Chianti Classico 2007 Fontodi
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キャンティ・クラッシコ 2007 フォントディ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ/ミディアム》
フォントディのスタンダードなCCを扱うのは初めて?久しぶり?すっかり忘れておりますが、フォントディが所有する様々な畑からのサンジョヴェーゼ100%で醸されるんですよね。CCRのヴィーニャ・デル・ソルボは10%カベルネソーヴィニョンが混醸され、そのIGTであるフラッチャネッロはもちろんサンジョヴェーゼ100%となります。公式サイトにはバリック‥とまでは記載されておりませんが、アリエまたはトロンセ産のバリックの古樽で約12ヶ月熟成されるのが、このスタンダードなCC。現地現行は2009年あたりかと思いますが、絶好の2007年がありました。名匠フランコ・ベルナベイが醸すサンジョヴェーゼ100%のCCです!!
思ったよりも肉厚のボルドー型ボトル。そのアジェンダの絵と、エンジのキャップシールはまるでボルドーワインの趣きかも。おっとバックラベルにはバリックで12ヶ月と書いてあるやんか‥グレーヴェ・イン・キャンティ地区となりますが、その中でもパンツァーノに位置し、コンカ・ドーロ(黄金の谷)産でっせ‥なアピール。ちなみに表ラベルに表記のアルコール度数は14.5度となります。
コルクはまぁまぁの4.5cm。スミレにスパイス、ブラックチェリーに、どこか熟したスイカのような果実のニュアンス。バリックな樽香は木質で、ヴァニラな甘味ではなく、甘味はあくまでも果実由来なのもいい。度数もそれなりに高いがアルコールが浮く感じは皆無で、ちょっとコクを感じるミディアムに仕上がっている。旨味もあり、酸や渋味の質も高く、荒れた印象はない。全体としてとても上手くまとまっているのはさすがフォントディと、感心する。スミレは半乾きで、ドライフラワー的な香りがさらにスパイシーさと交差してなかなか複雑で個性的。
二日目はさらにまとまりる。スパイスとヴァルサミコがヒントになるが、果実の香味に本来の甘味、軽くコクのあるミディアムで、どこか粘土質と、石灰質の土壌を感じる。全体的にバランス良く、現代的な果実の香味もあり飲みやすく満足感がありますね。もちろんIGT的ではなく、あくまでもキャンティ・クラッシコの姿であるのも好印象。このクラスでサンジョヴェーゼ100%というのも嬉しいな。
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