Outsider 2010 Arnaldo Caprai
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アウトサイダー 2010 アルナルド・カプライ
《イタリア/ウンブリア/赤/メルロ50%、カベルネソーヴィニョン50%/フルボディ》
西野嘉高も超久々です。
履歴を確認しましたところ2010年の4月に2006年を毒味して以来の2010年の毒味。販売は、2014年に2006年の再入荷をご案内したキリとなります。
超久々にご案内するのは2010年。言わずと知れたイタリア中部は超優良年となります。現地現行は2012年あたりかと思われます。
超久々に飲みましたが‥
旨過ぎます!
国際品種混醸ワインとしてヘタなスーパータスカンなど足下にも及びません。カプライのサグランティーノにも共通する硬さにも感じる構成感の確かさも…
素晴らしいの一言!
完璧なバランスでそそり立つ姿はホレボレします。
しかも2006年と同じ価格で販売したい‥そう、サン・キュッ・パー!
かわいいかわいい担当君ががんばってくれました。
「ギブ」のゴングが鳴るまではこの価格で。
ケースで買っても間違いないですよ!
ウンブリア州はモンテファルコ筆頭生産者であるアルナルド・カプライ。そのサグランティーノ・ディ・モンテファルコはご存知の通りで、モンテファルコ固有の土着品種の表現のみならず、イタリアを代表する土着品種からなるワイン十傑のひとつであることに間違いはないはずです。
そんなアルナルド・カプライは、土着品種のみならず国際品種にも挑戦しています。この「アウトサイダー」はサグランティーノへの愛の裏返しとして「異邦人」「余所者」と名付けれてはいるものの、サグランティーノを極めしアルナルド・カプライの力量が伺える作品に仕上がっています。また、ネロ・アウトサイダーと呼ばれるピノ・ネロで醸されるワインもリリースしていますが、日本入荷はないようです。
国際的な市場で評価の高いそれらの品種も美味しくできちゃうんだよー!なんて実力を誇示するような意欲作なんですね。
初ビンテージは2000年。海抜300m付近に位置する合計4haの畑で栽培されるメルロとカベルネソーヴィニョンを50%ずつの比率。樹齢は10年から15年のもので株密度は5000本から6000本。ライムストーンや、粘土質が主な土壌‥例年9月の第一週にメルロが、カベルネは一ヶ月遅れで収穫される模様。樽熟成はフランス産のバリックで18ヶ月。8ヶ月の瓶熟成となります。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
どうやら自社サイトになってから(かれこれ10年になるかな)2004年と2006年のみの扱いだったようです。確か2006年あたりを最後に生産終了のアナウンスもあったのだが、いつの間にか、そう、しれーっと復活したんですよね(うろ覚え)。ボルドー型瓶に少し懐かしさすら感じるラベルデザインは2006年と印象は変わらない。水平に織りの入った真っ白のラベル地に、グレーとメタリックまたはソリッドな赤の刺し色はシンプルモダンですね。コルクはなかなかの質の5cm、うんいい質ですね。現行ビンテージが不明ですが、ヴェロネッリ誌の2017年度版に2011年が初登場な青×3の94点(生産本数6,000本)で紹介されています。となると今年は2012年がリリースかな?スペック的にはもう少し進んでいてもいいと思うのだが‥グラスはヴィノムのボルドー型、ちなみに表記のアルコール度数は14.5度となります。
メルロ、カベルネ系のエッジの赤さと暗黒へのグラデーション。いやあ正しくメルロとカベルネの50&50らしい果実香、赤い果実もあるが、紫と黒の果実がいいですねえ。カシス、ブラックチェリーなお約束。キレイで洗練された樽香とともに萎縮感なく開いて感じますね。カーボン、墨汁、ヴァニラよりも木質な樽香、決してジャミーではないが熟度の高さが伺える果実香もいい。
口に含みますと、カプライらしい重厚な輪郭はワインの表面張力寸止めで、やわらかさも感じます。しっかりとした密度があり隙のないフルボディ。口の中での存在感も十分で、甘味を帯びたタンニンはキメ細かく、決してサンジョヴェーゼ的なポジションではない酸は構成を担う。
うんまい!
14.5度のアルコールは決して暑苦しくないのは、そもそも果実がしっかりと熟しているからなんだな。さすがウンブリアも2010年は超優良年だな。
すでに抜栓後の一杯目だが旨味も感じる。ただ、旨味推しとは感じさせないタンニンと酸がいい仕事をしている。そのバランスはカプライらしいし、そのサグランティーノにも共通している。カプライのワインに共通する「構成感」の高さなんですよね。
産地もエノロゴも違いますがフランコ・ベルナベイのワインにも共通して感じるいい意味での硬さ、構成感なんだな。
落ちるような熟成感などまったくないが、確かに現行ではないであろうガシガシ感もない。やわらかな果実もあれば、厳しさすら感じる厳格なタンニンと酸がキチンと揃っているので不安定じゃない。
まあ、普段サンジョヴェーゼまたはネッビオーロ、時々、他の土着品種な生活だと、久々の国際品種なメルロ&カベルネに「なーるほど、こりゃ旨いわ」と感慨しきり。
タイミングもいいんですけどね。ミネラルは透明ではなく深いブドウ色に染まってる。炸裂系とまでは言わないがコク味もありほぼ旨味なエキスがある。
いやああああ旨いわ。なんか久々に国際品種が旨い!と実感‥。
というか、そもそも旨いのを知ってたんだけどね。
久々の扱いが2010年となるのもこれまたご縁だなあ。
二杯目も変わらず旨い。ワインの肴としてコンビニのビーフジャーキーを咥えているが(犬用ではない‥ましてや豚用でもない)これが、メルロの実は鉄分感、ドラキュラ系とまた合う。実は調味料の塩分や、醤油っぽさにも合うんだよね。
うーん、なめらか‥ベルベッティ。確かにメルロやカベルネに感じるかな。重厚かつしなやか‥を兼ね備え、どこか光沢のある‥これぞベルベッティ。
二日目もヴィノムのボルドー型。どうやら初日は飲み過ぎてる(旨いワインの毒味の証拠)。そうそう、この樽香もカプライらしい。少しスモーキーかつ重厚で、スモークしたヴァニラ的な樽香。少しインキー、カーボン、いいアルコール、ヘタなスーパータスカンが霞むのは確か。香りに粘度ある甘味があるんだけれどもしつこくない。
やはりなめらか‥質の高いタンニン、酸、これはたまらない。
初日よりも旨味マシ、余韻マシ、メルロとカベルネが旨く溶け合う。味わいにも少し香ばしさがある。継ぎ目はない‥ふう、国際品種で久々に旨いと思ったな。やり過ぎ感がないんだよ。もちろん、国際品種でバリックで‥となると、それなりにモダンな酒質んだけれども、過度な抽出や濃縮ではない。2010年というビンテージを素直に‥とても飲みやすい濃さ。
そう、ケーキやタルトまでは行かない甘さ。
三日目、ヴィノムのボルドー型。ラスト一杯はいつもよりも少なめ(滝汗)。しっかりと詰めた漆、ヴァルサミコ的な艶、三日目らしい酸化が少し金属的でメルロ増幅。カーボン、奥深い黒糖のヒント、那智黒、三日目にしてもまだ元気なタンニンと酸‥果実味はなめらかに深い。いいですね。甘過ぎない‥いや、甘くない。
旨い。圧倒的な旨さ、完成度。文句なし。
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