Scrio 2017 Le Macchiole【第二回販売分】
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スクリオ 2017 レ・マッキオーレ
《イタリア/トスカーナ/赤/シラー/フルボディ》
初ビンテージは1994年。1994年植樹のプントーネ畑、1999年植樹のヴィノーネ畑で栽培されるシラー100%で醸されます。2017年は8月の最終週と9月の第1週に収穫。ステンレスタンクで20日間の醸し発酵。新樽100%のトノー樽と、円錐型のタンクの併用、一部セラミック製のタンクが使用され、それぞれ13ヶ月の熟成後、2019年の8月22日に瓶詰めされました。評価は、ワインアドヴォケイト誌95+点、ジェームス・サックリング96点、ヴェロネッリ誌94点(G.B.)
【補足】
セラミック製タンクで熟成されるのは、カーザヴェッキア畑からのブドウから醸造したもののみ。カーザヴェッキア畑のシラーは樹齢が高く、セラミック製のタンクで熟成させることにより、フルーティーなシラー本r内の香りが生かせるとした新しい試み。また、最終的なブランドで複雑さを増すことにも貢献。
セラミック製のタンクは丸型の球状で容量は250リットル。発酵時の澱が自ずと下に落ちますが、球体をしているので、澱がタンク内で動き、ワインのふくよかさを増すのに寄与している。オーク樽と違い、酸素の往来がまったくないので、酸化せず、ワインの中の酸が保持されるのも利点だとか。
マッキオーレでは、17年は暑いというよりも、乾燥した年を表現する方がしっくりくるかもしれません。シラーも良い出来でしたが、カベルネフランはブドウの成熟が良くバランスも良かった。ボゲリの特徴であるミント系の香りが顕著に感じられ、カベルネフランのみならずシラーも同様の特徴的な香りも持ち、凝縮度は例年よりも強く、その分、若干酸が少なめに感じるかもしれません。
2017年のビンテージ情報
うだるような暑さとなった2017年。少しでも畑から目を逸らすようなことを
してしまえば、簡単に果実味と酸とのバランスが崩れることは明白でした。
レ・マッキオーレでは、2003年の猛暑の経験を糧に、ブドウの粒を小さく、
凝縮感と酸とのバランスをしっかりと保てるような栽培に全力で集中するこ
とができっました。結果として果実の成熟感とエレガンスは絶妙なバランス
を保ち、どんなに難しいビンテージでもモノセパージュで素晴らしいワイン
を造ることが可能であることを証明してみせました。特にカベルネフランは
申し分のない出来栄えです。
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