Brunello di Montalcino 1985 Argiano
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ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 1985 アルジャーノ
《イタリア/トスカーナ/赤/ブルネッロ/フルボディ》
今さら‥何の説明も必要ではないであろう‥ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの銘醸のひとつであるアルジャーノ。これまでに、何度か、蔵出しの古酒をご紹介した事もありますが、今回は、蔵出しではありません。よって、ラベルも蔵出し古酒のような、最近デザインされたものではなく、80年代のアルジャーノのラベルそのものです。こんなラベルもクラッシックでイイですね♪
1985年‥言わずと知れた‥80年代のトスカーナでは、超優良ビンテージ!!
ラベル表記のアルコール度数は13.5度となります。また、すべてのボトルにオリジナルのバックラベルも貼られた状態となります。
さて‥状態です。瓶も古いもので、底の凹みはほとんどありません。DOCGのピンクの帯封も、あるものと、ないもの‥がございますが、気にしない、気にしない。液面は商品ページに画像で紹介していますが、低いもので、ボトル肩あたり‥多いものは、とても古酒とは思えないほど残っています。液面にバラツキはありますが、全体的に液量は十分だと思います。キャップシールはすべてのボトルで回りますので気漏れの心配はありません。ラベルは、一部欠け、破れ、汚れ、擦れがございますが、古酒ですからね‥。色調は、ボトル真ん中あたりでも、ライトにかざすと、鳥の目のような‥血のような綺麗な赤色で、どのボトルも澄んでいますね。実は、澱は(底部分には)ほとんど確認できない感じ‥(側面かもしれません)。
澱もあるかもしれませんが、休ませてあげれば、今‥飲み頃かもしれません。というか‥めちゃくちゃ旨そうなんですけど‥^^; ブルネッロの古酒って‥堪らんっ!!
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味[2009年10月]
エチケッタは、当時のもの‥フォントが、なかなかクラシカルで趣きがありますね。真ん中には、アルジャーノの紋章。瓶も古く感じる寸胴なボルドー型で、底の凹みはほとんどない、茶瓶となります。ビンテージは前面の肩の部分に‥表記のアルコール度数は13.5度で、オリジナルのバックラベルが付いています。
西野嘉高が開けるのは、全ボトルの内、唯一キャップシールが回らなかったものですが、液面を考慮しても、液漏れしているとは思えなかった‥そんなボトルですね。予想どおり、キャップシールを剥いだ、コルクトップは、薄らとカビがあり、キャップシールとの接点の部分が固まってた‥が、ゆえのキャップシールが回らなかったオチのようです。つまり液漏れはありませんでした。コルクを真ん中に刺しますと‥やややわらかい感触‥要注意ですね‥
って言ってる傍から、コルク折っちまったじゃねーかっ!!
コルクは、やや痩せた5cmで、中程まで染みが確認できます。コルクから甘味を感じる香りが‥うーん超期待っ!!グラスはとりあえずヴィノムのボルドー型で‥。エッジはオレンジ色で、朱色‥茶色‥茶がかった黒へとグラデーション。濁りはありませんが、ややクスんだ感じに見えますね。思ったよりも、まだ色は濃い目です。
香りはまだ全開‥とまではイキませんが、これぞブルネッロ・ディ・モンタルチーノのブルネッロ・ディ・モンタルチーノたる所以‥と、言わんばかりのブルネッロの古酒な香りが、ふんわり広がります。
まだ目覚めないとも言える香りですが、グラスの中で、目覚めるまでゆっくりとお付き合いしてあげようかな‥と。
ということで‥
まずは寝起きドッキリから‥。
口に含みますと‥
旨い‥旨過ぎるっ!!
舌に刺すような、渋味や酸味は皆無で‥角取れを実感‥ながら、酸味がすぐにジュワジュワしてて、渋味も穏やかに、果実に溶け込んでいます。果実も熟れてはいるものの、まだまだ力強さを持っており、果実と旨味な甘味と、サンジョベーゼ(・グロッソ)な酸味とのバランスが絶妙ですねっ!!
サンジョベーゼ(だけではないが)の古酒って、果実味にリンクした香りの一部に、柑橘を感じますよね‥黄色と橙色の間の柑橘‥。熟成香はありますが、紹興酒まではいきません。
角の取れた古酒ならではの果実味‥
古酒ならではの熟成香‥
そして、超が付くほどの優良ビンテージであることを実感する、まだまだ先を期待させる力強い果実。
もっと熟れるでしょうが、すでに美味しい。
旨いなぁ‥
ほんまに旨いわぁ‥
しかも、今宵のワインの肴は‥
「鯛のお刺身‥」
そう、熟成したブルネッロ・ディ・モンタルチーノという赤ワインに、白身魚のお刺身なんですが、常識を覆す‥と思われそうですが、以前にチェレットのバローロの古酒と白身魚のマリアージュで感動を覚えた経験ありですから‥西野嘉高にとって躊躇などありません。
実は、この鯛‥オヤジの退院祝いとして、頂いたものなのですが‥西野嘉高は現物見てないんですが‥寿司桶みたいなのに‥大きな鯛が‥という、昭和初期のドラマに出てきそうなシチュエーション‥。まぁオカンも一目で、(これは凄い鯛や‥)と思ったらしく‥ならば、赤ワインとの合わせも可能‥と判断。
白身魚の脂が欲しかったので、オカンには、皮付きで刺身にしてもらいました‥。新鮮で、プリプリな白身魚である鯛‥鯛の味、香りはしますが、臭みは皆無‥。口に含んで、このブルネッロ・ディ・モンタルチーノを満たしても、まさか生臭い‥なんてことはありません。
要は素材ですよ‥素材‥そういうことね。
魚と赤ワイン‥しかも生魚‥。生臭くなってしまうこと‥あります。それは、やっぱり素材なんですよ。エエもんやったら、大丈夫なんだけどな。
プリプリではありますが、どこかネットリした旨味が‥そして、皮目からの脂‥赤ワインのタンニンが‥必要なのです。ほんま、鯛の香りと、味がするわ。
そして‥ワサビ&醤油じゃないのよ‥
ポン酢です‥。
だから‥柑橘と、熟成した古酒に感じられる醤油ちっくなニュアンス‥そして旨味‥実は、ポン酢そのものなんだな‥古酒ってのは‥。
合わないわけがない‥。
生魚と赤ワインが合わないなんて言ってるヤツは、エエモン喰うてない証拠やな‥。
実は、すでにグラス三杯目‥ボトル的には、半分を越えてしまいましたが、目覚めてきたようですね‥ただし、香りは、一般的にいう全開ではありませんが、こんなもんだと思いますよ‥。これ以上は期待していません。
フルボディな‥旨味です。
旨味なんです‥
それが‥そこが旨いのです。
目覚めてくると、「体」が、もう一周り大きくなってきました。そして、さらに角取れと、なめらかさ‥やわらかさを実感できる酒質ですね。
エエ液体や‥。
ポン酢にまみれた、鯛が、ぷり‥ぷり‥の間に‥しゃこ‥しゃこ‥してて、ぷり‥としゃこの間の「…」に、旨味のある脂が、じゅと‥と出てくるんですね。そこに、ポン酢もまみれて‥このブルネッロ・ディ・モンタルチーノと出会うのです。
ワサビと醤油ちゃうで、ポン酢やで‥ポン酢…。
ストレスないわぁ‥
酔いが心地ええわぁ‥
複雑なミントとハーブ‥それらの揮発は香りの要素に、導かれるように、広がる熟れた果実香‥
甘味が旨味なのか‥
旨味が甘味なのか‥
二日目、三日目と放置プレイ。(コルクを刺しておくだけです。空気は抜きません)四日目です。最後の1.5杯。やや果実味が抜けたような気がしますが、旨さは変わらず‥。酸味が飛び抜けることもなく、1985年の力強さをあらためて実感する。
底に、細かめの澱がありますが、最後の一杯までは濁らずに飲めました。この四日目の、鼻に抜ける香りが‥土壌‥というものを感じさせてくれます。
まだまだ熟成は可能ですが、今飲んで、とても美味しいですね。1985年の力強さもまだ感じられて、熟成した角の丸みもあって‥いい時期です。
非常にお買い得な一本‥ぜひ飲んで下さい。
唸りますっ!!
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