Cerasuolo di Vittoria 2007 Valle dell'Acate
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チェラスオーロ・ディ・ヴィットーリア・クラッシコ 2007 ヴァッレ・デッラカーテ
《イタリア/シチリア/赤/ネロダヴォラ70%、フラッパート30%/ミディアム》
南シチリアはラーグーサ県、アカーテ地区に居を構えるのが‥このヴァッレ・デッラカーテ。創業は1981年で、元々は親戚5家と、他の3家での協同組合でしたが、1990年にヤコノ家の所有となりました。この地の、地ワインと呼ぶべき銘柄は、1973年にDOCに認定され、この2005年にシチリア初のDOCGに昇格認定された「チェラスオーロ・ディ・ヴィットーリア」なんですね。チェラスオーロは、チェリーの意。
チェラスオーロ・ディ・ヴィットーリアをDOCGに昇格させるために、それを造る組合長を勤める、ヴァッレ・デッラカーテのエノロゴであるジュゼッペ・ロマーノ氏や、ヤコノ家の跡継ぎ‥ガエタナ・ヤコノ女史は尽力してきました。
とはいえ、DOC時代と、DOCGに昇格後‥何が変わったのか?となると、キャップシールにピンク色のDOCGの帯シールが貼らるようになりましたが、ヴァッレ・デッラカーテのそれは、クラッシコの表記が可能なんですね。DOCG法では、特定の古くからある地域のそれには‥とのことですので、さすがチェラスオーロ・ディ・ヴィットーリアの先駆者‥この2007年は、赤文字‥しかも堂々とクラッシコの記載となりました。また、DOC時代からの伝統的なネロ・ダォラ60%にフラッパート40%のセパージュ比率でしたが、公式サイトを見ますと、ネロダヴォラ70%、フラッパート30%と改められております。
DOCG法を見ますと、ネロダヴォラ(カラブレーゼ)が50%〜70%、フラッパートが30%〜50%と規定されておりますので、その幅でビンテージによってセパージュ比率は変更があるかもしれません。残念ながら、この2007年がネロダヴォラた60%なのか?70%なのかは不明ながら後者とさせていただきます。
何も変わりはありませんが、生産者である当の本人達にとっては、評価される‥ということは嬉しいことで(DOCGに認定されること=評価されるとした場合ね)、数年前に一度ガエタナ・ヤコノ女史(綺麗でパワフルなお姉さん)とお食事させていただいた際にも、DOCGに昇格が決まったことを自慢げに‥嬉しそうに話していたのを思いだします。
アカーテ地区でもそれなりの規模を高品質を誇るヴァッレ・デッラカーテ社は様々なワインを醸しておりますが、やはり基軸はこのチェラスオーロ・ディ・ヴィットーリアとなりますね。西野嘉高もかなり前から定番で扱っているワインとなります。
ネロ・ダヴォラが、シチリアを最も代表する赤葡萄品種であるのはご存知のとおり。では、フラッパートとは‥このラグーサ周辺で栽培される土着品種で、単一ですと、フローラルで軽めに造れることが多い品種です。(ちなみに、ヴァッレ・デッラカーテでは、フラッパート単一のワインも醸しています。ロゼ的に使うならあり。)
そんな相反するような強い葡萄と、繊細な葡萄のブレンドで出来上がるチェラスオーロ・ディ・ヴィットーリアは、お互いの長所を引き立たせ、不足分を補う‥なんてバランスのよい酒質になるのが‥絶妙♪フラッパートはステンレスタンクで12ヶ月熟成、ネロ・ダヴォラはバリックで12ヶ月熟成されるそうです。ネロ・ダヴォラ単体のワインのような濃さや、エトナのネレッロ・マスカレーゼ的なエレガントさではなく、バランスの良さが持ち味。実は、脂の乗った魚とも‥な幅広い相性が期待できるのはシチリアらしい赤でもあります。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
やや怒り肩のボルドー型。ラベルは、白地に上辺が黒地という‥ある意味GAJA的なデザイン。描かれた農夫の絵は同じですが、やはり赤のCLASSICOという文字が誇らし気ですね。古くからチェラスオーロ・ディ・ヴィットーリアに尽力してきたヴァッレ・デッラカーテの功績の証かもしれません。キャップシールにはDOCGのピンクの帯封。コルクはまぁまぁの質の4.5cm。バックラベルに記載のアルコール度数は13.5度。グラスはオヴァチュアです。
深く鮮やかなルビーレッド。エッジに小豆色。香りはよく開いていますね。フラッパートからか‥甘味のあるスミレのフラワリーな香り。クリーミーな樽香、アメリカンチェリー、ブルーベリー、セミドライのイチジク‥カシスなど‥なかなか複雑な果実の香りと、紫‥そして白の花びらの香りのバランスが楽しい。
口に含みますと、とてもやさしい膨らみが口の中を満たす。ちょっと乳酸ちっくなミルミル的な味わいが、香りとともに、クリーミーに感じさせ、酸味もマイルドで、しんみり‥じゅんわりとすでに‥。ミディアムボディですが、香りが強めなので、満足感ありますね。輪郭も優しい。
旨いなぁ。
2007年も旨い。2007年はスミレや紫のバラの香りがとてもフラワリーですね。チャーミングな赤い果実達の酸味と、紫色をした果実の味わいがいいですねぇ。余韻に品種の個性‥。非常に飲みやすいですね‥ストレスがありません。このフラワリーな香りはワイン単体でも楽しめます。
プロフェッショナルのためのイタリアワインマニュアルを読むと、チェラスオーロ・ディ・ヴィットーリアに合うお料理として、ファルスマーグル(ファルソマーグロ)と呼ばれる、牛肉、豚肉、玉子、チーズを使って蒸し焼きにしたミートローフ‥が紹介されてますね。うん、旨そう。
紫と白の花の中に、ちびっとだけ黒糖。二杯目からは乳酸ちっくな部分は控えめに‥空気を含ませると、どんどん良くなりますね。油分のある植物‥うーん、なんて例えるのかなぁ。個性的ですが、癖ではない‥含み香‥鼻に抜ける香り花弁、スパイス、でも、紫色で濡れ濡れ。
以前のビンテージの比率‥ネロ・ダヴォラ60%よりも、70%と10%増しですが、フラッパートが効いてますね。濃い濃いネロ・ダヴォラ主体とは一線を描く酒質です。
二日目です。グラスはオヴァチュア。初日同様のスミレやバラのようなフラワリーな香りが華やかですが、落ち着いてきましたね。チェリーやベリー系の果実香とのバランスもさらによくなってきました。
口に含みますと、まとまりと深さが増してきたのを感じます。含み香りにもスミレですが、サンジョベーゼのスミレとはまた違う‥紫の濃さを感じますね。タンニンも甘味があり、酸味もほどよく十分ですが、相変わらず輪郭が優しいので、今すぐのんでストレスのない飲み口。美味しいですねぇ。2000円以下というのは嬉しい。
ネロ・ダヴォラとフラッパートが上手く融合していますね。鼻に抜ける際のスパイスがまた個性があっていいねぇ。
海を感じるか?と、問われたら、あまり感じません。でも、フラッパート単体もそうなんですよねぇ。でも、案外、海の幸と合っちゃうのがシチリアのワインの凄いところかもしれませんが、これだけフラワリーだと、魚じゃなくね?と、思うと、やはりミートローフって合いそうな気配。ミートローフなんて作らないからハンバーグでいいような気もします。
三日目です。グラスはオヴァチュア。二日目よりもさらにスミレの香りが馴染んできました。味わいは同じかな‥。酸味も美味しいままで‥うーん、使えますねぇ。軽く苦味が出て来たかな?とも、感じますが十分グラスで使えるかと思います。とてもまろやか‥にもなってきましたね。十分美味しい。どんどんネロ・ダヴォラらしさが出て来たのかもしれません。渋味もキッチリしてて好感が持てますね。
グラスの中で、まだまだ旨くなります。チェラスオーロ・ディ・ヴィットーリア‥シチリア唯一のDOCG。フラッパートを混ぜて初めて‥な規定は、モダナイズされたネロダヴォラ単体の濃い濃い系とは一線を描く‥滋味があります。これぞDOCGなのでは?
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