Rosato di Toscana 2005 Biondi Santi
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■ ロザート・ディ・トスカーナ 2005 ビオンディ・サンティ
《イタリア/トスカーナ/ロゼ/サンジョベーゼ・グロッソ/ミディアム、辛口》
今さら‥ビオンディ・サンティの説明をする必要もないくらいの生産者ですね。今日のブルネッロ・ディ・モンタルチーノは、ビオンディ・サンティなくしては語れないほどの歴史ある‥というか起源となる生産者です。
そんなビオンディ・サンティのロゼ‥その存在は‥もちろん全くもって知りませんでしたが‥ワイナート40号「特集/イタリアワインが世界一!」の巻頭で、"エレガント・イタリアワイン・ベスト20"に選出されていたのが初めてかな。ロゼを見直す前‥でしたので、それほど気に留めてもいませんでしたが‥ピュアサンジョベーゼなロゼを探す際に‥真っ先に思いついた銘柄であることは言うまでもありません。
その作品の解説には‥こう書いてあります。
現在、多く使われているクローンBBS11は、30年前にここで開発された。
潜在能力の高さを知る彼らは、あえて熟成を18ヶ月行う。
紅色に馴染んだバラの香り、優しい酸味とやわらかな肌合い、深い気品。
美味しそうじゃないですかぁ‥。このロゼこそ、ピュアサンジョベーゼを具現化した作品に違いないっ!!そう確信しました。
究極のサンジョベーゼ‥至極のピュアサンジョベーゼはロゼなのかもしれない‥
いや、もはやロゼというカテゴリーでは済まされないのかもしれませんが‥
ロゼだからこそ、サンジョベーゼ本来のエレガントな味わいを表現できたのかもしれ ませんね‥。
とても素晴らしいロゼ‥
とても素晴らしいサンジョベーゼです!!
ロゼに8980円‥
高いですね‥
サンジョベーゼに8980円‥
だと‥お考え下さい。
どのスーパートスカーナをしても‥
このピュアサンジョベーゼな感覚は‥
あり得ません!!
葡萄品種はもちろんサンジョベーゼ・グロッソ‥クローンBBS11となります。海抜250m〜500mの丘陵にあるイル・グレッポ畑の中でも、ロッソ・ディ・モンタルチーノに多くブレンドされるサンジョベーゼ・グロッソが植樹されている畑で、ロゼに割当られているのは1.5ha分‥haあたり5900本の株密度、スプレッド・コルドンで仕立てられた‥比較的若い5年〜10年の樹から収穫された葡萄で醸造されます。
この2005年は、9月末に手摘みにより収穫後、丁寧に搾り、2〜3時間‥葡萄の果皮とのスキンコンタクトをした後、果皮を取り除くことでロゼ色を表現します‥醸しは合計約7時間‥セメントタンク内での発酵は‥約10度〜20度で10日〜12日間行われます。マロラクティック発酵は施されず‥ステンレススチールタンクにで‥なんと18ヶ月もの熟成後、無濾過にて瓶詰めされます。アルコール度数は13.3度‥残糖度は2.64、酸度5.32となっております。
実は、ファーストリリースが2004年ビンテージからとなりますが‥ビオンディ・サンティ家では、30年も前から、自家消費賞としてこのロゼを醸造していたそうです。やはりゲストをお迎えする際に‥いきなり赤というのも‥というのが理由のひとつだそうですが‥白を造る気はないみたい‥というかサンジョベーゼ・グロッソへの愛なんですね。生産本数は4400本ですが、実際にリリースされるのは3000本のみ‥つまり1400本は自家消費なんですね‥(←どんだけロゼ飲むねん‥)
今回、日本に入荷したのは‥(←正規です^^;)僅か30本‥そのほとんどを確保させて頂きました‥。こんな高額なロゼに‥なんて思われそうですが‥これは西野嘉高の‥
サンジョベーゼに対する‥愛。
に‥他なりません。
サンジョベーゼが好きだっ!!そんなお客様は‥何かひとつ‥ご購入検討のワインを諦 めてでも‥
ぜひ!!ぜひ!!ぜひ!!このサンジョベーゼを経験して下さいっ!!
きっと‥
新しいサンジョベーゼに対する価値観‥
いや、これこそサンジョベーゼの原点‥本質なのかも‥
感じて下さいっ!!
■ 独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
忘年会の目玉として使いましたので、通常の毒味ではないのですが‥この類い稀なるロゼの感想おば‥。ロゼだからと言って、合成コルクなわけではないのが‥さすが‥ですが、グラスに注ぎますと綺麗なロゼ色をしてるんです‥これがまた‥。
確かに、ワイナートのレヴューにもあったバラのような香りがほんわり‥白や紫のバラかな‥。赤いチャーミングなチェリー香もあるのですが、特徴的なのは、土壌を感じさせる香りですね。鉛を含んだ粘土の香りがオイリーで、ロゼ色のクレヨンのような香りがするんですね。もちろん、石灰を彷彿とさせるミネラルの香りもあるのですが、固さはありません。
アルコール度数は13度なのですが、グラスの内壁を垂れる感じはゆっくりで、相応のエキス度もあるのでは?と思わせます。サンジョベーゼらしさは、一切の飾りっけのない果実と土壌の香りに現れており、甘味はないわけではないんですが‥まさか、残糖を感じさせることはまったくありません。
口に含みますと、ミディアムボディの一歩手前‥という感じでしょうか、いや、十分にミディアムと言っても差し支えないのかもしれませんが、視覚からの情報=ロゼ色が軽やかに感じさせるのかもしれませんね。味わいにも赤いチェリーの美味しい酸味がありますが、熟れた‥と感じさせるタンニンもじゅわんと染みてますね。
口に含んでから、鼻に抜ける複雑な香りも印象的で‥とにかく余韻が長いんですよ‥。視覚さえ遮ってしまえば‥赤ワインのような感じながら‥もちろん樽の要素や、過剰な凝縮を施した果実な要素は一切ないわけで‥やっぱりピュアですね。ピュアな果実と土壌からの息吹を感じさせるんです。
まったく赤ワインと同じ温度から飲み始めたのですが、冷やす必要はないですよね。赤ワイン同様の扱いでいいと思います。また、最初はオヴァチュア程度のグラスから飲み始めましたが、途中から、ブルゴーニュ型に切り替えました。このロゼは確実にブルゴーニュ型が似合います‥。
サンジョベーゼではありますが‥非常にエレガントなピノノワールと形容してもいいのではないでしょうか?しっとりとした旨味‥サンジョベーゼのダシなんですよね。そりゃぁ赤を飲んだ後に飲めば‥きっと凝縮不足に感じるかもしれませんが、これを泡の後や、樽香の付き過ぎていない白の後‥赤への布石として、ぜひ一度試して欲しいですね‥さらに赤が美味しく感じますし、この辛口であるロゼは、案外、お料理との相性は抜群ですから‥。
グラスの中に鼻を入れるのが楽しくなるようなロゼ‥グレッポの土壌、畑が目の前に広がるような感覚にさせてくれる‥素晴らしいサンジョベーゼだと思いますよ。
西野嘉高の場合‥ほぼワイン会な感じの忘年会で使ったのですが‥「次はロゼね‥」なネタ振りに‥誰もが(なんだロゼか‥)な顔をするわけですが‥見覚えのあるビオンディ・サンティのエチケッタに、綺麗なロゼ色を見せられて‥「ビオンディ・サンティのロゼ!?」で‥まずはびっくりさせ‥そして飲んでもらって二度びっくり‥な作戦は‥いとも簡単に成功したのです。
ただし、このサンジョベーゼ感は、やっぱりサンジョベーゼが(ある程度)好きでないと‥理解し辛いかもしれませんね。ビオンディ・サンティともなれば、イタリア好きでなくとも有名な銘柄ですが‥サンジョベーゼがわかる‥そんな方と一緒に飲んで欲しいな‥。
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