Scasso dei Cesari 1997 Tenuta di Valgiano
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スカッソ・ディ・チェザーリ 1997 テヌータ・ディ・ヴァルジャーノ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョベーゼ/フルボディ》
フィレンツェの西‥ルッカのピッツォルネ山脈の麓に位置するのがこのテヌータ・ディ・ヴァルジャーノ。その名を冠した「テヌータ・ディ・ヴァルジャーノ」が生まれたのは1999年ですが、1993年に畑を取得、1994年からワイン造りを始めたヴァルジャーノがサンジョベーゼ単一で醸していたのが‥このスカッソ・ディ・チェザーリなんですね。年産1500本(2001年実績)程度だったため、採算性が悪いことから、2001年‥トレビッキエリを獲得したのを最後に、現在では醸されていない銘柄となります。
樹齢40年以上のサンジョベーゼが植わる単一畑、スカッソ・ディ・チェザーリから収穫されるサンジョベーゼ100%のキュベ。1000Lのオーク樽での発酵後、マロラクティック発酵が施され、一旦タンクに移され澱を沈めてからフレンチオークのバリックで18ヶ月の樽熟成され瓶詰されます。
そんなスカッソ・ディ・チェザーリですが、今回は‥なんと1997年が♪1997年の生産本数は存じませんが、相当レアな予感♪
さて‥状態は、なんとなくホルスタイン柄に見えるラベルデザインは、ちょっと懐かしさも。ただし、ボトルによってラベルの縒れ、歪み、糊汚れのあるボトルもございますので悪しからずご了承下さい。VDTやIGTではなく、コッリーネ・ルッケージ・ロッソのDOCとなります。ボルドー型のボトルは、今から思えばそこの凹みの浅い並の形状です。表ラベルに記載のアルコール度数は14度。キャップシールの状態は良く、すべてのボトルのキャップシールがくるくる回り、液面も問題のないレベルを維持しておりますので液漏れの心配はありません。底に澱が溜まっておりますが、動かない澱のようで、深いルビーレッドの液体を濁らせるような澱ではありません。
素晴らしい香りであり、サンジョベーゼ100%のスーパートスカーナとして相応しい香味‥。フルーツの凝縮しながらも煮詰めたわけではない密度のある甘味を内包する香味、派手ではない、果実との融合する樽香。クレーム・ド・カシス、ブラックカラント、セミドライのイチジク、赤黒いチェリーのコンポートなど。
冷涼なミネラルの層な輪郭。重過ぎないフルボディ。舌先から酸味と共に、軽く黒蜜的な甘味がじゅわっと広がります。タンニンにも甘味を感じますね。うん、90年代の良きスーパートスカーナのスタイルそのままです。非常に素晴らしいサンジョベーゼとしての構成感。
旨いなぁ。
含み香にサンジョベーゼらしい上質の粉感‥濡れたこし餡。酸味も渋味も豊富ですね。角が完全に取れている状態ではなく、1997年とは思えない若々しさもある。97の偉大さ‥感じます。もちろん、ヴァルジャーノの素晴らしさも実感しますね。どうして、このワインの生産が終了してしまったのか?残念でなりません。
長い余韻の中に、ヴァルジャーノに感じるオリーブの香りがほんわりするような気がします。グランヴァンとなった「テヌータ・ディ・ヴァルジャーノ」も素晴らしいワインですが、サンジョベーゼ100%からなる‥スカッソ・ディ・チェザーリ‥素晴らしいですね。まだまだ渋味と酸味の角が取れる余地があります。果実の香味はこの状態をある程度キープして、その渋味と酸味の角が取れた状態こそ最高潮のビークかもしれません。あと2-3年後が飲み頃かもしれませんね。
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