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Keir (Syrah) 2022 Tua Rita【第二回販売分】

トスカーナ州の赤 > Tua Rita

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	更新履歴 2024/11/10 販売価格 13,800円(税込) 在庫数 SOLD OUT
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ケイル（シラー） 2022 トゥア・リタ
《イタリア／トスカーナ／赤／シラー／フルボディ》

2016年が初ビンテージ。2004年に植樹された1,6haの畑で栽培されるシラー単一で醸されます。シラーは還元傾向の熟成環境を好む品種だそうで、素焼き陶器であるテラコッタ（400L、500L、650L）にて約10%にあたる房全体部分も混入してアルコール発酵とマセラシオン、マロラクティック発酵を含め6ヶ月行われます。密閉された還元環境で長期のマセラシオンと熟成を行い、1年または2年落ちのバリックで3ヶ月から4ヶ月ほど熟成させてから瓶詰めされます。生産本数は2,800本。

ケイル（Kier）に関して
若干傾斜のある2004年に植えられた約0,9haの畑で栽培されるシラーから生まれるケイル。元々シラーは還元傾向の熟成環境を好む品種でテラコッタ（素焼き登記）にて6ヶ月間閉鎖された（ラッキング他、まったく行われません）還元環境で長期マセラシオン、熟成が行われています。

房全体を若干混醸するのは長期マセラシオンにより抽出され過ぎる余分なタンニンを茎に吸収させる目的。還元環境を好むと言っても熟成中に空気（酸素）は必要で、素焼きの場合、微量の空気投下、または素焼き内に含む空気がこの熟成に適正と考えしようした理由です。トゥア・リタとしてもこの熟成プロセス（テラコッタ熟成）がシラーを生かす手段として非常に有効であると把握してましたが、より最適な熟成環境を目指すために現在も試行錯誤をしています。現在使用中のトスカーナ産の素焼き容器よりも還元傾向が若干強めとなる、より密度の高い素焼き容器となる北イタリア産のテラコッタも試しています。

トゥア・リタの2022年ビンテージ情報
冬は平年より寒く、ほとんど降雨がありませんでした。よって植物活動開始時期も早く、春の発芽も平年よりも早く始まりました。しかし、5月1日に急激な温度低下があり、凍るには至りませんでしたが生育速度が鈍化し、結果平年なみのペースでブドウは成長しました。その後、例年どうりの夏を迎えますが、8月15日に突如猛暑が到来しました。その後は好天、平均的な暑さが継続し収穫に至りました。2022年は降雨量が少なく、5月の後半に若干の水分補給を行いました。9月7日から8日にかけてまとまった降雨があり、カベルネソーヴィニョンとフランの成熟速度が遅くなり、予想していた適正な成熟ポイントまで、少し時間を要しました。2023年の最終の収穫まで病気や、突発的な雹害もなく、生産者にとってはありがたいビンテージとなりました。