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Rosso di Montalcino 2021 Capanna

トスカーナ州の赤 > Montalcino

	更新履歴 2024/09/21 販売価格 4,980円(税込) 在庫数 残り僅か 12本です 購入数 本
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ロッソ・ディ・モンタルチーノ 2021 カパンナ
《イタリア／トスカーナ／赤／サンジョヴェーゼ／フルボディ》

1957年創業。モンタルチーノ中心部の北側、名高いモンテローリ地区に位置します。1960年代に自社瓶詰めを始めますが、当時25生産者から始まったモンタルチーノ協会の会員であり、老舗の生産者とも言えます。現在の当主はパトリッツィオ・チェンチオーニ、エノロゴはパオロ・ヴァガッジーニ。

ロッソ・ディ・モンタルチーノには平均樹齢15年の比較的若いサンジョヴェーゼが使用されます。スラヴォニア産の円錐形の特殊は発酵槽での醸しとアルコール発酵は18日から20日間、同じ槽でマロラクティック発酵の後、20hlや32hlのスラヴォニア産の大樽で10ヶ月の樽熟成後瓶詰めされます。

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味

八角形のラベル、モンタルチーノではポピュラーな感じがしますね。黒字のラベルにシンプルなフォントと紋章が潔い。2019年よりも髪質他、リファインされたように思います。コルクはノマコルクの4,5cm、グラスはシュピゲラウ、ディfニッションのボルドー型です。表記のアルコール度数は14,5度と、2019年と同じ。色調は艶っぽいディスク、深みのある黒赤色がいいですね。グラス内壁を垂れる脚もアルコールの高さやエキシぃさを感じさせます。少し木質な気質を感じさせる樽は上品でさわかやな杉、健全なスミレの香りもフルーツの香りにも密度があり、とてもロッソ・ディ・モンタルチーノとは思えない。プラム、柏餅、こし餡も2019年と同印象ですが、フランボワーズ系の酸味を感じさせるフルーツは、どこかアセロラの風味とともにヒント。

口に含みますと、口の中を満たす液体は大らかで、密度感もある。丁寧で真面目な渋味があり、引っかかることはなくサラっと進める。飲み口はあくまでもミディアム、14,5度を感じさせないミディアムで非常にバランスが良い。まだ若いはずだが、ピチピチと弾けるような要素はなく、ある程度の落ち着きがありますね。必要最低限、いや、最低ではないが、香味の甘味は過剰ではない。旨味と酸味の相乗効果はとてもジューシーで、喉がなる。

ああ、グラスの中でぶおんと密度も、輪郭も膨らんできました。いやあ、内側へのベクトルの深さも素晴らしい。

これは旨い。いや、2019年も旨いと言うたはずだ。

基本的に、真面目、真っ当、あるべき姿。この地区のブルネッロの要素をヒシヒシと感じますね。

どこか香ばしい、タンニンにつながるローストの樽要素の風味はあるが、これも派手ではないし、ロッソと言うよりも、ブルネッロっぽさに感じるんだな。月並みだけれども、牛肉が食べたいですね。赤身かサシの入った‥というよりも、いわゆるステーキ、肩ロースの油身もあるステーキがいいかもしれません。基本、塩胡椒なんだけれども、ニンニクの風味はあってもいいし、では、ワサビか？それとも、パセリバターか？となると、後者がいいかな。モンタルチーノのワインって、トマト系とかでもいいんだけど、とにかく牛肉食いたくなるのよね。でも、和牛というよりもアンガスとか、短角とか‥の方が似合うような気がします（妄想）。

二日目です。初日に閉じ感はありませんでしたが、二日目、開いてますね。端正な樽香があり、お手本のようなブルネッロ、いや、これはロッソなんだな。こういう真面目な酒質、好きです。まとまりもありますし、旨味はまだまだ出ますが、酸味とともにジューシーですね。甘味もあるが、甘過ぎず、しっかりと渋味や酸味もあって、理想的なサンジョヴェーゼの姿のひとつ。まだ若いので、渋味や酸味にまだ粗さがないわけではありませんが、そこが単調にさせないよいリズム。スパイスなんかもいいですね。初日は牛肉食いたい気分でしたが、二日目は、ビフカツ（牛やんけ）でもトンカツでも‥デミソースがいいなあ。豚なら脂身欲しいですね。いやあ、このワイン旨いですよ。RDMとは思えない。

三日目も、グラスはシュピゲラウ、ディfニッションのボルドー型です。さらに開いてます。ビターな香りはカカオの風味はあるがチョコではない、樽の感じ。ブラックチェリーや、ベリー系の果実の香味が深く、なめらかになり、旨味とともに甘味が出てきましたね。しっとりとしてて、渋味や酸味の角をまろやかにしてくれます。これを思うと飲み頃は三日目と答えたくもなるのはご理解いただきたい。喉を鳴らすほどおいしい。いや、これは旨いですよ。ブルネッロなサンジョヴェーゼ好きには堪らないおいしさです。