Outsider 2006 Arnaldo Caprai
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アウト・サイダー 2006 アルナルド・カプライ
《イタリア/ウンブリア/赤/カベルネソーヴィニョン50%、メルロ50%/フルボディ》
ウンブリア州はモンテファルコ筆頭生産者と言っても過言ではないアルナルド・カプライ。そのサグランティーノ・ディ・モンテファルコはご存知の通りでサグランティーノという固有の土着品種の個性の表現のみならず、イタリアワイン十傑のひとつ‥な、偉大なワインであることは間違いありません。
そして、このアウトサイダーは、そんなサグランティーノへの愛の裏返しとして「異邦人」「余所者」と名付けられてはいるものの、サグランティーノを極めしアルナルド・カプライが、メルロやカベルネによるワインを手掛けたとしても、その実力を誇示する意欲作でもあります。
初ビンテージは2000年。海抜300m付近に位置する合計4haの畑で栽培されるメルロとカベルネソーヴィニョンの50&50な比率。樹齢は10年〜15年のもので株密度は5000〜6000本。ライムストーンや、粘土質が主な土壌‥例年9月の第一週にメルロが、カベルネは一ヶ月遅れで収穫される模様。樽熟成はフランス産のバリックで18ヶ月。平均年産は7000本との記載があちこちにありますが、公式サイトでは15000本に修正されている感じですね。なお、表記のアルコール度数は14.5度となります。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味(2010年4月)
相変わらず、シンプル・イズ・ベストなフォント使いのシンプルなラベル。お馴染みの横縞の織の入ったオフホワイトのラベル地に、赤カッパーが効いています。2004年のアルコール度数は14度でしたが、この2006年は14.5度と‥きっと、たぶーりなんでしょうねぇ。コルクは気合いの5.5cm‥ROSSO OUTSIDERの文字とビンテージ刻印入りとなります。コルクを染めるお尻からは、期待通りの濃厚な果実と樽香がポワーンと放たれております。グラスは、ヴィノムのボルドー型で‥。
紫のエッジに、沸き立つのも紫の泡…エッジは赤見がかってはいますが、紫黒い感じですね。カシスリキュールに、ブルーベリーなドライフルーツ具合‥しかし、アマローネのような陰干しっぽいそれではなく、インキーではありますが、その濃さ、密度に純度も感じますね。香りからして‥伸びの良さ‥実感できます。コルクのお尻で漂ったエスプレッソなロースト香もふんわりしつつも、強く感じるのは、最初の5スワリングぐらいのもので、やっぱり果実主体でありますね。
口に含みますと‥いいですねーっ!!これぞアウトサイダーなエキス感。膨らみは穏やかで、エキスに伸びがある‥最高の墨汁な上品なエキスどすなぁ。液面から放たれるよりも、含み香の方に、エスプレッソな苦みを持つ、ロースト感を感じます。微粉なスパイスと、甘味に濡れたタンニン、酸味の質もさすが‥カプライですね。
まだ若さ‥もちろん感じますよ。2006年っちゃー最新も最新ですからね。黙って出されたら‥ほんとスーパートスカーナですよね。でも、樽も効いてはいますが、イヤミではないんだなぁ。カベルネが50%とありますが、まったく青さはありませんね。カベルネの柱、梁に、メルロの肉付きなんですね。構成感‥は、アルナルド・カプライらしさ‥さすがですね。だから、カプライのワインは好きなんです。
美味しい。
2004年を飲んだ時の印象とさほど変わらず‥美味しいですね。
もっともっとタンニンと酸味は馴染み、熟れて‥果実味はさらに深くベクトルを増し、立体的になるのは容易に予想できるポテンシャルですね。相変わらず、ヘタなスーパートスカーナ真っ青の酒質‥と出来栄でございます。2004年よりも、0.5度高い14.5度となりますが、アルコール由来のボリュームや甘味は目立ちませんね。
やっぱイイな‥アウトサイダーは‥好きなワイン、期待どおりの良質のカベルネとメルロの50&50具合なんですね。アウトサイダーも2000年、2001年、2004年と飲んできましたが‥ちゃんと異邦人‥余所者であっても、スタイルがキチンとしてるワインはいいですよね。実は、タンニンは凄くあるんですよね。果実味も強いので、一瞬はわかんないけど‥まだまだ荒さも確かにありますが、すごく溶け込んでかのように感じるほど、キメが細かい渋味が豊富です。
二日目です♪イイ香りですねー開いてますっ!!二日目にメルロの顔がニッコリ出てくるのも2004年同様ですね。初日はエロさ‥なかったのですが、メルロが出てくると‥ちょっとエロ‥妖艶な感じでございます。口に含みますと、膨らみのやわらかさが、やっぱりメルロですが、しっかりと核となる柱と、梁にビッシリとキマった渋味と酸が、さすがの骨格を感じますね。やっぱりアウトサイダーは、ヘタなスーパートスカーナ顔負けですなっ!!酸味もジューシーで、熟した果実のエキスと絡み合ってますよぉ。
初日のインキーさは、青紫でしたが、この二日目は赤味が射してきた感じ。決して残糖っぽいエキスではなく、下の上にモーターオイルのように感じます。そんなエキスはコク味にも通じるんですが‥これが決してクドくないんですよねぇ。この二日目はバリバリ旨いですね。しかし、まだまだ若さも溢れておりますので、三日目も楽しみ♪
ちょっと試しに、ヴィノムのブルゴーニュ型グラスでの飲んでみます。香りにより酸味を感じますし、飲み口もボルドー型よりもやや軽く(と書くと語弊があるが)感じますね。現時点ではボルドー型の方が似合います。せっかくなのでオヴァチュアでも飲んでみます。さすがに果実味など、すべての様子が締まって濃く感じますが苦みも倍増‥という感じ。やっぱりヴィノムのボルドー型がいいですね。エクストリームのカベルネ/メルロ(≒ボルドー型)も合うかもしれません。
三日目です♪注ぎたての香りにカベルネの開きも戻ってきましたね。口に含んでみましても‥まぁ文句ありませんね‥美味しいです。果実味の甘味を帯びてきた様は一番かもしれませんね。アルコールの高さも、エキスの濃さも派手に感じさせない完成度もカプライらしく‥とっても大満足でございます。三日間の中で、一番粘度が高く感じるかもしれませんね。このワインには、この状態がふさわしいとも思います。
とはいえ、初日から三日目まで、飲み比べてみないとわからない程度の違いでもありますね。初日から美味しいです。でも、まだ若さありますよ‥それを、ポテンシャルとして楽しむ…うんうん若い内にしか楽しめない要素は今のうちに‥熟成香の出ない内の果実味が馴染み、タンニンと酸の角が取れた状態が最高の飲み頃かもしれませんね‥うーん、何年かなぁ‥それはわかりませんけどね。
四日目です♪特に変わらず‥美味しいまんまですね。この手の構成感のあるワインは、ぜひ食事と合わせてあげて下さいね。2006年も、やっぱりアウタサイダーは旨いワインでしたっ!!ぜひぜひ体験くださいましっ!!
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