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Taurasi Riserva 2010 Perillo

カンパーニャ州の赤

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	更新履歴 2024/10/26 販売価格 6,980円(税込) 在庫数 SOLD OUT
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タウラジ・リゼルヴァ 2010 ペリッロ
《イタリア／カンパーニャ／赤／アリアニコ／フルボディ》

ペリッロが位置するカステルフランチは、標高320mのタウラジ村からさらに15kmほど山を登った先にある村。標高は580mと、タウラジ認定地区の中でも最も高い位置にあり、日照量は多くともその標高の高さから、生育は非常にゆっくりとなります。ブドウの完熟を待つと、2010年ビンテージの場合は、12月となるそうです。降雨どころか、雪を乗り越えての収穫となります。生育期間が長いため、ゆっくりと果実が熟すことによって、複雑味や、長期熟成ボテンシャルの高いブドウが収穫できます。タウラジ地域も温暖化が進み、大御所であるマストロベラルディーノさえもカステルフランチ地区のブドウ畑を買いましており、ペリッロにも打診があったそうな（そもそも80年代はマストロベラルディーノにブドウを卸していたそうです）。

カステルフランチ村に僅かに残るアリアニコの亜種がコーダ・ディ・カヴァッロ。通常のアリアニコよりも房が1,5倍長く、粒は半分程度の小ささ。果実はまばらにしか生らず、果実同士の間隔が離れていることにより風通しが良くなり、収穫も遅くカビに侵される事がないのも特徴。実が小さいので水分が少なく果皮の割合が高くなることで、ワインは凝縮された力強さ、タンニンを持ちます。酸度の通常のアリアニコよりも高いため、遅い時期の収穫でも酸度が保たれています。果皮比率の高さからタンニン量は多いですが、粗いタンニンではなく細かく質の高いタンニンを持ちます。

土壌は粘土室の下にカルシウム豊富な岩盤があり、地表には白い石灰岩が露出する。粘土は保水性が高いので雨の少ない地域ながらブドウ栽培を加納にしている。醸造所は自宅の地下にあり、大樽５つと、使用済みのトノー樽が２０樽とミニマムな熟成庫を持つ。

樹齢90年を超えるプレフィロキセッラのアリアニコが中心に醸造されます。1つの樹に1つの房しかつけない老樹から収穫されるブドウは明らかに凝縮度が違うそうです。全ての要素が力強く、複雑。カステルフランチ地区から収穫されたブドウは2年目以降のトノー樽で、他の畑から収穫されたブドウは大樽で熟成されアッサンブラージュ。基本的にタウラジとタウラジ・リゼルヴァは同じですが、樽熟成の段階で、早くから香味が開いている樽はタウラジに、まだ硬く閉じていると判断した樽はさらに２年追熟成させてリゼルヴァとなるそうです。この2010年が最新のリゼルヴァのようです。