Le Pergole Torte 2007 Montevertine
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レ・ペルゴレ・トルテ 2007 モンテヴェルティーネ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョベーゼ/フルボディ》
キャンティ・クラッシコエリア‥ラッダ・イン・キャンティ地区にカンティーナを構えるモンテヴェルティーネは、1921年生まれ‥それまでは鉄鋼メーカーで働いていたセルジオ・マネッティ氏が1967年に別荘として、海抜425mのその地を取得‥1971年ビンテージからワインを醸造し始めました。そして2000年からは息子のマルティーノ・マネッティ氏が後を継いでいます。
当時のDOC法にあったキャンティに白葡萄をブレンドすることを嫌い、1977年に古木から収穫されたサンジョベーゼ100%でのみ醸造し、当時VDTととしてリリースされたのが、このレ・ペルゴレ・トルテです。その後も、DOC法に捕われないワイン造りを追し、1985年にはキャンティ・クラッシコ協会からも脱退した経緯も‥。
そんな革新派であるモンテヴェルティーネではありますが、その酒質は今となってはクラシカルに感じるほど葡萄品種‥サンジョベーゼの個性を素直に表現した作品に仕上がっており、キャンティ・クラッシコよりもキャンティ・クラッシコらしい‥という皮肉な結果になってたるするのも‥面白いですね♪特に、このレ・ペルゴレ・トルテは、モンテヴェルティーネ最上のワインとして著名ですが、毎年変わるアルベルト・マンフレディ氏の作品をモチーフとしたエチケッタも有名で愛らしいですね。
今なお、当時からの醸造方法を守り続けているるエレガントなサンジョベーゼの極みのひとつ‥と言えるでしょう。なお、醸造を担当するのは重鎮ジュリオ・ガンベッリ氏となります。
基本的に優良年のみの生産‥いや不良年は造らない‥そんな感じですね。近年では、2002年、2005年は生産されませんでした。個人的には、2005年のキャンティ・クラッシコ地区のサンジョベーゼは好みなのですが、そこは考え方なんですね。
レ・ペルゴレ・トルテは、畑の標高は380m〜500mにある、樹齢が約10年、25年、35年、39年の畑から収穫された葡萄で醸されますが、そのほとんどは39年の古木からの葡萄となります。株密度は、畑毎に異なりますが、haあたり3200本、もしくは5000本で、コルドンとグイヨーにて仕立てられています。モンテヴェルティーネがラッダに所有する畑は合計15ha、その内の5haがレ・ペルゴレ・トルテとなります。
では、モンテヴェルティーネの公式サイトを見てみましょう。
■LE PERGOLE TORTE
planted in 1968, surface 2 hectares,
exposed towards N-NE
■MONTEVERTINE
planted between 1982 and partially replanted in 2008, surface 2.5 hectares, exposed towards SE-S
■IL SODACCIO
planted in 1972 and completely replanted in the year 2000, surface 1.5 hectares,
exposed towards SE
■IL CASINO
planted in 1999, surface 2 hectares,
exposed towards S
■SELVOLE
planted in 1997, surface 3.5 hectares,
exposed towards SE-S
■PIAN DEL CIAMPOLO
planted in 2003, surface 1.5 hectares,
exposed towards W-NW
■LA CASA
one part planted in 2000 and another part in 2008, surface 1 hectar,
exposed towards S
■BORRO AI COLLI
planted in 2000, surface 2 hectares,
exposed towards S-O
■VILLANOVA
replanted in 2010, surface 1.3 hectares,
exposed towards S
これを拝見すると、決してレ・ペルゴレ・トルテは、レ・ペルゴレ・トルテ畑単一‥ということではなさそうです。かつてイル・ソダッチオも単一クリュとしてリリースされていましたが、優れた畑のはず‥。そのヴェロネッリ誌の情報による5haは、2haのレ・ペルゴレ・トルテ畑のみならず、複数のクリュからの葡萄がブレンドされているようですね。とはいえ、植樹年を見る限り、最初の三つの畑に限定されますね。
それにしても、レ・ペルゴレ・トルテの畑の植樹は1968年というから凄いですね。続いて古い畑がイル・ソダッチオの1972年‥単一で詰めたくなる気持ちもわかります。
1999年以降、新しい畑を増やしているようです。なお、これらの畑の面積を合計すると17.3haとなり17.3haとなり、ヴェロネッリ誌の15haと差異が出ますが‥気にしない、気にしない。
収穫後のサンジョベーゼは、セメントタンクにて一日二回のルモンタージュを行いながら、約20日〜25日間のマセラシオン発酵(温度管理はしてません)、その後マロラクティック発酵もセメントタンク内で施されるんですね。合計18ヶ月の内、最初の6ヶ月はアリエ産のバリックで熟成されます。バリックは新樽比率1/3で、一年落ち樽1/3、二年落ち樽1/3となります。その後、スロヴェニア産と、アリエ産の550L〜1800Lの中〜大樽にて12ヶ月の熟成を経た後、セメントタンクにてアッサンブラージュされ酒質を均一にさせ、無濾過にて瓶詰されます。
まだイタリアワイン評価誌の点数などはこの年末に発表される2011年度版‥ということになりそうですが、2007年も間違いないでしょうね。
さて‥楽しみなのは‥今年はどんな女子なのか?ラベルですね。今年は珍しく紫色がポイントかな?ちょっとキツそうな表情にも見えますが、帽子を被ってるのか?髪の毛は描かれておらず‥この首もとに何か巻かれているのは、ちょこちょこあるかな‥。今年は、ちょっとポテっとエロい唇となっております。さて、本来は表ラベルな文字列に記載されるアルコール度数は13度となります。なお、一部のラベルに汚れがございます‥顔が命なんですが‥輸送時のものでこればかりはなんとも‥。ラップ巻いてくれるといいのにね。
2006年をリリース仕立てに飲んでおりますが、レ・ペルゴレ・トルテ特有の取っ付き難さは、その全開!と感じさせない開き様、その牢固なミネラルと相まって、リリースすぐに飲むべきワインでもないな‥という印象でしたので、この2007年は毒味なし‥でございます。
レ・ペルゴレ・トルテに関しては‥熟成させたいですね♪(と言いつつ‥待ってらんないんだけどな‥)
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