Rosso Rose 2009 Castello di Torre a Decima
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ロッソ・ロゼ 2009 カステッロ・ディ・トッレ・ア・デチマ
《イタリア/トスカーナ/白/サンジョベーゼ/辛口》
昨年‥サンジョベーゼからなる白(の方‥)をご紹介した時の衝撃は忘れられないなぁ。
サンジョベーゼからなる白‥というキワモノ扱いは‥まさにネタとしてご紹介しようと思っていたわけですが、飲めばビックリ‥そのコスパの高さ‥楽しさ‥そして旨さ‥あれよあれよという間に売れに売れまくって速攻完売となってしまいました。
そして‥
待望の2009年‥ロゼが日本初上陸っ!!2008年よりもちょっとだけ値上げとなりましたが‥元々2008年が実験的な価格設定でございましたので、お許し下さい。それでも‥なお、安いですからご心配なく。
一般のお客様も‥
飲食店のお客様も‥
大人買い推奨ですっ!!
元々はシチリアでワインを生産しているマウリージ社が、トスカーナに進出したアジェンダが、このカステッロ・ディ・トッレ・ア・デチマ。正直に言うと、トスカーナのどこなのかすら情報もない。(本家本元の)シチリアでの話も割愛するが、2002年に植樹を初めてトスカーナのアジェンダでは、フラッグシップとしてチンクアンタというラベルにデカデカと「50」と書かれた‥どこぞのワインのパッチもんみたいなワインを醸すも、トスカーナのサンジョヴェーゼ50%に、シチリアのプチヴェルド50%という変態ぶりは華麗にスルーするとして‥このマウリージのトスカーナプロジェクトで最も興味あるのは、ヴィニフィカート・イン・ビアンコ‥そう、サンジョヴェーゼからなるブラン・ド・ノワールなのでございます。
サンジョヴェーゼを白に仕立てる必要性は?かのビオンディ・サンティは植樹している葡萄はサンジョヴェーゼ・グロッソのみ‥ながら、自家消費用として白的な何か‥の必要性からそれを白仕立てで醸しロゼを作っています。サンジミニャーノで著名なテルッツィ&ピュトーもサンジョヴェーゼから白を醸していますが、理由は定かではない。北イタリアに行けばピノ・ネロを白に仕立てる生産者も少なくないがその理由は定かではない。
しかし、そんな理由を抜きにしても、非常に楽しく美味しいワインにしちゃったのが、当主フランチェスコ・マウリージ氏。しかも、価格もお手頃。2008年のロッセ・イン・ビアンコは1000円ポッキリでしたが、今回は若干の値上げ。実は、値上げではなく、2008年が実験的な導入ということもあり、元の価格に戻ったのが実情。とはいえ、この価格なら納得‥いや、オツリが来るコスパです!!
そして今回、日本初上陸したのが‥このロゼっ!!もちろん、サンジョヴェーゼ100%をロゼで仕立ててありますよっ!!汚れのない‥ピュアなサンジョベーゼの風味は‥とても使い易いのですっ!!
海抜200m〜250m、南、南東、東、西向きの(どないやねん!)ヴィグノーネ葡萄園からのサンジョヴェーゼをヴィニフィカート・イン・ビアンコとして醸造し、ロゼに仕上げたのがこのロッソ・ロゼ‥ロッソなのかロゼなのかよくわからない名前であるのは華麗にスルー。醸造は発酵・熟成ともにステンレスタンクのみで、仕上げられます。その白ときっと畑も同じなんだろう‥との想像は覆され‥ロゼになるのは、ヴィグノーネは竹からの葡萄‥ってのがまた、変態ですね。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
ロッセ・イン・ビアンコ同様、ボルドー型瓶に安っぽさはありません。シンプルな文字列主体のラベルデザイン、ブラウン地のラベル地も問題ありません。またキャップシールはツートンカラーになっているのも安っぽさがない理由のひとつ。このロッソ・ロゼは薄い茶にサーモンピンクのツートンで、ロゼらしい。キャップシール頭に紋章が茶色でモールドされています。バックラベルに記載のアルコール度数は12度の表記。既に緑色瓶越しに見えるロゼ色が綺麗ですね。コルクは、その白同様の真っ黒なシリコン製で、ロゼに、黒いコルクって‥変態。冷蔵庫キンキン温度、グラスはオヴァチュア、一応‥ヴィニフィカート・イン・ビアンコとのことですので、白ワイン的な醸造なんでしょうが、詳しい製法は気にしない、気にしない。
予想以上にしっかりとした赤色が射すロゼ。まるで、ドラマの偽物の赤ワインのような色とも言えます。香りはやや控えめで、これは温度のせいだと思いますが、確かにスミレ‥ヴァイオレットの花がサンジョヴェーゼですね。香りの甘味は微々たるもので、ミネラルを感じさせる香り、サクランボ、弱いバラ、柑橘系果実の皮の香り。
口に含みますと、その白よりもさらに密度、厚みを感じます。確かに赤としてはライトに感じるかもしれませんが、まさかの余韻の長さ‥。その白とは決定的に酸味や渋味が違いますね。酸味もじゅんわりとしていますが、終始、綺麗な渋味を伴い、中盤から渋味の美味しさにうっとりとします。確かに、輪郭やミネラルは白ワイン的なのですが、そこに渋味や赤い果実のフレーヴァーが加わることで赤に似た‥まさにロゼとなるわけです。樽がかかっているわけではありませんので、そういう意味の甘味もありませんし、味わいはドライな辛口、それにしても渋味と余韻のバランスが素晴らしい。確かに、その白に赤い果実、スミレ、渋味を加算したニュアンス。
確実にロゼって旨いっ!!
この白のようで白でない、赤のようで赤でない‥この渋味を使いこなしたい。赤身のお肉、赤身の魚なら脂乗っててもよし。トマトなお料理全般にも合いそうだし、このロゼって辛い料理に合いそうな気がするんだよなぁ。
放置プレイでちょいと温度が上がったはずです。香りに甘味がちょっと足されましたね。ゼリーっぽい甘味を帯びた香り、口に含みますと、ロゼですが‥赤に近いボディ感になってきています。うーん、とても渋味と酸味のバランスが良く、美味しい。
ロゼ‥やっぱりイイよねぇ。ヌケもないし‥この酒質で1180円って、他のワイン売りにくいわっ!!
二日目です。グラスはオヴァチュア、冷蔵庫で冷やさず‥ながら、この季節なのでそれなりの温度。一瞬チョーキーなミネラル香が上がるのも、サンジョヴェーゼっぽいですね。白同様、基本的に味吟醸なタイプですので、香りが華やかに広がる感じではありませんが、スミレや、チェリーの香り。口に含みますと、密度と厚み、サンジョベーゼらしい旨味を伴う酸味が広がります。確かに、ロゼですが、丁度いい塩梅なんだなぁ。赤ワインとしてとてもピュアで、不要な要素がない‥は複雑じゃないというネガティブな意味ではなく、シンプル・イズ・ベストな酒質。ライトほど軽くはなく、ミディアムほどでもないが、旨味がある分、ミディアムに近いボディ感。
うん、とても美味しいロゼだよ。
便利だよねぇ。もっと日本でのロゼの普及率を高めたいわ‥。となると、イタリアワイン好きは、やっぱり‥イタリア品種で‥を期待すると‥ドンピシャやな。
三日目まで引っ張ってみる。グラスはオヴァチュア、冷やさず。白同様に、控えめな果実香。口に含みますと、なめらかになってきたかな。厚みの輪郭の酸味が毛先がQかも知れぬ。それにしても、ライトボディ+αな厚みと密度と構成要素を思うとロゼっぽくないかも知れない‥と、ふと、思う一面もある。なんとなく、テリヤキ味が食べたいかも‥テリヤキチキン系、モスのロースカツバーガーの、あのタレで焼いた何かに合わせてみるのも一考(タレが手に入らないよ‥)。
余韻、舌に感じる味の持続性は十分。ピュアですね‥ロゼってピュア‥赤と比較すると足りない要素もないわけではないが、品種の個性‥一番感じるかもしれないしね。樽がないからなおさら‥。飲食店さんでは、ぜひ白と赤の間に入れて欲しいし、一般のお客様なら、気軽に‥開けておいて欲しいですね。ちょっと足りない時にも、軽い食事にも、案外、オールマイティーに合うのがロゼなんだな。
なんてったって‥1180円!!
大人買いでどうぞ!!
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