Canaiolo 2022 Ormanni
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希望小売価格 3,850円税込→ 通常特価 3,080円→ 特別価格 2,880円税込
カナイオーロ 2022 オルマンニ
《イタリア/トスカーナ/赤/カナイオーロ/フルボディ》
キャンティ・クラッシコ地区の西部、ポッジボンシからバルベリーノ・ヴァルデルサのエリアに位置するアジェンダ。創業は1818年と古く、元々のオルマンニ家が戦争でフィレンツェから追放された後、スカラッティ家、メディチ家の統治を経て19世紀に現オーナー一族のブリーニ家の所有となります。現在の醸造所は1914年に作られたもので、1924年のキャンティ・クラッシコ組合の設立時の発足メンバーでもある歴史ある造り手です。90年代のスーパータスカンブームとは距離を置き、サンジョヴェーゼを、キャンティ・クラッシコを中心に作り続けており、グランセレツィオーネもリリースしています(いうてIGTも作ってますけどね)。エノロゴはパオロ・サルヴィ。
そんなオルマンニが挑戦するカナイオーロ100%からなるワイン。カナイオーロといえば、コロリーノ同様に、キャンティ・クラッシコにおけるサンジョヴェーゼの補助品種ですね。昨今はサンジョヴェーゼ100%からなるキャンティ・クラッシコも増えましたので、なかなか複雑な立ち位置でしたが、かのビービー・グラーツも早くからカナイオーロ単一のワインをリリースしており、現在ではいくつかの造り手が単一に挑戦しています。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
ラベルはオルマンニの紋章がありロゴがあり‥ながら、キャンティ・クラッシコなどとは違い中心にはスミレの画がありますね。そして"Canaiolo"の記載があります。もちろんDOCではなくIGT格付けになります。ラベルデザインはそのスミレの画も可憐な感じで全体的に上品にまとまっています。コルクはディアムではありませんがそんな感じの4cmから4,5cmの間ぐらい。ボルドー型瓶で、底の凹みは浅い。表記のアルコール度数は13,5度となります。グラスはシュピゲラウ、ディフィニッションのユニバーサル型。サンジョヴェーゼ単一でも幅がありますが、サンジョヴェーゼよりも少し色調は深い、エッジに紫ピンク。香りはラベルにある通り、スミレの香りが特徴的。これを思うと、いわゆるキャンティ・クラッシコのスミレの香りは、実は復原料のカナイオーロの香りなんじゃないかと思いつつも、混醸されなくてもスミレの香りはしますから‥でも、ひょっとすると近い品種なのかもしれませんね。かねてから、キャンティ・クラッシコに色をもたらす品種、副原料とされてますが、スミレなどの香りをブーストする感じかもしれません。詳細なテクニカル情報がないのですが、ビンテージが2022年ですから樽熟成はされてないと思いますが、どこか樽熟成されたようなヴァニラ未満の甘味ある香りがあります。スミレを中心にヴァニラっぽい香りとして、ラクリマなんかがあり、個人的には好まない品種ですが、このカナイオーロのスミレとヴァニラっぽい何かはいいですね。正直、初めてビービーグラーツのカナイオーロ・コロリーノを飲んだ時を彷彿とします。実は主役になる品種なんですよねえ。
口に含みますと、やわらかな密度に包まれたスパイスを感じ、ベリー系の果実味はたっぷりとある。ここちよい渋味と酸味があり、バランスとしては、キャンティ・クラッシコに似た構成。ながら、香味にチェリーやプラムは控えめで、ベリー系が強め。ミディアムながら十分な密度があり、しなやか。すぐにおいしく飲める。スミレの香りは芳香ですが、香料的ではないのが好印象。ブラインドだとキャンティ・クラッコと答える自信がありますね(あかんやん)。中盤に瑞々しさもあり、飲みやすい。余韻も、十分にあるし、若いワインらしさもあるが、決して雑ではない。甘味もたっぷりありますが、渋味と酸味があって、バランス良好ですね。飲み進むにつれ、キャンティ・クラッシコでないのは確認できつつも、トスカーナだなあ‥は実感。なんだろうな。カナイオーロって。国際品種よりの果実の香味を感じるのは、チェリー系ではなく、ベリー系だからかな。
二日目もグラスはシュピゲラウ、ディフィニッションのユニバーサル型。キャップシールの素材が硬めなので、私のようにソムリエナイフのナイフで荒く切ってしまうと、そのキザキザの部分で怪我しそうなのでお気をつけください。ラベルの上質や、印刷はとてもいいんですよね。キャップシールもそこそこいいヤツだからこそな感じですね。ブドウの皮のスパイス感がスミレで濡れた感じ。二日目もスミレとベリー系果実香が主役。芳香なタイプですが、しっかり開いてる感じですね。このヴァニラっぽさというか、オシロイ系が香りをまろやかにしています。果実味も初日同様ですが、二日目らしくまとまりがありますね。旨味も出しゃばらない程度にちゃんとある。うん、香りが強めですが、あくまでもミディアム。香りがハッキリとしているので、いい意味で誰もがおいしく飲めるタイプ。
三日目もグラスはシュピゲラウ、ディフィニッションのユニバーサル型。やはり泡も紫が強いですよね。サンジョヴェーゼ単一だとこんな紫にはならないし、カナイオーロ混醸だと、少しは紫でも不思議ではないとも言えます。三日目は芳香さは落ち着き(閉じではいない)。飲み口がいいですね。やわらかく旨味が出てきて、酸味とともにジューシーです。ベリー系の果実味もギラギラじゃなくてサラっとした渋味なサテンの風合い。ふんわりとスミレとヴァニラの香りはまだありますが、飲み口の渋味がサラっとしててドライでいいですね。ちょっとした変化球ですが、確実にストライクゾーンです。
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