Barolo Vigna Giachini 2004 Giovanni Corino
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バローロ・ヴィーニャ・ジャッキーニ 2004 ジョヴァンニ・コリーノ
《イタリア/ピエモンテ/赤/ネッビオーロ/フルボディ》
ブドウ栽培農家であった父の後を継いで1987年にラ・モッラ地区にワイナリーを設立したのは、息子のレナート・コリーノ。ジョヴァンニの時代は、せっかくの樹齢の高いネッビオーロを持ちつつもバルク売りを続けていたそうで、その息子兄弟である、レナートとジュリアーノの時代になってからは、エリオ・アルターレに指導を受け、バリックの導入や設備投資、収量の制限などをし90年代にはバローロ・ボーイズの一員として一躍評価を上げた生産者でもあります。
2005年にはレナートとジュリアーノで畑などの相続を分けました。ジュリアーノはこのジョヴァンニ・コリーノを。兄のレナートはレナート・コリーノを立ち上げ別々に瓶詰めしています。ジョヴァンニが他界するタイミングで相続時に分与した‥という解釈で間違いないと思います。兄が跡を継ぎそうですが、兄が独立し弟がその名を継いだことになりますね。色々あるんだと思う(うん)。
コリーノが醸すバローロは、村名バローロがひとつと、クリュバローロはこのアルボリーナとジャッキーニの二種類でしたが、最近はブリッコ・マネスコットというクリュバローロもあるようです。そしてこれまではヴェッキエ・ヴィーニェというジャッキーニ畑の古樹からのブドウのみを使ったバローロがありましたが、現在リストにはなく、代わりにリゼルヴァがあるようですので、それに変わったのかもしれません。また、現在もリンシエメは醸し続けているようです。
さて‥状態は、最近はラベルがリニューアルされたようですが、前デザインのお馴染みのラベル。基本的にラベルはキレイな状態なのですが、下半分の黒地の部分の端に白ハゲがありますが気にしない、気にしない。キャップシールの凸部分に小さな銀ハゲがいくつかありますが気にしない、気にしない。DOCGのピンクの帯封は発色も状態もいいですね。帯封はシール裾を跨ぐように横巻きですのでくるくるとは回しませんが、液面は揃って非常に高い位置をキープしており液漏れはありません。色調はネッビオーロらしい赤色でクリア。瓶底の凹みにはいくつかの塊の澱が沈澱し一部は右往左往しますが、問題ありませんね。状態はとても良いですよ。文句なしの2004年、飲み始めてもいい頃合いです。ちなみに表記のアルコール度数は14,5度となります。
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