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Chianti Classico Riserva Le Baroncole 2009 San Giusto a Rentennano

トスカーナ州の赤 > San Giusto a Rentennano

	更新履歴 2014/02/22 情報 追加入荷分 販売価格 3,980円(税込) 在庫数 SOLD OUT
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キャンティ・クラッシコ・リゼルヴァ レ・バロンコーレ 2009 サン・ジュスト・ア・レンテンナーノ
《イタリア／トスカーナ／サンジョベーゼ97%、カナイオーロ3%／赤／フルボディ》


コルクはお尻にも頭にも年号が刻印されていますね。なかなか弾力と張りのある良いコルクはバロンコーレになると5cmとなります。グラスはヴィノムのボルドー型にしてみる。そうそう、リゼルヴァともなれば樽香を感じるのは当然で、フランス産の樫樽で20ヶ月の熟成を経たバロンコーレは、軽く‥ほんの軽くローストした樫に、ヴァニラな甘味がモカ的に溶け込みある樽香がある。果実香はスタンダードなキャンティ・クラッシコのフランボワーズや、スモモを踏襲しつつも、熟した（ジャミーではない）ブルーベリーやカシス、さくらんぼ系の果実にスミレの密度の高い香りが交差する。香りからして、スタンダードなＣＣよりも密度の高さ‥つまり濃さもあるのが伺える。口に含みますと、とてもシルキーな輪郭、ヴァニラがスモーキーで甘味ある香味はまるでブランデーケーキに生クリームの様。確かに、14.5度という高いアルコールを感じるが、飲み口は熱くないのよねぇ。ここが近年良くなった部分だと思う。表記にはフルボディと書いてあるが、フルボディ・マイナスまたはミディアム・プラスなのがこの一杯目。

スタンダードなキャンティ・クラッシコよりも、厳格な構成感を感じるのは渋味と酸味の質量かもしれない。リゼルヴァ（ひとクラス上）飲んでるな！を実感。樽香はなにも甘味だけではない。落ち着いてくると木質な樽香、杉などの乾いた感じがあえて濡れる香りが素敵。余韻も長くなりますね。旨味がありしなやかな酒質。サン・ジュスト・ア・レンテンナーノも数年前からバックラベルにオーガニックやビオロジカな認証を入れるようになりましたが、そこらへんもこのリリースしたてからのやわらかさに貢献しているのかもしれません。もちろん、実はリゼルヴァは1年余分に熟成もされているわけで、リリースしたてからでも1年分余分に早く飲めると解釈しても良いわけですが、すんなりと飲めちゃうし美味しいのよねぇ。

ふぅ。時間経過で、どんどん美味しくなってきた。タンニンがほんと美味しいよねぇ。甘味が大人しくなってくると貫禄を感じるね‥貫禄を。さらに余韻も長くなってきた。酸味は猛烈にジューシーだしつゆだくだよ。

二日目のまとまりは深い。ふわりと樽香はあくまでもアクセントで、サンジョヴェーゼの果実の香味がミナギル。渋味と旨酸っぱさのジューシーつゆだくは理想的。うん、アルコールが暑苦しくない。グラスもヴィノムのボルドーだが負けてはいないし、この酸の質、レベルを考えると大き過ぎないブルゴーニュ型も一考かもしれない。こうなるとビステッカも理想的だが、脂身の美味しい豚肉のローストも捨て難い。いや、トマトソースならなんでもいいかもしれない。なかなか2009年は構成が厳格。どこか冷ややかな部分もあり過熟感はない。（2012年8月）