや、熟成感を感じるものですが、このフランチャコルタの場合は、まだ新鮮さも感じますし、思ったよりも(新鮮な)ミネラルがあるんだなあ(感心)。
うん、ミネラル感ある輪郭に硬質な張りがありますね。崩れない。これはノンドサらしさとも言えるかもしれませんが。そう、ドサージュはされていませんので、添加したような甘味は皆無です。とはいえ、乾いた辛さではなくクリアで硬質なミネラル感で潤いながらも(添加された)甘味がない‥という状態ですね。そう、添加された甘味は感じませんが、シャルドネ由来の蜜の香りは微かにある。リゼルヴァ‥にも関わらず新鮮さを残したパイン、柑橘の風味。いやああ、いいミネラル感だなあ。硬過ぎず、カジュアルではない‥。とても端整なミネラルが「軸」(ここ大事)にあるミネラルがとてもいい。
二日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスはフランチャコルタ公式。しっかりとポンと鳴りますね。ほんの少し緑が入るのかな?ペールイエローな感じですね。ほう、初日には感じなかった、コマリ・デル・サレムとはまた違った酵母感と熟成感ある香りがありますね。でも、リゼルヴァ格とは思えないほど新鮮でクリア。飲み口も非常にクリアで汚れがない。しなやかなミネラル、ノン・ドサがゆえに感じる果実味本来、由来の甘味、キメ細かなガスもいい。
はあ、喉を潤し、心地よい刺激をもたらすガスがいいな。
三日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスはフランチャコルタ公式。しっかりとポンと鳴りますね。シャルドネ100%を実感、ノンドサの乾きもあるが、果実の濡れと甘味もある。ガスと酸味のバランスがとてもいい、そして心地よさがある。テンポがあるっていうのかな。乱れない一定のテンポ。繊細かつ、いい余韻もありますね。
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