Langhe Rosso Pelaverga Giulietta 2022 Olek Bondonio
→ Tremilla Yen di Vino Italiano :イタリアワイン三千円
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希望小売価格 5,500円税込→ 通常特価 4,480円税込→ 特別価格 3,000円税込
ランゲ・ロッソ・ペラヴェルガ・ジュリエッタ 2022 オルク・ボンドニオ
《イタリア/ピエモンテ/赤/ペラヴェルガ/ミディアム》
2005年から自社瓶詰を始めたというオレク・ボンドニオ。彼のお爺さんは、プロドットーリ・デル・バルバレスコの設立に尽力した方だそうで、そもそもは200年以上も続くブドウ栽培農家だったという歴史を持ちます。そんなお爺さんを尊敬していたオレクですが、プロのスノーボーダーとして活躍。競技人生を終え一念発起して醸造学校を卒業しボルドーや、オーストラリア、ニュージーランドでワイン醸造を学んで後、お爺さんの畑を相続しました(お父さんは‥)。
醸造所はバルバレスコ村の南、トレステッラの西、ロンカリエッテにあり、所有するバルバレスコの畑は、ロンカリエッテとスタルデリ。ロンカリエッテの畑を名乗るバルバレスコを造っているのはオレクただひとりですが、同じロンカリエッテの畑を持ち、その畑のブドウで造られるバルバレスコがガヤのバルバレスコ・ソリティルディン。オレクにとって、ロンカリエッテの畑がガヤの隣であったのは幸運で、ガヤは早くから無農薬を取り入れており、オレクの畑はガヤの畑に守られるように位置しているそうです。2005年からビオデナミを導入し、現在では極少量の天然硫黄と、グレープフルーツオイルなどの自然由来のものだけで畑を管理。銅すら使用していないとのこと。
「全てのワインは野生酵母のみで果皮と一緒に発酵させ、果皮をできる限り動かさず酵母が糖分を全て食べ尽くすのを待つ。1次醗酵が終わったらフリーランジュースだけを取り出し、セラーの温度が上がり、自然にマロラクティックが起こるのを待つ。ドルチェットとペラベルガは一度移し替えてイノックスタンクで5月まで熟成。バルベーラとネッビオーロは大樽で20ヶ月以上熟成し落ち着いたらボトリング。バルバレスコはできるだけ長く熟成させたい。清澄、フィルターはしない。ラッキングとボトリングは重力で行う。ポンプでストレスをかけない。」とのこと。
ペラヴェルガの起源はクオーネ県、サルッツォと言われています。当初は生食用のブドウだったようですが、17世紀にヴェルドゥーノの町でも栽培されるようになりました。カビに弱く、他の品種よりも生産量が極端に少なかったため絶滅が危惧されていましあtが、1970年台にヴェルドゥーノの一部の生産者が栽培を強化したことで温存されました。房や果実は少し大きめで青紫色の果皮。成熟は遅めで補助品種に使用されることが多かったとか。
オレク・ボンドニオのペラヴェルガは、ガヤのソリ・ティルディンに隣接し、バルバレスコを生むロンカリエッテの南向きの畑で栽培されるものが大半。トゥーフォと呼ばれる青い粘土石灰質土壌がブドウに骨格をもたらし、チャーミングな香味もありますがシルキーなタンニン、繊細で芯の強いワインに仕上がります。
ステンレスタンクで果皮とともに発酵、約14日間のマセラシオンを経て、果皮をできるだけ動かさずに酵母が糖分を全てアルコール転嫁するのを待ちます。一次発酵終了後、フリーランジュースのみを取り出し、セラーの温度が上がり、自ずとマロラクティック発酵が起こるのを待ちます。そのままステンレスタンクで翌年の5月まで熟成し瓶詰め。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
オレク・ボンドニオのラベルデザインはとても好みなのですが、この「ペラヴェルガ」なる土着品種のワインのエチケッタは、(普段ならニシノさん扱わないヤツ)の顔ですが気にしない、気にしない。キャップシールはビニビニビニールですが、オレクのロゴも入ってたりしますし、コルクも生コルクではありませんが、ちゃっかり4,5cmのノマコルク(合成コルク)で抜かりなし。明るくもあり暗くもあるが、淡いクリアな赤色です。香りは、ブラケット(例:マッテオ・コレッジア)に似たチャーミングな果実香、イチゴもあるんだけど、フランボワーズとか、小さな赤い果実の熟した香りで、甘味も感じる。ただ、猛烈なアロマちっくなワインでないのが嬉しいですね。あまりアロマちっくになると食事を呼ばないんだな。粘土と、石灰のようなミネラルの風味に、軽いスパイスの香り。表記のアルコール度数は13度なんだけど、アルコール感に似た果実香がある。口に含みますと、程よい甘味あるこれまたチャーミングな果実味があるんだけれども、そもそもの液体にまろやかさもある。酸味、渋味ともにしっとりとしていて、もっと軽やかな(軽く冷やしておいしい系)ワインと思ってたんだけど、思いのほか、ほどよいボディもある。果実味に野生の赤いベリー達の詰め合わせ。どこか「生ブドウ」的なニュアンスがあるんだけれども、未熟さではないし、逆、しっかり熟したブドウ本来の(素直な)味わいとも言える。こういうニュアンスこそ、いわゆる「ナチュール」の真の「ナチュラルさ」なんだと思うな。ブドウから生まれながらも、さまざまな果実や花、木、土の香りなどなどがするからワインって面白く、それこそ自然の香味の詰め合わせなんだけれども、不快な香りまでも容認するのは無理ですけどね。これは、思った以上に未知なる「ペラヴェルガ」なる品種を詮索させることなく、おいしく、素直でピュアな赤ワインの香味を楽しませてくれる。甘味もあるんだけど、甘味推しではない。ワイン単体でもすんなりおいしいんだけれども、逆に塩気が欲しくなりますね。サラミもいいし、案外、クワトロフォルマッジなピッツァに合いそうな気もする。許されるならば鹿のロースト、ベリー系のソース。絶対合うやつやん。後半にネッビオーロのようなお茶系のタンニン。うーん、ピエモンテを感じるなあ。ドルチェットに似て非なる個性がありますが、この個性は癖ではない。すんなりと受け入れられるし、この13度も非常に飲みやすい。
二日目です。グラス書き忘れてますが、シュピゲラウ・ディフィニッションのユニバーサル型です。暗さもあるんだけど相変わらず淡い赤、イチゴや野生のベリー達ふんだんですが、ピノ・ネロや、ネレッロマスカレーゼの方向にあるようで、初日にも感じたブラケットにも似た感じ。聞いたこともない品種ですが、この手の品種個性の経験値はあるはずですんなりと受け入れられる。香りと同等レベル(量)の甘味があり、二日目は馴染みやまろやかさも加わって初日よりも甘味を感じる(甘口ではないぞ)。そこにスパイスもあるし、果実味に乗っかるような酸味もあって、まったくダルさはない。二日目は旨味もそれなりに出ていますね。うん、ワインとしての体(テイ)はとても良く、まあ、さすがオレク・ボンドニオだなとも思う。で、今頃気づいた、1リットルのバルベーラ・ダスティも販売しておりますが、果実香に共通項ありますね。品種が違うのでなんともですが、じゃあ、どっちが‥となると、(本来の)価格相応、こっちになります(TPOスタイルも違うので優劣はつけてはいけない)。後半に苦味を伴う酸味や、お茶系のタンニンも健在。初日から思ふ、鹿のローストを夢見るも、ファミマのサラミをツマミながら‥うん、これでいい。もう少し黒コショウを効かせたものをと思うとセブンのサラミの方がいいかもしれません。ワインの甘味が引き立ちますね。
未知の土着品種というのはあまり意識しないで欲しい。理解しようとしないことも、ワインライフにとっては必要。ピエモンテらしいか?よくわかんない‥これまで経験した色んな土着品種の古生が混在するのがとても興味深いし面白い、そしておいしい。そう、品種なんてどうでもいいんだよね‥おいしければ‥という感覚実感のおいしさですよ。
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