Le Serre Nuove dell'Ornellaia 2015 Ornellaia
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レ・セッレ・ヌオーヴェ・デル・オルネッライア 2015 オルネッライア
《イタリア/トスカーナ/赤/メルロ64%、カベルネソーヴィニョン17%、カベルネフラン10%、プティ・ヴェルド9%/フルボディ》
初ビンテージは1997年。現在もオルネッライアのセカンドワインとして、オルネッライアに使用されるブドウよりも樹齢の若い樹から、そしてカベルネソーヴィニョンの比率を控えめにすることでより若いうちから楽しめる、現在はボルゲリ・ロッソDOC格を名乗ります(オルネッライアはボルゲリ・スペリオーレDOC)。
ボルゲリ地区も2015年は良い作柄だったようですね。8月の29日からメルロの収穫が始まり、最後はカベルネとプチ・ヴェルドとなり10月12日まで収穫が続けられました。区画、品種ごとの醸造で26度から30度に温度管理されたステンレスタンクでのアルコール発酵は2週間。醸しに10日から15日間。そのままタンクでマロラクティック発酵が完了した後、新樽比率25%の樽に移され15ヶ月の樽熟成しますが。12ヶ月が経過した時点で、(澱引きをかねて)ブレンドされ、さらに3ヶ月の樽熟成後瓶詰めされます。約6ヶ月の瓶熟成後リリースされます。
この2015年は、ジェームス・サックリング94点、アントニオ・ガッローニ94点、ヴェロネッリ2018年度版91点(G.B.)となります。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
あたしが所有している2000年代前半までのボトルとはラベルデザインがちょっと違いますね。とはいえ、醸造所だかな建物のシルエットと文字列は明らかにボルドーっぽいラベルは現在ですし、白地のラベルに赤のキャップシールもそんな雰囲気。ということでレ・セッレ・ヌォーヴェはボルゲリ・ロッソDOCとなります。コルクはなかなかの5cm、グラスは久々に登場のヴィノムのボルドー型。バックラベルに記載のアルコール度数は14度となります。予想通りの色の濃さ、深さ、暗さ。エッジの赤紫からグラデーションもそこそこにすぐに墨色になる。もう香りは国際品種をバリックで熟成させました感バリバリの期待通りの香りですね。メルロややや多めとなりますが、果実香のベリーが近似しながらも複雑ですね。樽香も思ったほど派手ではないですが、しっかりと主張しているのは、国際品種には似合っています。スパイス香も複雑さに寄与しています。熟度の高さをヒシヒシと感じますが決してジャミーではない硬派さを感じるのもいい。とりあえず口に含みますと、輪郭にエグ味を感じさせることなくやわらかな風合い‥ながらすぐにぱつんぱつんの密度が深い。キメ細かいタンニンと、若さとイタリアらしさを兼ねる酸味も十分ながら、しっかりと濃厚な果実味に溶け込んでいます。抜栓後ずつの一杯目ですが、すでにバランスがいいですね。もちろん、二杯目、二日目になるとさらにまとまるのでしょうが。なかなか国際品種オンリーのスーパータスカン的IGTでこの価格帯は逆に扱いが少ないですが、やっぱりレ・セッレ・のコスパは尋常じゃない。初期のクーポレと同じく、グランヴァンとしてのオルネッライアを1本買うなら、レ・セッレ4本の方がいいのかもしれません(語弊あり)。
タンニン、酸味、ミネラルに構成感もバリバリ感じますが、果実味自体は非常にまろやか、かつなめらかですね。そこに密度感もググっとあって、非常に満足度が高い。
二日目もヴィノムのボルドー型。乾いたタンニンが果実の香味と墨汁に濡れる。深さはあるが、もっとコク甘みがあるかと思ってたが、そこはかとなくイタリアらしさはちゃんとあるんだね。どこか、オルネッライア(これはセカンドだけど)は、もうイタリアらしさすら捨てて、世界の市場に打って出た的なイメージでしたが、国際品種からなるスーパータスカン(的、IGT)の枠内であると感じます。
二日目ならではの飲み口に旨み、そこに甘味を感じるわけですが、添加したような‥とってつけたような派手な甘味でないのがいい。しっかりとまとまりがあり、まったく閉じ感はない。硬さを包み込むようなしなやかさ。カベルネがそう強くないのもいいのかもしれませんね。もっとカベルネが強いと硬く感じるかも。若いうちから飲みたいレ・セッレ・ヌォーヴェだからこそのバランスもいい。やっぱりタンニンがおいしいですね。みっちりと‥でもきめ細やかなタンニンがたっぷりとした果実味に溶け込んでいます。こうなると、こってりとした煮込みがいいですね。それが何も牛テールの赤ワイン煮込みだじゃなくても、どて焼き系のモツ煮込みでもいいかもしれません。煮詰めた味噌+脂ともイケるんじゃないかと思いますよ(じゅる)。
三日目もヴィノムのボルドー型です。このムラサキなカシスやプルーンの果実達はやはりメルロやカベルネですな。みっかめもしっかりドライなタンニンがありますが、果実味は旨味が出てきて酸味と相まってジューシーです。まだまだ若く、強い‥国際品種らしいし、若いうちのこの力強さもおいしい。10年、15年‥20年の熟成も余裕ですね。そりゃあオルネッライアの方がさらに‥かもしれませんが、レ・セッレでも十分たのしめます。
サンジョヴェーゼ一辺倒ですが、たまには国際品種もいいですね。十二分のコスパはさすがオルネッライアですよ。
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