Chianti Classico 2006 Isole e Olena
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キャンティ・クラッシコ 2006 イゾレ・エ・オレーナ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョベーゼ80%、カナイオーロ他20%/ミディアム》
まだ2005年をご紹介してから、さほど月日は経ちませんが、今回は、あの絶品のキャンティ・クラッシコである‥イゾレ・エ・オレーナの新ビンテージ‥待望の2006年のご紹介ですっ!!
何度も書きますが、2005年のサンジョベーゼ、特にキャンティ・クラッシコ地区は決して並年ではない‥超が付くかどうかは別ですが、2004年や2006年と遜色のない素晴らしいビンテージである‥が、西野嘉高の印象。
旨かったでしょ?
そして今回は‥2006年。
否が応にも、その期待が高まりますね!!
え?まさか2005年‥あんだけ西野嘉高が煽ったのに(←煽ったんかよ!!)まだ飲んでらっしゃらないお客様‥いらっしゃるんですか?
チッチッチ‥(人差し指を軽く振って下さい)
イゾレ・エ・オレーナのキャンティ・クラッシコは絶対飲まないとダメーっ!!
昨今は国際市場意識過剰なキャンティ・クラッシコが多い中、このイゾレ・エ・オレーナは、モダンに針を振り過ぎることなく、伝統的なキャンティ・クラッシコを正統進化させたスタイル。
あくまでもキャンティ・クラッシコの伝統的なスタイルは守りつつ、キャンティ・クラッシコを偉大なワインの領域に高めた作品であると断言しましょう!!
キャンティ・クラッシコの決定版っ!!
間違いありませんっ!!
キャンティ・クラッシコ地域でも、北東にグラーヴェ・イン・キャンティ、東にラッダ・イン・キャンティ南東にカッテッリーナ・イン・キャンティと隣接するバルベリーノ・ヴァル・デルサ地区に位置するのが、このイゾレ・エ・オレーナです。
あまり聞き覚えのない地区かもしれませんが、イゾレ・エ・オレーナの他には、カーザ・エンマや、モンサントなども位置する地区なんですね。そんなヴァルベリーノ・ヴァル・デルサ地区に約48haの葡萄園を持つのがイゾレ・エ・オレーナ。
その名の由来は、1950年代に、デ・マルキ家が「イゾレ」と「オレーナ」の、二つの隣接して畑を購入し、合併して設立された醸造所なんですね。現在の当主(兼エノロゴ)は、パオロ・デ・マルキ氏で、当時から小作人制度を廃止し、新たに植樹しなおし自社農園として、畑も拡張してきました。
元々、パオロ・デ・マルキ氏は、ピエモンテ州北部のワイン生産家の家系なんでね。1976年頃から、セラーの近代化を計り、小区画による栽培もスタートしています。そんな生産者出身のパオロ・デ・マルキ氏率いるイゾレ・エ・オレーナですが、昨今では珍しい(とも感じる)外部からエノロゴを雇い入れることなく、自身でのワイン造りを実践しています。
このキャンティ・クラッシコの他に、サンジョベーゼ100%のIGTであるチェッパレッロも絶品ですが、国際品種なシリーズであるコレッツィオーネ・デ・マルキなラインは、カベルネソーヴィニョン、シラー、シャルドネをリリースしています。
さて‥このキャンティ・クラッシコは、サンジョベーゼが80%に、カナイオーロが20%(その他と記載されてますので、カナイオーロ以外も少量ブレンドされている模様)と、セパージュ的にも伝統的なもの。詳しいテクニカルな情報が乏しいのですが、樽熟成が12ヶ月のようです。ちなみに、ヴェロネッリ誌2009年度版では、88点(G.B)の評価で、36haの畑から14万本の生産とのこと‥。
2005年同様、素晴らしいサンジョベーゼ‥素晴らしいキャンティ・クラッシコです!!キャンティ・クラッシコの領域を外れることなく、正統進化した作品。こういうキャンティ・クラッシコに出会えれば‥イタリアワインはもっと見直されるはず。
サンジョベーゼを‥キャンティ・クラッシコを愛するお客様‥是非っ!!
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
お馴染みのラベル。変哲もないボルドー瓶に、ワインレッドなキャップシールが、さらにクラッシックな趣き。2005年と比較すると(現物ないけど)ちょっと色合いが鮮やか(それでも地味目だけど‥)になったような気もします。バックラベルが新しくなったかな。表ラベルと同じ紙質ですが、イタリア語、英語だけではなく、日本語で輸入元その他の情報が記載されています。半端に現地ラベルの上から日本でシールをベッタリ貼られるよりは、この方がいいですね。今時、パソコンには日本語フォントもインストールされているはずですので、必要な項目を支持さえすれば、イタリア現地でも、ちゃんと日本語で印刷できるものです。キャンティ・クラッシコDOCGシール2005年同様縦貼りなもんで、検品し難いわぁ‥コルクは4.5cmで良質のものです。グラスはヴィノムのボルドーですよ♪
あああ、それからバックラベルにwww.isoleolena.itのURLが記載されてますが、相変わらず何も表示されるわけではありません。
香りは良く開いています。どっからどう嗅いでも‥
サンジョベーゼの香り!!
よく熟しながらもジャミーで過剰な熟度を感じさせるものではなく、香りからすでにイゾレ・エ・オレーナらしい、厳格な構成が‥
私にも見えるっ!!
サンジョベーゼらしいスパイス香、皮からの成分がとても複雑‥ブラックチェリー、ガレストロ土壌が目に浮かぶミネラル。鮮やかなスミレの香り‥
おっと色の話を忘れてました。かろうじて底が透ける、なかなか厭らしい赤黒色で、2005年はもっと小豆色っぽく感じましたが、鮮やかですね。イイネっ!!
ずーっとグラスに鼻を近づけておきたい‥
鼻からガンガンに香りを吸い込んでるんですが‥
口が開きっぱなしやわ‥^^;
香りだけでも、豊富なタンニンと酸味を想像できますし、はやり、それらが豊富で均整が取れて感じることは、容易に、その構成が揺るぎのないもの‥であることがわかります。
口に含みます。うーん、イイっ!!とてもイイっ!!すごくイイ‥ミディアムっ!!
薄張りグラスのようなピンとしたミネラルのさらに外側をコーティングする、ほのかな果実の甘味は、揺るぎのない輪郭‥
ジワっジワっと迫り来るタンニン。
ジュわジュわと広がり‥いや、広がるのではなく浸透する酸味。
毛細血管系の偉大なる構成感!!
すんごい旨いっ!!
赤く濡れたハーブ香、微粉のスパイス。
強く感じるかもしれませんが‥
それは、決して強いんじゃないんだな。
強さに、優しさも兼ね備えてる。
いやぁ‥完璧じゃないですか?コレ‥。
2005年も素晴らしい出来でしたが、2006年‥抜栓直後からすでに美味しく‥完成度が高いです。サンジョベーゼが80%となるとギリギリのライン‥それ以外を埋めるカナイオーロなどの品種とのまとまりも素晴らしいですね。複雑な香味は、ブレンドから生まれるのだろうと感じます。
ワイン単体でも、唸る旨さを持ちますが‥ここはやはりなんぞ喰って欲しいですね。豊富なタンニンと酸味ですが、イガつくことはありません。質の高さ‥感じていただけます。現地が2007年に切り替わる時期ですから、1年の追瓶熟期間の恩恵かもしれませんが、ほんと、抜栓したてから、イキナリ美味しい。
二日目です♪初日ほどふわっと香りは上がっては来ませんが、深みを増した香り‥。赤紫のベリーとチェリーに隠れるように、橙の柑橘な酸味香。さっそく口に含みますと‥うん、この二日目は構成感が凄くよく感じられますね。もちろん、まとまりも感じますが、甘さは控えめですね‥しっかりとドライな酒質に好感が持てます。ミネラル、チョーク、素晴らしいですね‥土ではなく石、岩な感じ。それは固そうなイメージですが、それらが内包する果実は非常に密でやわらかい。
上質の酸味‥旨い。精密な設計図があるな‥スキがない。完璧は時として退屈なものではあるが、これだけ説得力のある完成度を見せつけられると‥文句なしですね。
三日目です。キタキタ‥つゆダクダクが‥三日目にしてようやく‥^^;
うわーっ、この状態も、最高に好きっす!!
ボディと余韻のバランスもいいですね。
もーめちゃくちゃ好きです♪
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