Montevertine 2012 Montevertine
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モンテヴェルティーネ 2012 モンテヴェルティーネ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ90%、カナイオーロ5%、コロリーノ5%/フルボディ》
さしずめ、キャンティ・クラッシコ的な位置づけで例えるとCCRのような存在ですね。モンテヴェルティーネの名を関する軸となるワインでもあります。収穫後のブドウは発酵後、スラヴォニア産と、アリエ産のバリックの併用で24ヶ月の熟成後瓶詰め。約6ヶ月の瓶熟成を経てリリースされます。樽熟成期間はレ・ペルゴレ・トルテと同様で同じビンテージがリリースされています。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
お馴染みのラベルに記載のアルコール度数は13度と、2013年のピアン・デル・チャンポロよりも0.5度高い。変わらずのチンチクリンのキャップシール、コルクはなかなかの質の5cmです。グラスが迷いました。2012年、ヴィノムのキャンティ・クラッシコ型にしようかとも思いましたが、いつもならヴィノムのボルドー型、でも今回はヴィノムのブルネッロ・ディ・モンタルチーノ型にしてみましょう。
2013年のピアン・デル・チャンポロと比較すると一段深みある色合い。ふむ、グラスに違和感はありません。より樽熟成期間が長いことを伺わせる樽香と、凝縮度、スミレやベリー香に深みがありますね。変わらず、香りからも甘味はとても控えめ。口に含みますと‥そうそう、モンテヴェルティーネ。果実味はさらに濃密で、果実の甘味を感じますね(控えめだけど)。輪郭からとてもやわらかく、しなやかな密度があり満足度が高い。酸味、渋味の角が取れてて丸さを感じます。
さすがにランクUPを感じますね。もちろん、それは価格にも反映されています。3,000円と(約)5,000円‥なかなかよく出来てます。ピアン・デル・チャンポロは思ったよりもボディ感あるミディアムボディ。このモンテヴェルティーネ2012年はミディアムプラスな趣。ただし、価格差はなにもボディ感で決まるものではありません。
旨いな。もっと旨味がジューシーさは出るはずですが、伸びがある‥そう、質の高い酸味が、果実味をすべーっと牽引する伸びがあり、擦れない。
うん、旨いな。さすがや。
二杯目にして旨味が出てきた。ただし、すでに丸みがありながらも酸味と渋味の分子構造はさらに整うはず‥という段階。にしても、甘味はほんとに少ない‥というよりも甘味が低い感じ。ナイのではない。
二日目もヴィノムのブルネッロ型で勝負。ピアン・デル・チャンポロ2013年との同時毒味で、いつも後攻ですが、そりゃあ違いは感じますね。その違いは確かに格上で、お値段が高いのもよく理解できる(ここ大事)。
決してより重いわけでもないのだが、より密度を感じ深く、広く、立体的で大きい。うーん、旨いな。そりゃそうだ。ピアン・デル・チャンポロはイチゴな赤いベリー系が主体ですが、モンテヴェルティーネはチェリー系かなあ。共通する果実香やスミレの存在は確かにある。レ・ペルゴレ・トルテは以前までは単一畑で今は、いくつかの畑混醸とあたしは記載されているが、単一畑と紹介している場合もあるようだ。レ・ペルゴレ・トルテは元々そんな良い区画、良い畑の個性を打ち出したクリュ・ワインだったはずだが、このモンテヴェルティーネとピアン・デル・チャンポロの関係はきっと両方ともいくつかの区画の混醸で樹齢云々でブドウがあっちになるか、こっちになるか決められているのだと思う。
ふーむ。深さも広さもひとまわり‥ですが、テンションも高いですね。案外、このブルネッロ型グラスも合っている。キレイに果実の香味と酸が表現されていますよ。
ピアン・デル・チャンポロよりも甘味を感じますが、ワイン単体で‥というスタイルではないんだよね。やはり、しっかりとしたお料理が欲しい。できればラグソース。イノシシとか理想だけれども、合挽きでいいのよ。でも、ゴロゴロ感はちょっと欲しいかなあ。なんだかベタなんだけれども、ラザニアが喰いたくなってきた。ホワイトソース少なめ、パスタは端っこがビロビロのタイプでそこが硬くパリっとした感じなんだけれどもソースに浸ってる部分はブヨブヨでもいい。
三日目もヴィノムのブルネッロ型。樽よりも先に白く、少し硝煙反応あるミネラル香。うーむ、ピアン・デル・チャンポロ同様、この三日目にしてようやく旨味が沸きで、まとまってますね。文句なしに旨いです。ただ、全体的に(三日間通して)あくまでもベクトルは内側へ、中心へ‥というスタイルですので、少しの籠りを感じるかもしれません。ペルカルロ同様に、開放的なヤツではないのです。
口の中でのたぷーり感もいいですね。もう口の中にはサンジョヴェーゼしかない!そんな感覚です(←混醸だろ)。終盤に少し、ほんの少しの苦みを伴う渋味があり、終始甘過ぎずに、ドライに余韻に繋がります。
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