Barbaresco Rabaja 1998 Cascina Luisin
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バルバレスコ・ラバヤ 1998 カッシーナ・ルイジン
《イタリア/ピエモンテ/赤/ネッビオーロ/フルボディ》
カッシーナ・ルイジンの創業は1913年。ヴェロネッリ誌2010年度版では、その所有する畑は7haとのこと。現在のオーナー兼エノロゴを勤めるには、ロベルト・ミヌート。父ルイジ・ミヌートの長男だそうです。実は、このカッシーナ・ルイジンは、それまではミヌート‥という生産者名としてワインをリリースしていたそうです。ミヌート家には、弟であるフランコとセルジオにも畑を分けたそうで、フランコとセルジオはルイジンの隣で、モッカガッタという名で独立した生産者となっております。モッカガッタは、西野嘉高も何度が経験があり、輸入されていますが、その本家ともいえるこのルイジンは初めての経験でもあります。ヴェロネッリ誌2010年度版ではモッカガッタの所有する畑は12haとなっております。
もちろん、独立後に買い増しをした畑もあるでしょうが、モッカガッタが所有するバルバレスコのクリュは、バサリン、ブリツク・バリン、コーレ。ルイジンが所有するのはラバヤ、ソリ・パオリンとなっています。なお、ルイジンではバローロ村にもレオンというクリュを持っているようですね。どの畑が一番‥というわけではないのでしょうが‥ラバヤが長男に‥というのは、なんとなくなるほど‥と思う、長男=西野嘉高なのです。
もちろん、他の生産者と同じく、バルベーラ・ダルバやドルチェット・ダルバも醸しておりますが、なんと言っても、ふたつのバルバレスコのクリュ‥ですね。ヴェロネッリ誌の情報では、ラバヤの畑が1.2ha、ソリ・パオリンの畑が1.6haとのこと。いずれもセメント製の発酵層で約30日間の発酵と、大樽で24〜30日間の樽熟成‥発酵期間の長さ‥大樽での熟成‥伝統的な製法を採る生産者となります。
なお、モッカガッタの正規輸入元の資料では、「1952年に現オーナーの父マリオ・ミヌートによって設立された。現在はセルジオとフランチェスコの二人で‥」となっております。お父様がルイージなのか?マリオなのか?まさかスーパーマリオブラザーズで、お母様はピーチ姫かもしれません。
さて、西野嘉高のバイブル「A Wine Atlas of the Langhe」で、畑の位置を確認してみますと、かの銘畑、ラバヤは、アジリやマルティネンガのすぐ東側になるんですね。アジリに西側にはファセット。ラバヤの北側には‥おっモッカガッタというクリュが記載されていますが、その弟二人の生産者名ともなっていますが、その畑は持ってないようです。残念ながら、ソリ・パオリンの畑は記載されていませんが、ラバヤのさらに東側のようです。
今回は、そんなカッシーナ・ルイジンが誇る単一クリュなバルバレスコ‥しかも1998年という優良年の入荷です♪5000円を斬る価格で、飲み頃に入ったクリュ・バルバレスコが楽しめるチャンスですよ♪
伝統のアルベイサのボトル。度数はいずれも13.5度の表記です。状態は、すべてのボトルの液面は十分。DOCGの帯封が巻かれておりますが、液漏れもありません。オレンジがかったネッビオーロな赤い小豆色。澱はそれなりに出ていますので、澱を沈めてから楽しんで下さいね。
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