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Rosato 2013 Rocca di Montegrossi

イタリアのロゼワイン

	更新履歴 2016/07/09 販売価格 2,780円(税込) 在庫数 SOLD OUT
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※在庫数を表示しておりますが、完売後追加入荷の可能性があります。ただし、2014年に切り替わる寸前だそうでそれほど多くはありません。


ロザート 2013 ロッカ・ディ・モンテグロッシ
《イタリア／トスカーナ／赤／サンジョヴェーゼ90%、カナイオーロ10%／ミディアム＋》


ガイオーレ・イン・キャンティから南へ7km、モンティ・イン・キャンティにアジェンダを構えるロッカ・ディ・モンテグロッシ。当主であるマルコ・リカゾリ・フィリドルフィ氏はその名の通り、同じガイオーレ地区の生産者でもあり、キャンティの基礎を築いたリカゾリ男爵家の出身で生産者としてもロッカ・ディ・モンテグロッシの歴史は長い。マルコ・リカゾリ・フィドルフィが母親から継いだアジェンダの修復を行い、2000年にロマネスク協会サン・マルチェリーノの近くに醸造所を完成させます。

100haの敷地の内20haがブドウ園、同じく20haがオリーブ園となります。ブドウ園は南東向きの標高340mから510mの丘陵地に広がり、石灰質のローム層主体の土壌となります。

サンジョヴェーゼを13ha、メルロを2.5ha、4.5haにカナイオーロやコロリーノ、カベルネ、マルヴァジア、プニテッロなどを栽培しています。最も古い樹齢の区画はhaあたり3,300本の株密度ですが、近年植樹された区画はhaあたり5,600本と高い密植となっています。

エノロゴはアッティリオ・パーリが担当。スタンダードなＣＣの他にクリュ名の付くＣＣサン・マルチェリーノ、メルロ75%とカベルネ25%のIGTであるジェレミアとこのロゼ、そしてヴィンサントを醸しています。

スタンダードなＣＣでも3,000円を超える価格。クリュになると7,000円ほどしてしまいますので（後者はまだ飲んでません）コスパを計るとなかなか難しい。

今回はそのロゼのご案内。このロゼもロゼとしてはええお値段に思われるかもしれませんが、飲めば‥これは安いと実感できる素晴らしいロゼに仕上がっていますよ。

この2013年は9月19日、20日、23日から26日、10月の15日に収穫されたブドウが使用されます。10月7日から11月11日までスンテンレスタンクでの発酵を澱とともに3ヶ月の熟成が施されます。

ロゼは、セニエという中抜き法を採用する造り手が多いなか、モンテグロッシはロゼ用に収穫したブドウでわざわざロゼを醸しているんですよね。なぜ他がセニエの手法をとるか‥となると、赤ワインを醸す際に果汁を抜き取ればその分果皮や種子からの香味成分と果汁に比率が上がり、より香味が抽出されるわけで、ある意味赤ワインを濃く造るための副産物としてロゼを造っている生産者もいるわけです（語弊あり）。しかしモンテグロッシは、ロゼのためのブドウをロゼとして醸造しているんですね。

飲んでみました。

正直、ＣＣ2012年は3,000円超を思うとコスパに見合わず華麗にスルーしましたが、ロゼとして2,780円はお高いと思われるかもしれませんが、このモンテグロッシのロゼは非常に旨味あるんですよ。旨味に厚みもあるからロゼとしてミディアム以上に感じますね。しなやかで密度の高い果実味。でも、飲み疲れない濃さでもあります。

イチゴなどの赤い果実も単調ではなく、出汁のような旨味がまろやかにも感じさせますが隅々まで行き渡る酸も非常に上質ですし、ホロホロとくすぐるような渋味もあるのがまたロゼらしいですね。

口の中を満たす淡い果実味と渋味、そして膨大な旨味に満足感を感じます。温度が上がってからもさらに旨味が増しますし、食前酒的に使うよりも、しっかりと食中酒として使って欲しいな。もちろん、白から赤への架け橋にも使えますが、うーんもったいない！