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Baccalino Bianchello del Metauro 2023 Terracruda

イタリアの白ワイン

	更新履歴 2024/09/21 販売価格 1,980円(税込) 在庫数 残り僅か 16本です 購入数 本
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ボッカリーノ・ビアンケッロ・デル・メタウロ 2023 テッラクルーダ
《イタリア／マルケ／白／ビアンケッロ／辛口》

アドリア海とアペニン山脈の真ん中、ペーザロ地区の標高400mのなだらかな山岳地帯の数カ所に合計20haのブドウ畑を所有するテラクルーダ。地元アンコーナ大学の農学部と連携し、土着品種の保存プロジェクトなども行なっており、アレアティコ（ヴェルナッチャ・ディ・ペルゴラ）の他、ガロファンタや、スグラネッラという古い品種の栽培も行っています。現当主は、マルケ州で家具メーカーも営むルカ・アヴェナンティ、エノロゴは地元で活躍するジャンカルロ・ソヴェルキア氏を迎え、山の斜面の半地下に建てられた醸造所で最新設備を使いワインをリリースしています。

ボッカリーノは、トレッビアーノの古代品種と呼ばれており、樹齢は25年石灰質主体の粘土質土壌。収穫されたブドウは低温のステンレスタンクでの発酵、4ヶ月程度の熟成を経て瓶詰めされます。

ビアンケッロ・ディ・メタウロDOCに関して
マルケ州はペローザ・エ・ウルビーノ県。品種はビアンケッロが95%以上、マルヴァジア・トスカーナを混醸する場合は5%まで。

飲んでみました。

品種はビアンケッロですが、トレッビアーノの亜品種とのことでなんとなく安心感ありますね。撫で肩瓶、変形ラベルにはかわいらしい何かが描かれています。コルクはノマコルク4cm、冷蔵庫キンキン温度、グラスはシュピゲラウ、ディフィニッションのユニバーサル型、表記のアルコール度数は12,5度となります。色味はやや薄い緑茶のような感じ。パインの隠し香にグレープフルーツ系の柑橘香。石灰を感じさせるミネラル香りがあり、決して黄色味は強くない柑橘果汁のグラデーション。口に含みますと、柑橘の果汁に、白いピロピロの苦味が溶け込んだミネラル。ほどよくやわらかな密度があり、アルコール度数は低めという意味で軽やかだけれども、飲み口はヌケなく、満たしてくれる。キレイに冷えてるのがいいですね。酸味はぷちぷちとまではしてませんが、果汁の旨みとともに隅々まで広がります。トレッビアーノ的ではありますね、個性がないわけではありませんが、ニュートラルな使い方ができるヴィーノ・ビアンコでおいしい。苦味、苦さの香りが余韻を長くしていますね。

蒸し鶏、バジルソースだけだと緑が強いので、サワークリームとか、マヨネーズ、でも、最後はレモン絞るとか。白身魚のムニエルなんかもよさそう。

二日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスはシュピゲラウ、ディフィニッションのユニバーサル型です。澄んだ柑橘香、石灰のニュアンスはちょうどいい。フルーツを超えることはない。記憶の奥底のシャブリの火打石の香りを思い出せない（だせないんかい）。硬すぎないが張りのある酒質、ほのかな苦味もおいしい。梨系の白い果肉の香りは柑橘の後ろにあり、スパイスと相まって風味豊かで味も香りも余韻が長い。アロマチックの方に針が振り切れてないので、食事と合わせやすい。これからの季節だと、牡蠣もいいかもしれませんね（シャブリに吊られてる）。焼き牡蠣にレモン、いや蒸し牡蠣の方がいいかな。温度が上がると旨みと溶け込む酸味もあるし、クリームやバターも守備範囲になる。もちろんシェル付きがいいと思います。ビアンケッロと書くとなんだか得たいが知れない感じですが、トレッビアーノの仲間と思えばすんなりと腑に落ちる。お値段も嬉しいですね。ちなみに三日目まで引っ張りましたが、問題なくおいしいですね。三日目は酸味の輪郭もクッキリとしてくるし、柑橘果汁もまだまだ新鮮。結構、温度帯で表情イロイロなのも使い勝手よし。