Roero Arneis 2008 Matteo Correggia
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ロエロ・アルネイス 2008 マッテオ・コレッジア
《イタリア/ピエモンテ/白/アルネイス/辛口》
ロエロ地方‥アルバから10kmほど北上したカナーレ地区にアジェンダを構えるマッテオ・コレッジアの設立は1935年。当初は様々な果実栽培や畜産業を営んでいましたが、ワインの生産を始めたんですね。当時のロエロ地方は、平地部分で栽培されていたアルネイスからなる白ワインの生産が主で、栽培されていたネッビオーロやバルベーラはランゲ地区の生産者に売られていた歴史を持ちます。
しかしマッテオ氏は、カナーレ地区最西端で、南向きの一枚畑を購入後、ネッビオーロとバルベーラを高密植で植樹し、品質の高い葡萄を生産し始めました。最初は、ロベルト・ヴォエルッツィオや、エリオ・アルターレなどに醸造前の葡萄の段階で売り渡していましたが、1987年‥ロベルト・ヴォエルッツィオのすすめで自社醸造、瓶詰めを始めました。
その後は、エリオ・アルターレなどの助言を得ながらロエロの、マッテオ・コレッジアのスタイルを築き上げてきたのです。
しかし、2001年‥畑での作業中に不慮の事故でマッテオが帰らぬ人となりました。それ以降は婦人であるオルネッラを中心に、マッテオの意思を引き継ぎ、そのスタイルを維持しています。また醸造にはラ・スピネッタのジョルジョ・リヴェッティ氏などの助言を得ているそうです。ちなみに、ヴェロネッリ誌のエノロゴ欄には、ルカ・ロスターニョ、ジャンフランコ・コルデロの名が挙がっています。
ランゲ地方とロエロ地方‥いずれの土壌も豊富な石灰分を保有しますが、ランゲは黄土の比率が高くなり、ロエロは灰色土の比率が多くなります。ロエロは東に行くほど表面の砂質が多くなる傾向にあるそうです。特に、マッテオ・コレッジアが位置するカナーレ地区の西端は、石灰岩と砂質が豊富で、6層にもなる複雑な地層となり、それはマッテオ・コレッジアのワインに個性として表れます。
フラッグシップは、サント・ステファノ・ロエロと接するカナーレの最にしはしに位置する僅か2haの畑から作られるロエロ・ロッケ・ダンプセイとなり、コレッジアの所有する畑の中では、もっとも黄土が強く出ており、その下層には化石が出土する石灰岩質が豊富なことから、ワインにミネラルをもたらし、ロエロ地区の特徴を醸し出しているのです。また、バルベーラからなるバルベーラ・ダルバ・マルンもコレッジアを代表するワインのひとつですね。また、最もロエロらしさ満開な、ネッビオーロである、ロエロDOCもご紹介しましたね♪
そして‥満を持して‥
マッテオ・コレッジアのロエロ・アルネイスのご紹介です♪
毎ビンテージ‥コレッジアのロエロ・アルネイスは人気のようで‥輸入元さんも常に在庫薄な状態なんですが、やっとこさ回ってきましたよーっと!!実は、裏看板な存在♪
畑の面積は、約3haと小さな区画‥1987年が初ビンテージとなりが、アルネイスの平均樹齢は30年。標高300m、南西向きの砂質(70%)、軟泥(25%)、粘度(5%)という土壌となります。収穫は手摘みで、非常に軽いプレスのみで搾られ、すぐさまステンレスタンクに‥アルネイスは、酸化に弱い品種と言われており、酸素との接触を最小限に抑えながら‥なんですね。約10日間の発酵後は、ステンレスタンク内でバトナージュしながら6ヶ月の熟成が施されます。
驚くほどキラキラしたミネラルがとっても素晴らしい白‥夏にピッタシです!!
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
ラベルは、マッテオ・コレッジアお馴染みの‥とてもセンスの良いデザインが嬉しいですね♪やっぱり、同程度のワインでも、ラベルデザインの良いワインは美味しく感じるものです‥食卓に華があるもんね♪このフォント、サイズ、配色どれを取っても完璧に近いバランスです。特に、このロエロ・アルネイスの場合、ボルドー型瓶のネックに巻かれた黄緑のDOCGシールに合わせるかのように、ラベル最下部に黄緑色のラインが描かれており‥ほんと、配色が綺麗ですね♪コルクは4.5cmの上質なもので問題なし♪グラスは、リーデルのオヴァチュア一択‥冷蔵庫キンキンの一歩手前温度からのスタートです。ちなみに、度数は13度ですよ。
金色に輝く緑茶色で、それほど濃くはありませんが、薄くもない。アルネイスらしいライム、すっと伸びやかなハーブ香、グレープフルーツの白いピロピロの苦味を彷彿とさせる香りと、グレプフルーツの皮的な柑橘‥アルネイスだなぁ‥王道のアルネイスだ‥。
スワリングしますと、なかなか複雑なハーブの香味が引き立ち、鼻に抜ける清々しい酸味を連想させる香りがとっても素晴らしいですね♪グラス内壁に、ちょっとだけプチプチを確認。
口に含みますと、グラスから放たれる香りと、まったく印象は同じな、清々しくも、フレッシュなハーブの含み香、酸味もまだフレッシュで、心地よい刺激、とても上質で、固過ぎないミネラル感が主体‥。
含み香がよく開いてる‥そういう印象が強いですね。
もちろん、グラスから放たれる香りも開いていますが、フレッシュさ‥とは、揮発な要素もあり、ハーブ香や柑橘香を、しっかりと牽引してくれるんだな‥。
マルヴィラのアルネイス・トリニタは、2006年ということと、上級キュベということで、もっとオイリーな感じもあるのですが、対して、このマッテオ・コレッジアのアルネイスは、2008年らしいフレッシュさ‥香味な余韻は長いものの‥サッパリ感があるんですよね♪
でも、どちらも‥ドが付くほどアルネイス♪
ちょっと氷水で、カキンと冷やしたい‥そのミネラルをたっぷり含んだ、湧き水に、柑橘の果汁を搾って、緑の芝生の上で飲んでる‥そんなイメージですね♪
夏にピッタシだな♪
さて‥
今宵のワインの肴は‥マグロの中落ちと、アボガドのタルタル‥レモンを添えてみました。毒味用の作り置きですので、マグロの色がちょい変色で、アボガドはひき殺された感じになってますが‥気にしない、気にしない。マグロ+アボガドは、白ワインな時には、良く使う手‥サッパリ系にも、ドッシリ系にも案外合うのよね♪
このアルネイスのように、柑橘のフレッシュな酸味も感じるなら、レモン搾ればいいし‥今宵は品切れだが、緑なハーブ香があるなら、バジルソースちょい混ぜしちゃえばいい‥。
やっぱりアルネイスは食中酒としてイイですね♪どこか、ミネラルが由来なのか‥はたまた、その塩分‥塩っぽさがミネラルになるのか‥塩な感じが食事に合うんだなぁ‥。
ハーブ類って‥お家にありますか?西野家では、お客様にフランス土産で頂いた、
プロヴァンスなミックスハーブと、展示会でサンプルで頂いた、イタリアンエッセ
ンスという液体のソースがありましたので、それをちょい付けしてみたりして‥
うーん、ハーブには、ハーブが良く合うな‥こんちきしょう!
さて‥ワインの毒味に戻りますが、なかなかアルネイスって、サッパリしてるようで、ちゃんと密なんですよね‥ショボくない‥もちろん、ショボくないアルネイスを選んでる‥俺‥天才‥を、実感中‥(←なにやってんだ‥)。
二日目です‥この爽快な感じ‥何かに似てる‥と思ってたんですが、思い出しました、風呂上がりにシーブリーズを塗りたくった感じです。二日目も香りがよく開いてますね。
いいミネラルを持つやや硬質な水に、レモンとグレープフルーツを一搾り‥カキンと、夏に相応しいミネラル感が、喉に嬉しい酒質ですね♪ほのかに‥ほんと、ほのかに果実の甘味も感じますが、密な果実がほんと素晴らしい。
隣で、娘が、ICE BOXという、グレープフルーツ味の、かち割りみたいな‥氷菓子を食べてますが、イメージがダブリますね。そんな感じです。
スッキリ感もあって‥夏にぴったしですよっ!!
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