Montefalco Sagrantino 2016 Perticaia
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モンテファルコ・サグランティーノ 2016 ペルティカイア
《イタリア/ウンブリア/赤/サグランディーノ/フルボディ》
中部イタリアの古い言葉である[Perticaia]は、日本語に訳すと「鋤」なんて聞き慣れない言葉に辿り着きます。「鋤(すき)」とは、幅の広い刃に柄をつけた櫂(かい)状の農具で、手と足で土を掘り起こすのに用いる農具が由来です。
ペルティカイアのブドウ園が発足したのは2000年。同地区にある名高いサグランティーノの生産者であるコルペトローネや、スカッチァディアヴォリでの長年の経験を元に、ブドウ栽培のみならず、ディレクターとして活躍していたグイド・グアルディッリ氏が独立し、興しました。もちろん、これまでも、サグランディーノ・ディ・モンテファルコに携わっていた彼にとって、夢の自身のアジェンダとなる約束の地は、モンテファルコ以外に選択肢はありませんでした。コルペトローネと同じく、ペルージャの南であり、モンテファルコ地区の東に位置すグアルド・カッタネオ地区にあるスカッチャディアヴォリが所有していた畑を譲りうけることになりました。2,5haのオリーブ畑の15haのブドウ畑からスタートとなります。
そんなペルティカイアのブドウ園は、海抜300mから350mの緩やかな斜面の中腹に位置し、南西向きとなります。土壌は水はけのよい小石混じりで、石灰や粘土も混じる複雑な砂質だそうです。低いコルドンで仕立てられたブドウ達は、haあたり5500株の株密度で、ひとつの樹からは、7房から8房までしか実をつけさせない徹底ぶりは、グイド・グアルディッリ氏自身がアグロノモと勤め、きっちりと畑でブドウを見ているから成せる業なのかもしれません。ただし、2018年からは新しくオランダ出身のベッカー氏がアジェンダを購入し運営を行っているとのこと。
現在所有するブドウ畑は50haにまで拡大。モンテファルコの東、カザーレ地区が中心となるようで海抜320mから350m、石灰質を含む年度質土壌で南から南西向きの斜面とのこと。
設立当初は、コルペトローネと同じく、エノロゴに名高いロレンツォ・ランディ氏を迎えてましたが、その後、エミリアーノ・ファルシーニが担当。フラビオ・ベッカー氏の所有となってからは、モンテヴェルティーネなども手掛けるパオロ・サルヴィ氏が担当とのこと(知らんけど)。
ペルティカイアのサグランティーノは10月中旬の収穫、48時間のコールドマセラシオンの後、最高30度までに温度管理したステンレスタンクでアルコール発酵、25度から28度のマセラシオン、マロラクティック発酵は20度から22度と30日間に及ぶロングマセラシオンが費やされます。バリックとトノー樽で24ヶ月から36ヶ月の樽熟成後瓶詰め、12ヶ月の瓶熟成期間を経てリリースされます。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
お馴染みのペルティカイアのラベル。モンテファルコ・サグランティーノの差し色は紺色になります。ボトルもかなりヘヴィですね。サグランティーノの長熟を示すのは、なかなかの質の5cmのコルクにも表れているかもしれません。グラスはシュピゲラウ、ディフィニッションのボルドー型。表記のアルコール度数は2015年が15,5度でしたが、この2016年は14,5度となります。色調はさすがに暗く深いですね。スーパータスカンのメルロのような色合いです(語弊あり)。ドラキュラ系の血のような鉱物なミネラルは動脈。樽の感じるのですが、あくまでも純度の高いベリー系果実香。ジャミーな濃さで迫るタイプではありません。いやあ、この香りね、2015年を飲んだのは2021年ですから3年ぶりに毒味ですが(ということはビンテージ遅れてますね)、コレコレと思い出すようなペルティカイアのサグランティーノの香りです。これは、アルナルド・カプライにはない。タンニンの乾いた粉っぽさがこちらは控えめですね。どっちがいいという話ではない。
口に含みますと輪郭部分に軽く、ほんと軽く熟成のニュアンス。そう、この2016年はかなり遅れてます。樽の香ばしさと、サグランティーノのタンニンの香ばしさが合わさるんだけれども、そもそもの果実の甘味と、ほどほどのアルコールの甘味も相まった濃密なボディが圧巻。サグランティーノらしい膨大なタンニンもあるんですが、それを包括するように果実味のしっかりとある。ちょいスミレ、ちょっとバラの風味も溶け込むベリーの果実味は、とても現代的で無理がない。相変わらず完成度も高いですね。満足度と飲みやすさが両立されています。
スワリングしながら側面からワインの色を見るとやっぱり血の色なんですよね。そして、一杯目の(まだ一杯目ですが)注ぎたての少し熟成したニュアンスはもはやありません。とはいえ、おおまかに「まとまり」も感じますね。もともと、サグランティノとしてトゲトゲした、凹凸のあるタイプではないところに洗練を感じていましたが、この2016年もそう。構成感がキッチリあるワインはほんといい。すでに旨みもあるんですよね、甘味も過剰じゃないし、渋味も過剰じゃなんですが、全体的には非常に濃密で重みもあるワインであるのは間違いない。そういう意味での満足度も非常に高い。
二日目もグラスはシュピゲラウ、ディフィニッションのボルドー型。初日はほんと一杯をじっくり‥という飲み方でした。他のサグランティーノと比較すれば、ガシガシとはしていませんが、それでもタンニンも強い品種。少しバックビンテージとなるとはいえ、2016年ですからね。さあ、二日目です。スミレの香りが前に来ましたね。詰めたベリー系の果実香も密度感ばっちり。グラスの内側を垂れる脚もゆっくりで、度数は14,5度と少し高めですが、なかなかエキス度は高いようですね。口に含みますと、樽はやっぱりやわらかでいいですね。ふんわりと効いてる感じ。密度感はありますし、重さもあるのですが過剰な演出はない。初日よりもしっかりと感じられる酸味や、豊富で乾いたタンニンがそう思わせるのだと思います。もちろん、サンジョヴェーゼでもネッビオーロでもないが、どちらかというとカベルネ系に近いかな?でも、あのカベルネ特有のニュアンスは熟成後ももちろん出ませんから、やっぱりモンテファルコのサグランティーノなんですね。カカオ比率80%以上のカカオは、渋いと感じさせますね。ただし、適度の輪郭に丸みがあり、馴染みがあり、旨みもそう前ではないんだけれども甘味とともに存在するから、タンニンも過剰に感じさせないのがいい。
やっぱりね、ペルティカイアの作品には洗練を感じますね。アルナルド・カプライが洗練されていないという意味ではないし、この時勢に男性的、女性的な表現も適切ではないと思うが、サグランティーノらしい渋味や酸味が構成感をバシっと決めてくれるんだけれども、果実味などの肉付きにはそれなりに馴染むやわらかさもあるんですよね。
三日目もグラスはシュピゲラウ、ディフィニッションのボルドー型。果実香に鉱物香、スパイスやようやく緑の風味も加わってなおさら複雑になってきました。少し良質のバルサミコ、炭、中心の果実香はよく開いていて、とても伸びのいい香りです。口に含みますと、サラサラとしたタンニンが非常に豊富。むせるほどのきな粉もちのきな粉ぐらいキメ細かいタンニンが溶け込みからはみ出てますね。輪郭はそんなキメ細かいタンニンがボールジョイントのようにすべらか。いやあ、良質のサグランティーノですね。この渋味から国際品種っぽくアプローチしてますが、なかなかこのバランスはカベルネ系にはない。少し手強さを感じるようになりましたが、サグランティーノらしさでもありますね。でもね、グラスの中でゆったりと空気を含んでやわらかさも出てくるんだよね。緩急は複雑さにも繋がります。
イタリアの土着赤品種の中では、アリアニコと並ぶ渋味系品種(勝手命名)となりますが、ペルティカイアの作品はそんな渋味系品種を感じさせながらもやっぱり洗練されてますね、スタイリッシュ、ちゃんと果実味も前に感じるので飲みやすい。出来の良さヒシヒシです。
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