Brunello di Montalcino La Casa 1997 Caparzo
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ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ ラ・カーサ 1997 カパルッツォ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョベーゼグロッソ/フルボディ》
モンタルチーノ中心部の北側でアルテジーノの南側にアジェンダを構えるのが、このテヌータ・カパルッツォ。海抜は約220mに位置し、南から南東向きの畑を持ちます。ブルネッロの畑が9ha、カベルネソーヴィニョンの畑の2.5ha、シャルドネや、ソーヴィニョンブラン、トラミネールなどの白品種を植える3ha、ロッソ・ディ・モンタルチーノ用の3haと、サンジョベーゼを1haに、モスカデッロを1.5ha所有します。IGTのワインも醸していますが、もちろんブルネッロ・ディ・モンタルチーノが主軸。
なかでも単一クリュとなるラ・カーサの葡萄園は海抜275mに位置するカパルッツォご自慢のクリュ。その隣のアルテジーノが醸すかのモンテソーリの名は、丘の名前なんですね。ラ・カーサはモンテソーリの丘の傾斜にある畑となります。収穫されたサンジョベーゼグロッソは、ステンレスタンクでの発酵の後、フレンチオークのバリックでまずは12ヶ月の樽熟成を経た後、同じくフランス産の30hlの大樽で24ヶ月の樽熟成が施されます。瓶詰めされた後、15ヶ月の瓶熟成期間を経てのリリース‥つまりリゼルヴァ仕様ですね。このラ・カーサの単一クリュの初ビンテージは1977年と歴史のあるもので、カパルッツォの代名詞と言えます。
さて‥状態は、生成色のラベルには点々汚れがなきにしもあらずですが全体的にはバックラベルと共にキレイな状態。DOCGのピンクの帯封はキャップシールに対して縦貼りですが、キャップシールは状態も良くくるくるとは回しませんが回る状態ですね。液面は経年を考えても十分な量で液漏れはないはずです。まだまだ深いルビー色は透明度があり、底の凹みには経年を考えると少なめに見える澱は固まっておりますので濁りやモヤりはありません。状態はとてもいいですね。なお、表記のアルコール度数は13.5度となります。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味(2010年の毒味です)
しっかりとしたボルドー型瓶、このラ・カーサのラベルは見た事あるお客様多いでしょうね。ま、シンプルで陰気な色使いですけど‥^^; 普通‥紋章とかなマークがあるのですが「樽の上に股がったパンツ一丁の陽気なオッサン」のマークですが、気にしない、気にしない。キャップシールの状態はよく、DOCGのピンクの帯封は縦貼りですが、検品時に帯封を切ってしまってるボトルもありますが、一部‥固めのものはありますが、キャップシールの状態、画像に掲載するまでもなく十分かつ揃った液面からも液漏れはないと判断します。なお、ラベルに小キズ、小さな捲れのあるボトルもございますが、気にしない、気にしない。ラベルに表記のアルコール度数は13.5度となります。
コルクは良質の5.5cm(折ってしまつた‥^^;)お尻は紫に染まり‥ダイヤモンドダストな酒石がキラキラ‥果実由来の甘味のある香りが広がります。グラスはヴィノムのボルドー型一択。エッジはまだオレンジ色になる手前のガーネットで、綺麗なグラデーションで黒に変化。中心部は透ける事のない濃さを保ちます。香りはよく開いていますね。とても良いブルネッロの香りで、確かに新樽バリックであることも感じますが、チグハグさはなく、よく溶け込んでる印象。ブラックチェリー、乾燥したタバコ、微粉のスパイス‥。
口に含みますと、力強さとエレガントさを兼ね備える、甘味に逃げないシリアスな表情もみせる。輪郭から、旨酸っぱいサンジョベーゼを感じ、優しさのある膨らみながら、外へ外へと発散するようなタイプではなく、多くは語らず‥しっとりと‥大人の雰囲気と感じるのは、やはり甘味控えめだからかな。
渋味、酸味ともに、熟れつつある状態。余韻も力強くもありエレガントに続きます。予想以上に真面目な酒質‥まだまだ先のあるポテンシャルをひしひし‥。
いいですね!じっくりと付き合いたい‥と思わせますし、さて‥何を喰わしてくれるのだ?とも‥。師匠がよく使う言葉ですが‥「焼き切った肉」に合いそうですね。あえてレアではなくウェルダンな感じ。少々‥歯ごたえはあるが‥肉の旨味‥を咀嚼で感じるような‥そんなシンプルな肉料理が欲しい。
二杯目からが本領発揮なのは‥古酒はさらにデフォ。輪郭に優しい甘味な旨味。旨味を伴う酸っぱさが‥やはり旨く、舌の腹に‥ポリフェノールとともに旨味を残す。しかもストレスのない酒質。含有な渋味と酸味は豊富で、まだ第一次ピークに達してはいませんね‥ラ・カーサだと‥現行が2003年?2004年?1997年だと‥まだ6,7年の熟成か‥しかもクリュとなると‥さすがブルネッロだなぁ‥を実感。もちろん、このブルネッロが1997年‥だから、とも言えますけどね。やはり1997年はハズレなしかな。
三杯目‥杯を進める度に、さらに旨味も酸味、渋味も美味しく感じるから不思議。サンジョベーゼって…「これは豚肉だな‥」と思う時と「これは牛肉だなぁ‥」と思う時があるのですが、このワインは後者かな。うーん、この三杯目とか堪らなく旨いですね。二日目‥俄然‥期待しちゃうのであります。
二日目です。グラスは初日同様、ヴィノムのボルドー型。樽熟成にバリックも使われていますが、初日同様‥果実香を邪魔する様な派手なそれは皆無です。小豆では醤油はできないのかもしれませんが、紫色の小豆が、熟成することで、バルサミックなニュアンスを醸し出し‥最終的には醤油っぽくなる‥という相当手前‥小豆がバルサミコっぽくなりつつある段階かな。香りは穏やかに開いており、ベリー香がグンと強くなってきましたね。うん‥こし餡だな‥。
口に含みますと、初日よりも126%の膨らみ。初日の一杯目はミディアム・プラスな厚み‥ボディでしたが、二日目の、この一杯目は、フルボディで間違いありません。初日から‥となると事前抜栓が必要になりますし、グラスの中でごゆるりと‥ともなるかもしれませんね。酸味と渋味もまとまって‥とても素晴らしいですね。
この二日目‥サイコーっす!!
甘味も穏やかに感じるタイプで、なかなか紳士的。軟派ではないスタイルは、やはり食中酒だなぁ。サンジョベーゼの粉っぽさは‥しっとりと濡れ‥全体的には一本気なスタイルだが、がゆえの満足感‥ブルネッロ飲んだったどー!ですね。
三日目です。グラスはオヴァチュアにしました。最後の二杯弱の一杯目。この段階では澱で濁る感じではなさそう‥(底はわからんが‥)。二日目からの系譜‥ほんのりとしたハーブ香を伴う熟成したサンジョベーゼの香り。今から思えば、そうバルサミックな感じもないな。口に含みますと、うん‥エレガントだなぁ。綺麗に、いい意味で肩の力の抜けた‥力まない感じに落ち着く‥ホッとしますね。
しんみりと、スロー再生で広がる酸味と旨味。もう、7年?10年?寝かせれば、抜栓したてからこんな状態になるのかしら?と思うが、今‥三日まてば、こうなるのであれば、そこに躊躇はない。
鼻に抜ける抜け具合が、ストレスがない。うん、古酒の醍醐味でもある。
旨い。この状態、この年号‥この価格‥あり得ません!
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