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Falerno del Massico Camarato 1999 Villa Matilde

カンパーニャ州の赤

	更新履歴 2012/05/22 販売価格 4,980円(税込) 在庫数 SOLD OUT
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ファレルノ・デル・マッシコ・ロッソ カマラート 1999 ヴィッラ・マチルデ
《イタリア／カンパーニャ／赤／アリアニコ80%、ピエディロッソ20%／フルボディ》


カンパーニャ州の銘酒と言えばタウラージで異論はありません。アッヴェリーノ県で産出されるタウラージにワイン法では、タウラージのみにDOCG格付が与えられていますが、それに匹敵する銘酒を生むDOCがあとふたつ‥。ひとつはベネヴェント県のアリアニコ・デル・タブルノDOC、もうひとつはファレルノ・デル・マッシコDOCで間違いありません。いずれも（その赤は‥）アリアニコを主体とし、セパージュ比率的にはなんらタウラージと変わることがないとも言えます。

今回ご紹介するのは後者‥ファレルノ・デル・マッシコの雄、ヴィッラ・マチルデの作品。葡萄園（醸造所）は、本拠地となるサン・カストレーゼ・エ・パルコ・ヌヴォーヴォ以外にも、ロッカ・デル・レオーニ葡萄園（比較的低価格帯を産出）テヌータ・ディ・アルタヴィッラ（タウラージも産出）の三カ所となりますが、もちろんファレルノ・デル・マッシコを名乗るは本拠地から。中でも、その赤の最高峰がこのカマラートなんですね。海抜150m付近の火山性土壌に1970年にhaあたり4500本の株密度、グイヨーの仕立てで植樹された葡萄達から良年のみ醸されるのがこのカマラート。約25度に温度管理されたタンクで20〜25日間の発酵と醸しを終え、新樽比率1/3のフランスはアリエ産で12ヶ月熟成されます。

アリアニコも熟成に時間を費やす必要のある堅牢な品種。できれば熟れた古酒を飲みたいところですが、決して玉は多くない。ヴェロネッリ誌2012年度版には、数年前から2006年ビテンージが掲載されたまんまになってる模様‥日本市場は、2004年あたりがまだ入手可能ですが、（ギリギリ最後ながら）90年代ともなれば希少となりますな。

さて‥状態は、現在のそれとは違う（シンプルな）ラベルデザイン。ボトルは専用で肩部に紋章の凸モールド。クリーム地のラベルは薄ら汚れや、角に捲れがないわけではないが気にならないレベル。キャップシールはすべてのボトルでくるくると回り、液面も揃って問題のないレベルで液漏れはありません。エッジにかろうじて赤が見えますが、まだまだ暗く、真っ黒。底部の澱すら見えませんが、6本木箱での入荷により、長らく寝かせて保存されていたのを伺わせるネック部分に澱が一筋。状態は問題ありませんね。