Chianti Classico 2007 San Giusto a Rentennano
トスカーナ州の赤 > San Giusto a Rentennano
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キャンティ・クラッシコ 2007 サン・ジュスト・ア・レンテンナーノ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョベーゼ95%、カナイオーロ5%/ミディアム》
ボルドー型のボトルにも、お馴染みのラベルデザインにも変更はなさそうですが、微妙に、ラベルの色合いが違うような気もしないでもないが、気にしない気にしない。表記のアルコール度数は14度、生産本数は45931本と記されています。バックラベルには、イタリア語と英語での品種構成や、醸造に関するインフォメーションが記されており、本来はこうあるべきなんですけどね。コルクは、お世辞で並質の4.5cmコルクの後ろは薄いピンク色に染まっております。グラスは、オヴァチュアで飲んでみることに‥。
紫がかった、キレイなルビー色。なんとか底が見透かせるトーンですね。下から覗くとキレイなルビー色がよくわかります。香りは結構開いてますね‥とてもフルーティーなチェリー、チェリーリキュールの甘味のある香り、芳香なバイオレットも期待通り。ミントのヒント‥おだやかな樽香は溶け込んで、あくまでも果実香主体。ちょっと乳脂肪分なマロやかな香り。チャーミングな香りが一杯ですが、軽さは感じませんね。香りからもドが付くほどミディアムなボディが垣間みれます。
口に含みますと‥非常にスムーズ!!酸味も渋味もよく溶け込んで、なめらかで、ミディアム+に感じる果実味にコーティングされているようです。ややアルコールの高さを感じなくもないのですが、アルコールの高いワインに感じる舌が焼けるようなカロリーの高い感じはありませんね。アルコールの甘味も感じますが、甘味はあくまでも果実の熟度由来のもの。
なめらかに感じさせる優しさを持つ表面は、一皮剥けば、ミネラル由来の張りのある輪郭を感じます。
非常に洗練された完成度を感じます。
グラスも西野家的にはオヴァチュアとなりますが、リーデルのキャンティグラスが似合うでしょうね。ヴィノムのボルドーや、ブルゴーニュ型では試そうとは思わないほど、これぐらいの大きさがピッタリだと思います。
よく熟した葡萄だなぁ‥
でも過熟感などはまったくありません。
液体としてキレイですね。サン・ジュスト・ア・レンテンナーノって、もちろん古典ではないのですが、伝統的‥というよりは、やはり洗練ですね。モダンと言えばそうなのかもしれませんが、伝統的でもありモダンでもあるが‥要は洗練されてるんですよね。
健全な果実香
健全な果実味
余分なものを排除したわけではない。健全に育った葡萄から醸される‥健全なサンジョベーゼからなる葡萄酒‥。
健全に育った葡萄を、健全に醸造すれば、こうなるハズ‥なんですよね。昨今は、西野嘉高的には、腐敗した‥酸化した‥不健全で不健康‥腐敗したゾンビのようなな香りを「良し」とする風潮もあり、それらのワインにハマるお客様もいらっしゃいますが‥西野嘉高には何が良いのか?わかりません。
このサン・ジュスト・ア・レンテンナーノのキャンティ・クラッシコ2007や、モンテヴェルティーネのピアン・デル・チャンポロ2006を飲めば…これがワインなんですよ。ウキウキするような青果としてのフルーツを感じますよ。「ワイン」の基本じゃないですかね‥果実酒として‥。
ちょいと黒糖、ロースト香もありますが、決して派手ではありません。ゆで小豆に、砂糖‥まだ餡子になる前の豆香‥そんなニュアンスとオーバラップする。
今ボトルには2/3が残ってる状態ね‥これで三杯目なんですが、ワンランク濃く感じますね。酸味が美味しいわ。二日目以降はもっとジューシーになるであろう、つゆだく具合が絶妙。
2006年のレ・バロンコーレはまだ毒味しておりませんが、サン・ジュスト・ア・レンテンナーノは、IGTとしてのペルカルロ、キャンティ・クラッシコ・リゼルヴァとしてのレ・バロンコーレ、そして、この最もスタンダードなキャンティ・クラッシコ‥いずれもサンジョベーゼ(主体)ではありますが、それぞれのカテゴリーにおけるキャラクターが明白なのも、西野嘉高が好きな理由のひとつ。
もっともスタンダードなこのキャンティ・クラッシコは最も親しみ易いフルーティーな果実味ですね。
二日目です♪今宵もオヴァチュアで‥ちょっと温度低めからスタートです(野菜室で温度下げたんですが‥長風呂でした‥^^l)香りは初日同様‥非常にフルーティーですね。黒澤明のような赤と黒のチェリーとベリー類。口に含みますと、ジューシーな酸味を包み込む果実の旨味が…
ほんっと旨い。
初日から旨いが、この二日目は、その「つゆだく」具合も完璧なまとまり。この2007年‥例年よりもスケールがデカイかもしれませんね。シネコンで一番デカイシアターに入った感じ。うん、全体的に密度も高いですし、なかなかの豊満なボディ‥あえてミディアム表記ですが、ミディアム+と言っても差し支えなさそうです。
今宵のワインの肴は自作。冷蔵庫にあったエリンギを縦に半分、長ネギ(白ネギ)をエリンギと同じ長さで半分縦割り。それの接着面に甜麺醤(てんめんじゃん)を指でぬりぬり‥どうやら、豚しゃぶをした形跡な豚バラ肉をそれらに巻き付け、塩こしょう‥最後に軽く片栗粉を振って、フライパンでジュン。
うーん、ネギがちょっと多すぎたが、やっぱりサンジョベーゼには豚肉を基本塩味でソテーしたのに合うなぁ‥この組み合わせ‥好きなんですよねぇ。
舌に、鼻孔にも十分の果実味の密度を感じますね。酸味、渋味にトゲがないので、なめらかに濃さを感じますね。
2007年。いきなり旨いビンテージかもしれませんね。肉付きのよい果実味‥酸味や渋味も熟れ‥溶け込んで感じますので、リリースしたてから‥イキナリ美味しい状態ですね。猛暑だった2003年に通じる部分もありますが、過熟感はありませんし、ジャミー過ぎることがないと感じるのは、中心‥核の部分に、キッチリとタイトな部分も感じられるからかもしれません。
三日目です♪今宵も‥一貫してオヴァチュアで飲む事にします。グラスからの香り、飲み口のまろやかさ‥二日目とさりとて変わりません。その肉付きの良さから、酸味や渋味に「強い」「キツイ」と思わせる部分はありませんが、それらが実は豊富ながらもしっかりと溶け込み、その肉付きの内側に毛細血管のように張り巡らされているがゆえの、三日でもダレない、緩まない酒質なんですね。
果実味に感じしては二日目ですが、酸味のジューシーさ、つゆだく具合はこの三日目がもっとも顕著に感じます。
サンジョベーゼが苦手‥と、仰るお客様の「土臭い」と感じる方が少なからずいらっしゃいます。確かに、土の香り、土のニュアンスを感じるそれはあります。お薦めさせていただいているイゾレ・エ・オレーナのキャンティ・クラッシコ2005は、土の香りがあります。でも、臭いとは感じませんけどね。土壌を感じさせる素晴らしい作品です。しかし、そんな土臭さを感じてしまう方にもお薦めできるのが、このサン・ジュスト・ア・レンテンアーノのキャンティ・クラッシコだと確信しています。イゾレ・エ・オレーナと比較すれば、もうちょいモダンに感じるかもしれませんね。
いやーそれにしても美味しいサンジョベーゼ。
いやーそれにしても美味しいキャンティ・クラッシコ。
いや−実は、毎年美味しいんだけどね♪
それほど、サン・ジュスト・ア・レンテンナーノのサンジョベーゼは好き♪
結婚してくれっ!!
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