Core Rosso 2015 Montevetrano
→ Tremilla Yen di Vino Italiano :イタリアワイン三千円
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コーレ・ロッソ 2015 モンテヴェトラーノ
《イタリア/カンパーニャ/赤/アリアニコ/フルボディ》
当主であるシルヴィア・インパラート女史は、元々はローマに居を構えるポートレート写真家。ワイン好きのアメリカ人顧客に感化され、ローマのワインショップに足しげく通い、ラフィットやペトリュスを飲んでからというもの‥フランスワインの虜になりましたがグランヴァンを飲むだけでは飽き足らず‥遂には生産者の道に進みます。材木商を営んでいた実家が1943年に購入し、週末用の別荘地として利用していたのがこのモンテヴェトラーノ。カンパーニャ州、サレルノの北東‥サン・チプリアーノ・ピチェンティーノに位置します。
フランスワインに親しんできたシルヴィアは、ボルドーか?ブルゴーニュか?の、ある意味、究極を目指すために、レンツォ・コッタレラに相談。1987年‥1haの土地に元々植えてあったアリアニコに再び接ぎ木する形式で、カベルネソーヴィニョンを栽培し始め、1988年にはエノロゴとしてリカルド・コッタレラ氏を雇い、本格的にブドウ栽培を始めました。初ビンテージは1991年‥たった数千本。1991年、1992年、1993年を各2本ずつロバート・パーカー氏にサンプルを送ったところ‥「南イタリアのサッシカイア」を絶賛され一気に知名度を上げました。
そんなモンテヴェトラーノが2011年に初リリースしたのがこのコーレ。地元の方言でハートを意味します。モンテヴェトラーノ同様にラベルデザインはシルヴィア・インパラート女史の娘。サン・チプリアーノで試験栽培されたアリアニコとリカルド・コッタレラと親密な関係にあるベンベント・クラシコ地区のブドウ栽培農家からのブドウを混醸したアリアニコ100%からなります。ステンレスタンクでの14日間の醸し発酵の後、フランス産のバリック(新樽比率不明)で約10ヶ月の樽熟成後瓶詰めされます。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
商品名と年号は向かって左寄りに、愛らしいはあとのマークは右寄りですので、画像として納まりが悪いですが、やっぱりジャケ買いしそうな‥バレンタインに煽りたくなるエチケッタですね(煽るなよ)。2014年は飲んでないのですが、2013年同様になかなかの質の4.5cmのコルク、グラスはヴィノムのボルドー型でスタート。バックラベルに表記のアルコール度数は2013年は13.5度でしたがこの2015年は13度となります。
アリアニコらしいエッジの赤ですら黒ずんだ深い暗黒。プルーンやベリー系果実香の熟度、ヴァニラな樽香もしっかり、でも、嫌味じゃない。軽く火山性土壌な硝煙反応、ミネラル香も密度ある果実に溶け込んでいます。2013年ほどスパイシーではなく、上品な甘味あるヴァニラと果実香がいいですね。見た目も濃そうですが、香りからも、ドを越した濃さではないのが理解できます。
口に含みますと、非常になめらか。シルキー、いや、もう少し重みを感じるのでヴェルヴェッティーですね。密度も非常に深いんだけれども、とてもやわらか、しなやかで今すぐにおいしい。もっと乾いたタンニンが前かと思いましたが、濡れたタンニンとのバランスもいいし、伸びのある酸味もある。濃さも感じていただけるし、ボディ、重さもあるフルボディだけれども飲み飽きない。フルボディなんだけど酸味がミディアムよりの飲みやすさを演出しています。
いいねえ。アリアニコ100%ですがとても飲みやすい。確かにタンニンはしっかりしてるんだけれども、ガチムチな硬さではない。飲み進めると、乾いたサラサタとしたタンニンも前にくる。グラスも似合ってますね。オヴァチュアだと小さい。ボルドー型は必要。
うん、タンニンが勝るのでそう旨味が前ではないんだけれども、とてもジューシーな果実味がある。
これ、かなり旨いですよ!
二日目もヴィノムのボルドー型。よーく香りが開いていますね。花の香りよりも果実香の華やかさが特徴。濡れたスパイス、皮の色の黒い熟したチェリー、ベリー系の果実。初日ほど、樽由来のヴァニラ香は前ではない。カーボン、このカーボンの感じ、豊富なタンニン、炭火で焼いた肉欲しいね。
口に含みますと初日よりもさらにまろやかに、輪郭からじわりと浸透する甘味があります。ミネラルもしなやかで、甘過ぎずしっかりとドライ。タンニン、酸味ともに豊富ですが、果実味のまろやかさがそれらをイガつかせませんね。
アリアニコ100%は、カンパーニャの心臓(ハート)ですね。モンテヴェトラーノらしくスタイリッシュな仕上がりですが、決して、樽香モンスターではないのもいい。タウラジとはまた違うアリアニコの現代的な表現。ほのかなプラムもいいアクセント。
ああ、でも甘味出てくるなあ。陰干し系の風味も少しあるんだよな。そらだけ熟度が高いのだと思う。ただ、決してエキスぃな感じではないし、コク味炸裂系でもない。もちろん深くほぼフルボディだけれども、濃縮させたような濃さではなく、とても飲みやすい。
三日目もヴィノムのボルドー型。香りはさらにまとまり、なめらか感UP。飲み口も同様でしっとりつややかな旨味が出て、ぬめーっと余韻まで繋がりますね。甘味も感じますが、最後はしっかりとドライな終息。
渋味と甘味、でもイタリアワインらしいベースの酸味の三つ巴が旨いね。価格的に、CCRやRDMと同等ですが、品種はアリアニコですが、まったく癖は感じさせない。まったくヤリ過ぎ感がないんだよな‥(コッタレッラの癖に‥あら、失礼)。現代的でスタイリッシュ、デキの良さをヒシヒシと感じる。
2013年の毒味も考慮して飲んでいるのですが、うーん、この2015年は数段旨いですね。これは間違いない。タウラジってなかなか(若い時期は)取っ付き難い厳しいタンニンがあるんだけど、もちろん、このワインもしっかりとタンニンを感じるんだけれども、豊富な果実味があって、それを厳しく感じさせ過ぎないのがいい。
2015年、めちゃくちゃ旨いですね。アリアニコ(も)旨い!
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