Ravost Merlot Riserva Giulio Locatelli 2013 Tenuta Angoris
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希望小売価格 2,570円税込→ 通常特価2,080円税込→特別価格1,780円税込
ラヴォスト・メルロ "リゼルヴァ・ジュリオ・ロカテッリ" 2013 テヌータ・アンゴリス
《イタリア/フリウリ/赤/メルロ/ミディアム》
ゴリツィア県はコルモンスに位置するテヌータ・アンゴリス。グーグルマップで確認するとすぐ北東にはプロドゥットーリ・コルモンスがありますが、東にはリス・ネリス。南にはヴィエ・ディ・ロマンス。さらに北に行けば、ボルゴ・サン・ダニエレ、リヴィオ・フェルーガ、ボルゴ・デル・ティーリオ。にしては、この造り手、あまりにも無名ですね。
父マルタの後を継いだクラウディア・ロカテッリが現当主とのこと。生産するワインは、ヴィッラ・ロカテッリというフリウリらしいセパージュ別のカジュアルなラインと上級ラインとしてアンゴリスライン、そして今回ご紹介する「リゼルヴァ・ジュリオ・ロカテッリ」シリーズ。
「リゼルヴァ・ジュリオ・ロカテッリ」を名乗るのはこのメルロの他にシャルドネ、白混醸、ピニョーロのみのようです。このメルロの場合、コッリ・オリエンターリ・デル・フリウリDOCを名乗りますが、ワインのサブネームにつく「リゼルヴァ」はDOC法上のものではないはずです(規定ではリゼルヴァはないと思われます‥たぶん)。
メルロやカベルネもありますが、レフォスコやピニョーロなどフリウリらしい土着品種も‥は、白も同じ。そもそも、この地では決して国際品種が外来品種的には捉えられていないはずです。
スタヴィリ・デッラ・ロッカ地区にある海抜90mの1haの畑。1990年に植樹したメルロ100%となります。アンゴリスの最上級のメルロで、ブドウもセレクションされたもの。ブドウは除梗と圧搾の後、ステンレススチールのタンクでの醸しと発酵、マロラクティック発酵が施されます。モストの80%はステンレススチールのタンクで、残りの20%はトノー樽でそれぞれ12ヶ月の熟成後ブレンドされ瓶詰め。瓶詰め後12ヶ月の瓶熟成を経てリリースされます。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
撫で肩のブルゴーニュ型瓶がある意味フリウリらしいかもしれません。決して華やかではありませんが、上級ラインを思わせる二層のラベル、落ち着いた色調なんだなあ。フリウリのメルロ100%、表記のアルコール度数は13.5度と適切、グラスはボルドー型にすべきか、ブルゴーニュ型にすべきか‥で、ヴィノムのブルネッロ型にしてみましょう。コルクは感涙のディアム社製の圧縮コルクの4.5cm、そう、これでいいんだよ。
メルロらしい深く暗い赤。うわあああ、どっぷりと濃密、濃厚さを思わせる、そしてこれぞメルロ!な果実香がとてもス・テ・キ。カベルネとはまったく個性が違いますね。軽く鉄分、血、深い紫よりも黒よりのベリーの果実味が開いていますね。熟度は高いが濃縮感がないのもいいんです。ほんのりと、樽由来の爽やかな木質な香り、まだ口に含んでいませんが、それを欲するように誘う、黒いハチミツ。ジャミーさ、もう、安っぽいジャムさは皆無。
口に含みますと、揺るぎなく隙のない密度はしなやか。メルロらしい豊満な果実味はたっぷりですが、決して酸不足ではない。タンニンも強過ぎず、甘味も強過ぎず‥崩れない、緩みがない‥を、酸味とともに構成していますね。
そもそも希望小売価格が安過ぎるんですよね。
もったいない(俺ならもっと高く設定するが‥まあ、いい。)
いかんせんイタ専なので、メルロ単一なんて、トスカーナか、フリウリでもなければ‥ですが、これは旨いですね。
なんせ、安過ぎます。
そもそも、この蔵でも上級ラインのメルロ。そもそも希望小売価格が2,380円税別とかオカシイやろ?いい意味で、メルロ感ド・ストレート。
終盤にかけて、少し香ばしいアーモンドを軽くキャラメリゼした感じ、どこかナッツ系の油分を感じてるのかな。甘味も決して派手ではない、熟度に比例した適切なもので後付け感はない。
これはちょっと安過ぎるかもしれない。
カベルネ・フランとは違う、甘味、微細なハーブ(青)感、これがメルロなんだよな。
二杯目、グンと深みも増しただけではなく、まったりとしてきましたね。濃さではなく重みが増した感じ。重みとは、抵抗にも似ていた、まさか「そう」ではないが上質な葛粉を足したようになめらか、かつ、重みを感じます。
こんなんブラインドで出したら、恐ろしい結末迎えるわ。
二日目です。ヴィノムのブルゴーニュ型にしてみます。直前にモンタルチーノの(サンジョヴェーゼ)を飲んでるので、色の違いにハッとしますね。より黒く、暗い。
香りが真っ当かつ素晴らしいメルロ、少し鉄分を感じさせるドラキュラ系、軽く樽のロースト、ほんと軽ーくカベルネフランなカブトムシ系、黒糖、黒蜜、その鉄分、金属的な香りに構成感、豊満だからって、肥満じゃない(反省中)。引き締まる部分は引き締まるメリハリあるボン・キュ・ボン。
飲み口なめらか‥でも、深い。舌に当たる最初のミネラルに鉄分もある。なめらかな2Bの鉛筆芯。甘過ぎないのはとても大事、でも甘味がないのはダメ。酸味、渋味も程よく、嫌味、雑味がないですね。単一なんだけれども、十分に複雑味もあってとてもいい。
細まやかなタンニン、いい意味で粉っぽさ。うーん、渋味もいいよねえ。酸味も不足感はない。そして、膨大な果実味。これ、ワイン単体でも美味しく飲めちゃうんだけれども、ぜひぜひ食事と合わせて頂きたい。
正直、国際品種ってね、しかもメルロってね、どの産地でもそれなりに造れちゃう。化粧映えするのもメルロのイイトコだし、ワルイトコ。サイボーグ感満載のメルロとは違う。
三日目です。ヴィノムのブルネッロ型です。フルーツの香りはまとまってきました。飲み口にも。しっとりとしていて輪郭がまろやかですね。まったく密度に抜けもありません。メルロらしい豊満さありますが、おっぱいは垂れてない。果実の甘味や旨味もあるが、サラっとした乾いたタンニンがとてもいいですね。
正直、メルロ100%なんて久々ですが、これ1,780円税込とかあり得ない。この価格なら新世界のセパージュワインとしてのメルロ単一もあるかと思うが、どうせ取って付けたようなヴァニラ香と‥(おっと、こんな時間に誰か来たようだ)。
まったくヌケやオチはない。そりゃあ試飲ボトルが5日目でも旨かったわけだ。
このメルロ、めっちゃくちゃ旨いですよ!
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