Le Pergole Torte 1999 Montevertine
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レ・ペルゴレ・トルテ 1999 モンテヴェルティーネ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョベーゼ/フルボディ》
1977年が初ビンテージとなるレ・ペルゴレ・トルテ‥そのアルベルト・マンフレッディ氏の愛らしいエチケッタでも有名ですね。エノロゴは重鎮ジュリオ・ガンベッリ氏。そのサンジョベーゼ100%からなるペルゴレ・トルテの酒質は、サンジョベスタを公言する西野嘉高でも、理解するまでには相当な時間がかかりました‥いや、まだ理解できていいないかもしれません。まさかビッグでパワフルなスタイルではなく、タイトでエレガントなスタイルは、控えめで、おしとやか‥。ラベルに描かれた女性は、こちらを見つめてはくれますが、その中味は、こちらから振り向かせるか?その、こちらを向いてはいない女性も向こう側に立つことになって初めて、その女性の顔が拝める‥そんなワインですね。
熟成させたいワインのひとつであることに間違いはありませんが、では、どのタイミングが、レ・ペルゴレ・トルテにとって最高であるのか?は、まだわかりません。いくら熟成させたところで、やはり飲み手の努力‥飲み手からこのワインに近付く姿勢が求められるワインなのです。その、なかなか振り向いて微笑んでくれない女性だからこそ‥魅力的なのかもしれません。
そのエチケッタが‥という部分もあり、レ・ペルゴレ・トルテの古酒は、比較的高額になりがちですが、今回、1999年が良い条件で見つかりました。2006年同等の素晴らしいビンテージ…。1999年のトスカーナIGTは、全体的にコシの強い酒質だった‥かと思いますので、この7年の熟成期間で‥どうなっているのか?楽しみではありませんか?
さて‥状態は、肝心のエチケッタはすべて綺麗な状態を保ちます。液面はリリース時よりもきっと減ってるんだと想像しますが、特記すべきこともない液面をキープ‥。キャップシールも全てのボトルがくるくる回り、これまた問題なし。1999年と言えば‥それほど前なイメージもないんですが、現行2006年と比較すれば、すっかり7年もの差‥状態パッチリ‥固さは取れてきてるかな?ちなみに‥表記のアルコール度数は13度となります。液色はまだ濃く見えますが、ブルネッロ的な赤黒い感じがヨダレ誘発‥底にもやんとした澱がないわけではありませんが、液質を濁らせる感じではありません。特に固まりな澱は見当たらず‥問題なしですねぇ。
サンジョベスタの皆さんっ!!ぜひ、角が取れてきたであろう‥ペルゴレ・トルテ‥超優良年の1999年ですよっ!!お試し下さいっ!!
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