Langhe Nebbiolo 2010 Negro
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※希望小売価格2835円(税込)→通常特価2280円(税込)→と特別価格1980円(税込)
ランゲ・ネッビオーロ 2010 ネグロ
《イタリア/ピエモンテ/赤/ネッビオーロ/ミディアム》
ロエロ地区に葡萄園を持ったのが1670年と言いますから老舗にも程がありますね。これぐらいの歴史ある生産者となると、元々は葡萄栽培農家が主であったことがほとんどかもしれませんが、このネグロは当時からワイン醸造もしていたようです。ロエロ地区はモンテウ・ロエロが中心となりますが、バルバレスコ地区にはバサリンや、カッシノッタと呼ばれるクリュも持ちます。ネッビオーロからなるロゼのスプマンテ‥なんてのもありますし、アルネイスのパッシートも‥。頂いたカタログには、紅白泡などを含め20種類ものワインが記載されています。ただし、ネグロ家が所有する畑は60ha程度となり、クリュを名乗るワインが多いこともあり、各ワインの生産本数は決して多くありません。
ロエロ地区と言えば、マッテオ・コレッジャやマルヴィラ‥彼らとの違いを質問してみますと、バリックの使用率高く、彼らは比較的モダンな生産者…ネグロは大樽での熟成にこだわりを持つ伝統的なスタイル‥とのこと。その比喩として彼らはGAJA、我々はジャコーザ‥とも(どっちも素晴らしいんだけど、ちょっとちゃうのよ‥という表現ですね)。ただ、ネグロのクリュのロエロのエチケッタは上部に黒帯白抜きの文字ですので、まるでGAJAやん!!って突っ込みそうになりましたけどね‥。
さて、このランゲ・ネッビオーロは、海抜約340m‥モンテウ・ロエロ村、カナーレ村、の南、南西向きの約2.7haの石灰と砂質というロエロらしい土壌で、haあたり3800本の植樹で育てられた平均樹齢15年の比較的若いネッビオーロで醸されます。ちなみに、収穫量はhaあたり5.6hl。手摘みでの収穫の後、ステンレスタンクで約12日間の発酵時には、浮いてくる果帽を沈めす作業が施されます。その後、マロラクティック発酵が施され、50hlの大樽(20%)とステンレスタンク(80%)で熟成後、ブレンドされて瓶あ詰めされます。
実は、ロエロ・ロッソを名乗れるスペック。ながら、ロエロ・ロッソはあえて名乗らずにランゲ・ネッビオーロとしてリリースされています。その理由は、本拠地であるロエロ、ロエロ・ロッソを名乗るワインは、しっかりとクリュの特性を表現したクリュラインのみに‥というネグロ家の強い意志があるそうです。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
ブルゴーニュ型のボトルには、天使かと思ったら(羽の生えてない)小太りの子供か大人かサッパリわからんが、遠目から見れば可愛い何か。シンプルでいいですよ。ロエロ・ロッソになるとGAJAデナイナニカ‥になってしまうが。表記のアルコール度数は13.5度。コルクはまぁまぁの4.5cm、試飲会でのグラス(白ワイン用的ボルドー)も決して悪くはないし、このクラスはそんなグラスでも美味しくのめてこそだが、あえてブルゴーニュ型グラス。薄い小豆、とにかく秀逸なのは、このイチゴの香りなんだな‥。まるでネレッロマスカレーゼだし、まるでピノノワール。非常にピュアな甘味のあるベリーの果実がほんとっ楽しく香り高い。アルコールも感じさせないわけではないが、ザックリとしたハーブの詰め合わせのアクセントがさらに、イチゴ系果実の甘味ある香りを引き立てる。この香りだけでもブルゴーニュ型でたっぷりと楽しみたいもので、非常に好感が持てる。
口に含みますと、どこか(いい意味で)歯磨き粉的なミント、白い花、とてもキレイなミディアムボディで、酸味の質も悪くない。もちろん、開けたて‥一杯目よりもその先にグンと旨味がでるのも経験すみであるが、ブルゴーニュ型グラスで間違いはない。確かに若樹っぽさはなくはない。カベルネ的青さではないが、価格を考えれば、オツリがくる妥当さで、若いネッビオーロの楽しみが存分に表現されていると思う。大樽が20%含まれるが、ステンレスでの仕上げは、その品種の本質がよく現れ、隠蔽工作が不可能‥とも言える。
試飲会では、そう例えるイメージが湧かなかったのだが、ネレッロ・マスカレーゼ好きにはもってこいのネッビオーロ。そう思うとネレッロ・マスカレーゼの地位も向上したものだ‥とも思う。粘着するタイプではなく、あっさりとした余韻ではあるがそこにシツコサはない。
そう、イチゴばかりが顕著ではない。砂質土壌特有かもしれないバラの甘味もそのイチゴと感じさせる要素に溶け込んでいるし、スモモのニュアンスもさらにチャーミングさを強調してくれて美味しい。
二日目もブルゴーニュ型グラス。初日ほどイチゴやスモモ的チャーミング系の香りは顕著ではなく、石灰質な土壌を彷彿とさせる香りも交差しながらまとまってきた印象。さっそく口に含みますと、旨味が増してとてもマロやか‥20%の大樽のやさしい樽の風味も溶け込んで感じますね。ロエロというよりは、バルバレスコっぽさを感じる部分もある。終盤に鉄分はきっとミネラルの一種かと思われるが、スワリングすると、どこか血っぽさも感じるな。初日のイチゴやスモモのチャーミングさがないわけではないが、二日目は、セブンティーンな少女達の10年後的でもある。それにしても2010年のワインとは思えない落ち着きも出て来た。
三日目はグラスをオヴァチュアにサイズダウンしてみる。ふわりと石灰質な香り、全体的に二日目と差は感じられず、輪郭はやさしい口当たりで甘味を感じる。その部分に樽や、サクランボのコンポート的な甘味。ブルゴーニュ型グラスでもその体を保っているはずですが、三日目にしても崩れることはない。グラスをサイズダウンするのは補正下着的な意味合いもあり、そのワインの状況に応じて飲み手が美味しく飲む工夫は、愛でもある。2010年のランゲ・ネッビオーロとは思えないほど美味しい。
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