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Franciacorta Dosaggio Zero Rose NV Andrea Arici

イタリアのスパークリングワイン

	更新履歴 2014/05/02 販売価格 5,980円(税込) 在庫数 SOLD OUT
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フランチャコルタ・ドサッジョ・ゼロ・ロゼ NV アンドレア・アリチ
《イタリア／ロンバルディア／泡／ロゼ／ピノ・ネロ／辛口》


フランチャコルタの東側に位置するグッサーゴの赤は、400年以上もブドウ栽培が行われていながらもスプマンテは醸されず、高品質の赤ワイン産地とされてきました。2002年、アリチ家の息子であるアンドレアと、マシャレッリで修行していた醸造家のジョヴァンニの出会いからこの地でフランチャコルタの醸造が始まりました。


「フランチャコルタのほとんどが平野部で造られる。僕等の畑は標高400mの高地、暑いエルブスコのモレーン土壌から生まれる重く、果実のたっぷりしたフランチャコルタとは全く違う。グッサーゴは石灰質が最も強くでるエリアで１年を通して冷涼。ワインには塩味を感じるほどのミネラルが存在する。」


フランチャコルタ地区を一望できる彼等の畑は、８ヶ所に分かれた段々畑となっており機械は入れないのですべてが手作業。畑には野生のアスパラやチポッラ、ニンニク、ネギなどが自生しているとか。下草ははやしたままで、雨量に応じて年に３〜４度刈り込むのだとか。


「高地で風邪が通るので湿気が溜まらず、病気に弱いピノ・ネロの栽培にも最適。この丘は表土が薄く、少し掘れば岩盤が出る痩せた土壌。ブドウ樹は細く、低くしか育たないが凝縮したブドウが収穫できる。」

「エルブルコのフランチャコルタは暑い果実味なのでドサージュすることでバランスを保つ。反対に塩味を感じさせるほどにミネラルが強く、酸が乗るグッサーゴのフランチャコルタの個性を際立たせるにはドサージュは不要。」


例年、エルブスコよりも一週間ほど遅い８月の後半に完熟の一歩手前で収穫し、自然酵母での発酵は、ステンレスタンクで低温を維持しながら。区画ごとの収穫と醸造により、より畑の個性を把握し、二次発酵の瓶詰め前のブレンド段階で味を整えます。

アリチのフランチャコルタのバックラベルには‥

VENDEMMIA：収穫年（NVの場合は記載なし）、TIRAGGIO：二次発酵前にアルコール発酵が終了したベースとなるワインに酵母やしょ糖を入れて瓶詰めする作業（＝ティラージュ）、SBOCCATURA=DEGORGEMENT：二次発酵後の澱引きの日付が印字されています。

と、ブリュットご紹介の際には書きましたが、このロゼはNVですので、収穫年はなしとしてもTIRAGGIOは明記されておらず、SBOCCATURAのみ2012年の5月30日記載があります（今回入荷ロットの場合）。

デゴルジェメントの日付を明記するのおほあシャンパーニュの生産者であるブルーノ・パイヤールと同じ思想で、澱と離れてからの期間がワインを成長、成熟させると考えているからだそうで、アリチではデゴルジェメントしてから約１年は出荷せずに瓶熟成されるそうです。

また、生産者の名前としてはアジェンダ・アグリコーラ・コッリーネ・デッラ・ステッラ（Azienda Agricola Colline della Stella）という名前が記載されており、トレードマークは星（Stella）を模したもののようです。

さて、今回ご紹介するのはロゼ。輸入元の資料ではセパージュはシャルドネとピノ・ネロと記載がありますが、生産者のサイトではピノ・ネロ100%となっていますし、バックラベルにもSolo da Uve Pinot Neroの記載がございますのでピノ・ネロ100%とさせていただきます。

飲んでみました。

そのブリュットの冷涼でミネラリーなスタイルを思うとロゼはどんな感じに仕上がるのか‥楽しみにしていたのですが、これがなんともフルボディ！こんなにも密度高く重みある果実のロゼスプマンテは初めての経験かもしれません。

ぶわっと酵母、ブリオッシュの香りの後、赤いチェリー、ベリーにプラムの香味が非常に質の高いガスとともに広がります。梅的な旨酸っぱさも豊富で、果実の余韻もガスの余韻も長いですねえ。その梅っぽさは、赤果実に、ひとつまみの塩っけ（ミネラル）がそう感じさせるのかもしれませんね。もちろんドサージュされていませんので、そういう甘味はありませんが、果実由来の甘味は感じます。

あまりにも厚み、ボディがあるのでしっかとドライですが、やわらかな辛口なんですよねえ。アルコール度数も12.5度、この度数でこのボディはここのピノ・ネロの凄さかもしれません。

いや、マジ大袈裟じゃなくてこの旨酸っぱさのあるフランチャコルタを探してたんですよ！お値段は少々張りますが、これは値打ちあります！

騙されたと思ってぜひぜひぜひ！！！