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Valpolicella Superiore 2015 Roccolo Grassi

ヴェネト州の赤

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	更新履歴 2023/11/06 販売価格 2,880円(税込) 在庫数 SOLD OUT
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希望小売価格 5,390円税込→ 通常特価 4,380円税込→ 終売特価 2,880円税込

ヴァルポリチェッラ・スペリオーレ 2015 ロッコロ・グラッシ
《イタリア／ヴェネト／赤／コルヴィーナ65%、コルヴィノーネ15%、ロンディネッラ10%、クロアティーナ、オセレタ他10%（2017年情報）／フルボディ》

1996年にグラッシ家からブドウ畑を購入。ヴァルポリチェッラは10以上の丘が東西に連なりますが、東から三つ目の丘となるメッツァーネ・ディ・ソットに畑を所有しています。醸造責任者のマルコを中心に家族経営の造り手。ヴァルポリチェッラはアマローネのセカンドワインという位置付けにはせずに、畑の個性に合わせてアマローネとヴァルポリチェッラを造り分けています。アマローネには酸度を保ちながら凝縮するブドウを、ヴァルポリチェッラは完熟が条件。

そのヴァルポリチェッラに使用されるブドウは海抜200mから250mに位置するヴァル・フレッダ畑、丘の上部に位置し、年間を通して冷たい北風が吹き下ろす畑。粘土を主体に玄武岩、比較的砂質も多く、石灰の含有率も高め。難点は雹害が多いこと。対策としてブドウ樹にネットを掛けており、黒いネットは斜陽効果もあり、焼けやすいコルヴィーナの果皮を守りフレッシュさを残します。ヴァルポリチェッラの畑は下草は生やしたまま、雨が少なく水捌けの良い地域により、ほとんどの造り手は灌漑をしていますが、ロンコロ・グラッシでは樹齢が3年を越えたら灌漑は行わないそう。灌漑はビンテージの個性をなくしてしまうとの考え。

コルヴィーナ種を主体とした混醸。完熟させながらもある程度酸が残った状態での収穫は10月初旬と遅い。半量はすぐに発酵を始めますが、残りの半量は20日間室内で自然の風にあてながら追熟させてから発酵に移ります。果皮比率を高めて長期の発酵をすることで複雑味を出しています。熟成はバリックと大樽の併用で20ヶ月。

飲んでみました。

度数は14,5度と比較的高めですが、アルコールを強く感じ過ぎることはありません。陰干ししたブドウの果皮を思わせる複雑な甘味とスパイス、そして苦味がほんのりとあります。そしてそれが決して雑味ではないということ。ロッコロ・グラッシはとてもキレイに造ってくるんですよ。決して粘性が高いわけでもなく、とてもエレガント、ながら複雑さも十分あるんです。実は、そう本数もなかったので、飲まずに販売しようかと思ったんですが、馴染みのお好み焼き屋さんのお好み焼きに合わせてみたくて。ソースって甘味もあるし、スパイシーでしょ。そして生地やソバ、それこそソースが焼けると香ばしく苦味にも通じるんです。ソースの濃さは、それなりの度数が受け止めてくれますし、結構お好み焼きに相性良くてぴっくり。ワイン単体でもおいしいですが、複雑味はありますが、強過ぎる酒質ではないので、食事が欲しくなりますね。ヴェネトといえば、煮込み系や、チーズたっぷりのリゾットなんかもいいかもしれません。ついつい、トスカーナやピエモンテの赤ワインに傾倒しちゃいますが、たまには上質のヴァルポリチェッラ、いいですよ。飲めば、あああ、あああ、こういう感じ久々、ソウソウヴァルポリチェッラとかアマローネのあの風味、おいしい‥となること間違いなしです！