Barbera d'Asti Bricco dell'Uccellone 2009 Braida
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バルベーラ・ダスティ ブリッコ・デル・ウッチェローネ 2009 ブライダ
《イタリア/ピエモンテ/赤/バルベーラ/フルボディ》
かれこれ2ヶ月程前に遡りますが‥ピエモンテはアスティ、バルベーラの名手ブライダのラファエッラ女史を囲んでのメーカーズディナーに参加してきました。ブリッコ・デッラ・ビゴッタは供されませんでしたが、今回ご紹介するブリッコ・デル・ウッチェローネとアイ・スーマは同じ2009年を楽しんできました。確かにアルコール度数も高く、12ヶ月とはいえ新樽バリックでの熟成は樽のニュアンスも強めですが、2000年代前半の頃はアルコール感と果実の濃さがリリース仕立てはチグハグなイメージがあったのですが、この2009年は図太いながらもまとまりを感じました。ブログにも書きましたがソムリエの腕が良かったのも一因です。
ラファエッラ女史によれば2009年は結構暑かったビンテージだったそうです。熟度の高さは糖度の高さとなりアルコールの高さになりますね。確かにパワフルで濃厚濃密なスタイルではあるのですが、タンニンと酸もしっかりと溶け込んでおり骨格がキチンとあるんですよね。そうタンニンや酸というワインを構成する上での柱や梁への肉付きとしてボリューム感ある果実やアルコールがある‥そんな感じですね。
西野嘉高的には、このようなタイプのワインはブルゴーニュ型グラスで飲むのが一応の方程式。ギッチリとした密度の高さをある程度広い表面積で緩和する感じ。高いアルコールも同様‥。もちろんリストランテでは食事との兼ね合いもあるかと思いますが、このブリッコ・デル・ウッチェローネはブルゴーニュ型、アイ・スーマはボルドー型でサービスされました。お互いを半分ほど残して両方のグラスで飲み比べてみました。ブルゴーニュ型は、よりモダンな印象‥樽のヴァニラ香とアルコールがやや強調される感じ。ボルドー型は、樽香よりも、バルベーラらしいスパイスや紫の花の香りが主体でアルコール感も大人しめ。口に含んでも同様で、モダンでパワフルな表情ならブルゴーニュ型、品種特性とバランス重視ならボルドー型‥ぜひ両方感じていただきたい。
ちなみに‥ブリッコ・デル・ウッチェローネもアイ・スーマも表記のアルコール度数は‥驚愕の16度となっておりますが、そこまでの高さが暑苦しくなく造れるようになった‥と考じています。
バルベーラとなるとアルバのみならずアスティも優れた産地。そんなアスティの南東、ロケッタ・タナロに居を構えるのがこのブライダ。地域の大量生産品であったバルベーラ・ダスティにクリュの概念や、バリックによる熟成を取り入れた革新派でもあります。看板となるクリュ・バルベーラ・ダスティは三種類。ブリッコ・デッラ・ビゴッタと、一卵性双生児でも言える、このブリッコ・デル・ウッチェローネ、そしてアイ・スーマとなります。
ロケッタ・タナロの丘の頂上付近に位置するブリッコ・デル・ウッチェローネの区画は約11ha。アイ・スーマはその中にある約3haのブドウが使用されています。元々は、遅詰みした熟度の違うブドウが偶然にも‥ということでアイ・スーマが生まれましたが、現在でも公式サイトには、レイト・ハーヴェストのバルベーラが使用されていることが記載されています。基本的に、ウッチェローネもアイ・スーマも同じ区画であり記載のテクニカルシートも実は同じなんですよね。20日間の醸し発酵と12ヶ月のバリックでの熟成。アイ・スーマもなんだかんだと毎年リリースされていますが、基本的には良年のみを思うとやはりウッチェローネに包括されているワインであり一卵性双生児となるようです。表記のアルコール度数はたっぷりの16度ながら、それほどまで高いとは思わせないところがまたいいですね。ぜひグラスで飲み分けてみて欲しいワインです。なお、ヴェロネッリ誌★★★93点、ワインアドヴォケイト誌93点の評価を受けております。
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