Valtellina Superiore DOCG Sassella Il Glicine 2018 Sandro Fay
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希望小売価格 6,380円税込→ 通常特価 5,180円→ 特別価格 3,980円
ヴァルテッリーナ・スペリオーレ・サセッラ・イル・グリチネ 2013 サンドロ・ファイ
《イタリア/ロンバルディア/赤/キアヴェンナスカ(ネッビオーロ)/フルボディ》
ロンバルディア州のスイスとの国境地帯に東西20kmに続くV字に切り立った峡谷がこのヴァルテッリーナ峡谷。谷間にはコモ湖を水脈とするアッダ川が流れ、冬は寒く、積雪地帯であるが、夏場は40度近くの猛暑にもなる年間を通しても寒暖差の大きな気候。
東西に広がる峡谷のために南側の斜面は長い日照を得る利点もあるが、傾斜が厳しい段々畑で農作業するに困難な地域。1200年代にはすでにブドウ栽培がされていたというワイン造りにおいても歴史のある地域。土壌はランゲと違い石灰、粘度の比率は低めで泥灰土壌に砂が混じる土質が特徴でPH値は低く、酸度の高いブドウが収穫される。
この地で1973年にサンドロ・ファイ氏によって設立された生産者。1998年からはミラノ醸造大学醸造学科で学んだ息子のマルコ、娘のエレナに引き継がれました。ヴァルテッリーナのレジェンドである「アール・エ・ペペ」の親戚にあたる一家でもある。この地域では早い時期からクリュの概念を持ち込み、重要なクリュをもつ生産者でもある。
近年、輸入元が変更になりましたが継いだマルコはエリオ・アルターレやマコンのオリヴィエ・メルランで学んだようでそのお繋がりかもしれませんね。
さて、ヴァルテッリーナはイタリアのワイン産地として珍しい点がある。協会が完璧に機能しており、ヴァルテッリーナの全45生産者全てが所属しているそうな。
「協会で決めたことは皆が守る。ビオロジック、ホルモン剤の採用(なんやねん)、
上記での除草。すべて協会で決められ、全生産者が採用している。
ヴァルテッリーナに置ける低い標高は350mとランゲと同じレベル。350m付近のヴァルテッリーナにしては標高の低い畑は夏場は湿気が溜まりやすく、秋は冷気がたまりやすいのでブドウの成熟にはやや不向き。早めに収穫し軽やかな早飲みワインに向く。
450mから660mは日照量も十分で成熟は時間をかけてゆっくりと進む。5つのサブゾーンに分かれるヴァルテッリーナだが、ファイが所有するのは「ヴァルゲッラ」と「サッセッラ」地区。色々な大きさの段々畑を持つことも重要としているのは、小さな畑は乾燥に弱く、大きな畑は水分が溜まりやすくブドウが水ぶくれしやすいとか。
600m以上の畑は、日照量は多いが標高が高過ぎるので低い部分と同等に冷涼。ブドウの成熟スピードは遅くなる。湿度はないのでブドウがカビなどに侵されることがなく、秋に降雨があったとしてもすぐに乾燥するので陰干しに向くようです。
畑はビオロジックが採用され硫黄は使用しますが、銅さえもほとんど使わない。殺虫剤は使用しないので、毎年4月は段々畑の石段に卵を生み、ブドウ芽を食べてしまう害虫ノエットを夜中に手作業で取り除く。除草剤も使用しないので、下草は蒸気をあて、ボイルすることで成長をとめるのだとか。
また、一般的に病気に強い2種類ほどのクローンが栽培されるが、ファイでは10種類ものクローンを棟毎に栽培している。発芽や収穫のタイミングが異なるため手間が必要となるが、その分複雑さを得ることができるのだとか。
DOC法のおさらい。
スペリオーレが付くヴァルテッリーナ・スペリオーレはDOCG銘柄。こちらも指定品種はキアヴェンナスカ90%以上となりますが、最低熟成期間は24ヶ月(内樽熟成12ヶ月)、リゼルヴァを名乗る場合は、最低熟成期間36ヶ月となります。特定の地域(ソットゾーナ)を名乗ることもできる。なお、スイスで瓶詰めしたものには「Stagafassli」と表示することができるとあります(興味津々)。
サンドラ・ファイがリリースするヴァルテッリーナ・スペリオーレDOCGは4種類。うち3種類が「ヴァルゲッラ」地区のクリュで「コスタバッサ」「カ・モレイ」「カルテリア」、うち1種類がこの「サッセッラ」地区のクリュである「イル・グリチネ」となります。
「グリチ」は「フジの樹」を意味し、畑に大きなフジの樹があるそうな。サッセッラ地区の東側で南向き、海抜470m付近のクリュとなります。70%が砂質、20%がシルト質。例年10月の第二週に収穫されるキアヴェンナスカ(ネッビオーロ)100%で、ステンレスタンクでの醸しとアルコール発酵、マロラクティック発酵と熟成は30hlと500Lの樫樽で行われ、樽熟成期間は12ヶ月とのこと。
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