Langhe Nebbiolo Perbacco 2013 Vietti
→ Tremilla Yen di Vino Italiano :イタリアワイン三千円
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ランゲ・ネッビオーロ・ペルバッコ 2013 ヴィエッティ
《イタリア/ピエモンテ/赤/ネッビオーロ/ミディアム》
ピエモンテ州はクオーネ県、カスティリオーネ・ファレットに位置する生産者です。特徴的なアートラベル、これまでは日欧商事さんの扱いでしたから百貨店などでも見たことあるあるな生産者でもあります。
1800年代後半、初代のカルロ・ヴィエッティからスタートした生産者。その息子であるマリオに時代になってからヴィエッティの名前での自社瓶詰めが始まります。1952年からエノロゴとして従事していたアルフレード・クッラードが1957年にはマリオの娘であるルチアーナと結婚、ヴィエッティ家の哲学を引き継ぎます。2000年に引退後は四代目として長男のルカと娘のエマニュエラの夫アルフレッド・クラッドが引き継いでいましたが、この夏、アメリカのコンビニチェーン「KUM&GO(カム&ゴー)」のオーナーであるカイル・クラウゼに買収され参加となりました。実は2015年にはエンリコ・セラフィーノも買収したいたようですね。
2007年のリゼルヴァ・ヴィレッロがモニカ・ラーナー(ワインアドヴォケイト)誌で100点が付けられたのも記憶に新しいですが、それが買収に少なからず影響を及ぼしたと考えています。
ただし、傘下に入っただけで実際のアジェンダの運営はこれまで通りとのこと。まあ、色々あるんだと思います‥うんうん。
カスティリオーネ・ファレットでは最も早く単一クリュのワインを瓶詰めすることとなり1961年にバローロ・ロッケとバローロ・マッセリアを誕生させます。
絶滅の危機に瀕していたアルネイスの復興にもアルフレードは一役買い、ヴィエッティのロエロ・アルネイスは品質の高いものです。もちろん、ピエモンテの生産者らしいドルチェットやバルベーラ、モスカートからなるワインもありますし、バルバレスコは当時から所有するマッセリアのクリュを。そして要はやはりバローロですね。
最もスタンダードかつカスティリオーネ・ファレットの個性を表現するバローロ・カスティリオーネに、ロッケ・ディ・カスティリオーネやラヴェーラ、ラッツアリート、ブルナテなどのクリュバローロ、その頂点にはリゼルヴァ・ヴィレッロが光臨します。
基本的にはバローロ・カスティリオーネのセカンド的な位置づけですが、ヴィエッティが所有するブドウ園、クリュ(畑)、樽などが選別されランゲ・ネッビオーロに格下げされたもののようです。つまり、バローロとなるかもしれないブドウが使用されているかもしれないわけで平均樹齢は35年としっかりとしたもの。28度から35度に温度管理されたステンレスタンクとバリックを併用しての18日から28日間のアルコール発酵、マロラクティック発酵が施されます。
熟成はまずはバリックでの4ヶ月。追ってスラヴォニア産の大樽に移されて20ヶ月の樽熟成後、澱引きも兼ねてステンレスタンクに移され数ヶ月落ち着いてから瓶詰めされます。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
ヴィエッティと言えば淡い色使いながら繊細なタッチのアートラベルが有名ですね。このランゲ・ネッビオーロは、たぶんタンポポの種(綿毛)ですね。花が散ってから‥という意味ではなく、これから種を撒いてという序章だと考えれば、納得ですね。瓶型はやはり‥なALBEISAの共通瓶。コルクは安心のディアム社製の4,5cm。グラスはヴィノムのブルゴーニュ型にしてみましょうかね。バックラベルに記載のアルコール度数は13,5度となります。
あら、ヴィエッティってもっと濃い色のワインだと思ってたのですが、いいネッビオーロの色ですね。確かに、まず4ヶ月なバリックのニュアンスもあるが、ランゲ・ネッビオーロクラスながら大樽20ヶ月というのも凄いし、その恩恵がある。
少し湿ったシガーの香りにスパイス感、熟度は感じるが過熟感ではない赤いベリー達、イチゴというチャーミングさではない。完熟のスイカ、あれ、思ったほど軟派じゃない。ほんと、先入観ってあかん、あかん、飲んでみないとあかんね。
口に含みますと、しっとりとした果実味、やわらかなタンニン、豊富ながら馴染んだ酸味‥ああ、ちゃんと熟成されてるね。とてもおいしいネッビオーロ。これ、ランゲ・ネッビオーロ格やんな‥そうそう、で、このポッキリ価格‥嬉しい、ほんと嬉しい‥素晴らしいコスパ。
飲みやすさもあるんです。浸透するようなネッビオーロでキレイなミディアム。無理のない酒質って大事。決してフラットではないが、大き過ぎる外向的な部分もない。ちょうどいい。これ大事ね。秋の夜長にしっぽりと飲むのにもいい。暴力的な濃さや樽はないので、お料理にも合わせやすい。
うん、これもバランスがいいですね。それって尖ったところがない‥を意味するのとはまた違うし、インパクトだけ求めるような時代でも、そういうタイプでもない(そういうタイプも嫌いじゃない‥どないやねん)。
うーん、これ‥ほんまにキレイなミディアムやわ。不足感はないが過剰感もない。とても飲みやすい‥やっぱり、飲みやすいって大事。
実はね、昨日‥大きなブラウンマッシュルームのカツ(パン粉つけて揚げたヤツね)に、最後のトリュフ塩ぱらり‥ぱらり‥これがマッシュルームの茸汁つゆだく、油と相性最高のアツアツでトリュフ塩が絶妙にマッチ‥。これ、もう一回、これと食べた
い。
もしくは豚、豚だ、豚だ!シンプルなロースト、ローズマリーじゃない。黒胡椒と、これまたトリュフ塩か、トリュフオイル、マッシュルームを擦ったのをサクサクしたりして‥もちろん、舞茸他を香ばしくローストしたのが添えられてたらバッチグーだし、塩は岩塩、キマリ!
二日目もヴィノムのブルゴーニュ型。あああ、確かに樽香の甘味も手伝うが、ブドウ本来、由来の熟したベリーの果実香に甘味。初日よりもよく開き、スミレのような紫のバラ、ブルベリーのゼリー、フランボワーズもいい。
口に含むとよりやわらかさが増しており、肩の力が抜けた豊かさがある。微粉のタンニンが溶け込む果実味に、酸味が行き渡る。ほんと、もっと濃くて甘くて‥なモダンなネッビオーロをイメージしてたのですが、そうじゃないのね。渋味に似た軽い苦み、ワイン単体でも結構飲めるが食事映えしそうな酒質でもある。程よい‥そう程よい。
果実達は決して洗練され過ぎることもなくワイルドな一面もある。
三日目もヴィノムのブルゴーニュ型。ふむ、紅茶香が前に出てきました。樽の甘味は変わらずありますが、紅茶の甘味も。ああ、しっとりと旨味があって、まだ若い渋味や酸味もうまくコーティングされる。うーん、やっぱり三日目っていいよねえ。
継ぎ目なく複雑。果実だけで重たい密度ではなく、適度にミネラルがあって重過ぎない。でも、密度は高いなあ。この秋、絶対に活躍するに間違いない。バローロ・カスティリオーネが唯一現実的なお値段となるヴィエッティ、そのセカンドとなるこのランゲ・ネッビオーロが3,000円ぽっきりは奇跡的、エレガントなネッビオーロ、しんみりと楽しんで下さい!
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