Rosso di Montalcino Salvioni 2009 La Cerbaiola
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ロッソ・ディ・モンタルチーノ サルヴィオーニ 2009 ラ・チェルバイオーラ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ・グロッソ/フルボディ》
ガレストロに若干の品質が混じる畑の面積は4ha。南東向きで標高420mに位置します。平均樹齢は20年で、株密度は古樹は3000〜4000本/ha。収穫されたサンジョヴェーゼ・グロッソは約30度に温度管理されたステンレスタンクで自然酵母を使い約25日間の発酵後、マセラシオンを経てステンレスタンクにてマロラクティック発酵。20hlの楕円型のスロヴェニア産の樫樽での熟成。ブルネッロ・ディ・モンタルチーノは42ヶ月の熟成が施されますが、12ヶ月の時点でロッソ・ディ・モンタルチーノが生まれます。
サルヴィオーニの場合、ロッソ・ディ・モンタルチーノは純粋にブルネッロ・ディ・モンタルチーノとして醸造した熟成途中の樽が選別され生まれるセカンドとなり、良いビンテージには一切ロッソ・ディ・モンタルチーノは生まれない場合もあるし、全量ロッソ・ディ・モンタルチーノとなる場合もあります。2006年のブルネッロ・ディ・モンタルチーノの生産本数は11,330本でロッソ・ディ・モンタルチーノは生産されていません。2009年はブルネッロ・ディ・モンタルチーノは4000本弱の生産のみでロッソ・ディ・モンタルチーノが10000本詰められました。とはいえ、総数として15000本程度であるサルヴィオーニのブルネッロ‥もしくはロッソ・ディ・モンタルチーノは相変わらず引く手数多な人気を誇ります。
2009年は必要な時期には降雨はありましたが、例年よりも若干少なく、フェノール類の熟成が少し低かったとのこと。よってブルネッロの生産本数は4000本とし、ロッソを多めに詰めたそうです。それもこれも、その熟成中の樽の状況で判断‥ということになるのでしょうね。
今年は2012年あたりがリリースされる年回りになりますかね。直系セカンド、その生産本数からもリリースがあれば瞬く間な銘柄、リリース時よりも値段は張りますが、この2009年旨かったんだよねえ(遠い目)。
さて‥状態は(2021年6月22日)、パッと見た感じはラベルにデザイン変更はなさそうに思えるかもしれませんが、ラベル下部が最近のラベルと違うんですよね。現在は、容量(0,75 It.e表記)や、生産国(ITALIA)、アルコール度数などはバックラベルに表記移されておりますが、この時代は表ラベルの下部に併記されていました。で、750mlであることや、原産国がイタリアである表示はほぼほぼ不変と言っても過言ではありませんが、問題となったのがアルコール度数なんですね。確か、度数に関してはハナから13度だったか、13,5度(確かこっち)に印字済み。しかし、それを超えた場合(もちろん、満たない場合もだが、これまでに満たなかったことはなさそうです)どうするか?の苦肉の策が、「13,5度」の表記の部分を上から金(色)泊で塗りつぶして、その上から新しく、正しいアルコール度数、この場合は14度を印字するということがあるんですね。最初は、この金泊の度数部分に何の意味があるのか?と、思ってたのですが、実はアルコール度数の表記の変更だったわけです。現在は表ラベルは瓶熟成中におおよその本数がわかるわけですから、そのビンテージを入れて印刷したものを貼るのでしょうね。ちょっと待てよ、瓶詰め後のある程度の本数がわかるなら、度数も瓶詰め時にわかってんじゃないの?とも思いますが、まあ、色々あるんでしょうね(結局、何もわかってない)。なお、かれこれモトックスさんはオリジナルラベルのラベル(主にJANコード)を覆うように、ラベルを重ね貼りしますので、ロット番号とか確認したいのに‥ぶつぶつ。で、ラベルはほぼほぼ新同品のレベル。とはいえ、その金色の部分に少し擦れがあり金色に剥がれがありますが、気にしない、気にしない。基本クリーム色地のラベルには汚れはないんじゃないかな?見逃してたらゴメンレベルとなります。キャップシールもすこぶる状態がいい。DOCの帯封はひとつ前の薄い黄色のモノですが、これも問題なし。帯封は、シール裾を跨ぐように横巻きですので、くるくるとは回しませんが、液面は現行よりも数ミリ下になっておりますが、非常に高い位置をキープしており液漏れはないはずです。液色もいいですね。少しオレンジがかってきたのかな?明るさの中に少しそういうニュアンスがあるルビー色もいいですね。もちろん、クリアな液質ですよ。瓶底の凹みを確認しますと、輪郭にやわらかい澱の塊がいくつか、瓶底で右往左往しておりますが、細かな澱が飛散することなく、常に沈む重い澱。状態もいいですね。2009年、当時の紹介文を読むと、2009年は比較的RDMの生産本数は多かった模様(だから、こうやって古酒にも出会えるのかも)、現行比10年、そろそろ飲みたいですよね。いや、ぜひ飲んでください。ちなみに表記のアルコール度数は14度となります。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味(2011年11月)
それにしてもサルヴィオーニのラベルデザインは素晴らしい。まさか、あのモンタルチーノ村の小さな醸造所、貯蔵庫で手張りしているとは思えないラベルでもある。横に織の入った紙質は素晴らしく、そのフォント使い方が好きだなぁ‥。この2009年は表ラベル右下にアルコール度数表記ありで、その部分のみ金地で14度の放棄となります。キャップシールトップもサルヴィオーニの彫り物がクッキリなのもとても清潔なイメージがあるんだな。コルクはもうひとがんばりの4.5cm、グラスはヴィノムのボルドー型。薄らと全体的に向こうが見渡せるルビー色、たっぷりの酸味を内包したチェリーの果実香のタプーリなことったら‥。モンタルチーノの展示会で飲んだ際は、もうちょっと甘い香りが強く感じたのですが、そうでもないですね。サンジョヴェーゼグロッソ一本気なスタイル、よく熟れたニュアンスもあり‥。口に含みますと、すばらしくやわらかい輪郭‥とてもゆっくりとした流れと、粘度のある密度がめさくさ素晴らしい!!このすでにやわらかく飲める状態‥しかも、すばらしく美味♪ちょっと‥シャルドネのご飯咀嚼100回にも似たオコゲ的な香りがあるが、樽が云々という香りではなく特徴的。どこか華やかなスミレ、結構な旨味量と、密度で、ミディアムながら香りの開きがさらに大きく感じさせる。すでにストレスなくズルンと飲めるのもイイですね。
二日目もヴィノムのボルドー型。注ぎたては、若干アルコールを感じますが、甘過ぎい樽も溶け込んだ果実香、スパイスというか、青さではない樹の香。とてもよくまとまり、輪郭部分に甘味が出てきました。大海原系の‥余裕、貫禄を感じさせる酒質で、(価格もそうですが‥)ロッソ・ディ・モンタルチーノで済ませられない高いレベル。酸味、渋味の質が高いし、毛先が球なんだなぁ‥じゅんわりと旨味が広がる。
これは旨いっ!!
ケースで買っていいレベル!!
三日目もヴィノムのボルドー型。初日から香味は開いていると感じるが、さすがにまだまだ2009年ということか‥三日目だからと言って初日となんらかわらない美味しさが健在。バランス良く、古典ではないかもしれないが、モダン過ぎるわけではない。サンジョヴェーゼグロッソ、モンタルチーノらしさ溢れ、ちゃんとした葡萄で、ちゃんと醸した結果だな。ほんと、色はそれほど濃くはない‥でも、その味わいはしっかりと旨味、果実味を感じる秀逸なサンジョヴェーゼ・グロッソ。
パーペキ!!
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